【ゴミ人間】著:西野亮廣 感想と響いたところ
こんにちは(*^^*)整体×ヨガのプライベート隠れ家サロン【Refresh Labo R.I.T.】整体師の伊藤です(^^)/
本日は【ゴミ人間】西野亮廣さん著
より、響いたところ紹介していきます!
西野さんといえば、【えんとつ町のプペル】が話題で、
「絵本の分業制」という、業界初の斬新な試みや
「絵本の前ページ無料公開」「クラウドファンディング」「オンラインサロン」
と次々と世間を賑わす試みをされていますね!
昨年12/25公開の「映画えんとつ町のプペル」も絶賛公開中で話題です!
本書は、そんな西野さんのこれまでの活動に関する【エッセイ集】ということで、
いろんな挑戦の裏側や西野さんの心情がギュッと凝縮で綴られています。
なんか話題だけど、西野さんのことを正直あまり知らない・・・
という方でも、この一冊でファンになること間違いなしの一冊だと思います(^^♪
では、この本の中で個人的に響いた文章と、感じたことを僕なりに書いていこうと思います(*^^*)
【山に登って絶望を見た】より
___「競争に参加した時点で負けが決定している」___
「キングコング西野」といえば「はねるのトびら」
僕もよく見てました!
お笑いの世界に飛び込んで大躍進をつづけ、大抜擢され始まった当番組で西野さんは一躍有名となり、
同世代の芸人の誰よりも早く出世します。
同世代の誰よりも早く山を登りました。
しかし、その山の頂上からみえたのは、
タモリさんや、たけしサンや、さんまサンといった偉大な先輩方の背中で、彼らのことを追い抜いていませんでしたし、
そのまま続けても追い抜く気配もありませんでした。
___良いソフトを開発すればするほど、ハードにポイントが入ります。
___「一番」を目指すのならば、競争に参加するのではなく、競争を作る側」(ハード)にならなければなりません。
「一番」を目指す西野さんは、この気づきを得たとき
テレビから足を洗うことに決めたそうです。
この決断で、「ひな壇に出ない」ということで沢山の芸人仲間や視聴者・ファンだった方から叩かれてしまいます。
すごい決断ですよね。確かに周りから見れば
「うまくいってるのになんで?」となると思います。。
が、西野さんはその頃すでに先を見据えていたんですね~!
山を登り切らないと見えてこない景色です。
そこが「期待外れ」だったときに「じゃあ他の山登ろう」と切り替えられるのがすごい!震えます・・
テレビを降りて、何をしようか。と考えていた西野さん。
そんなときタモリさんから「お前は絵を描け」と言われ
「絵本作家」を目指すことに決めます。
僕は「今この時点で世界中の絵本作家さんに勝っているポイント」を割り出して、そこを軸足にして、絵本製作を進めることに決めました。
急に?!と思いますが、西野さんのタモリさんへの信頼感がすごいです。
飲み屋での、急なその一言から「絵本作家」への転向を決め、
翌朝から絵を描き始めたそう。
タモリさんも、何者?って感じです。(笑)
絵本作家を目指すことに決めた西野さんですが、
今まで絵を描いてきたわけでもなく、素人の状態からスタート。
普通なら、あまりに厳しい状況に心が折れそうなところですが、
超ポジティブな発想の転換をしていきます。
一つだけ、素人の僕がプロの絵本作家さんに勝っているポイントがあります。「時間」です。
プロの絵本作家さん(専業家)は”絵本の売り上げ”で生計を立てている。
一つの作品に時間をかけすぎていると、生活ができなくなってしまうため
コンスタントに作品を作りづつける必要がある。
当時、「テレビを降りる」とはいっても、
引っ張りだこだった西野さんは急にすべての番組を降りるわけにもいかず
「絵本作家」を目指しながらも「テレビでの収入」もある状態。
この「複業家」状態に勝機を見出します。
「専業家」には時間の自由がなく、「複業家」には時間の自由があります。
場合によっては、複業家は、一つの作品を仕上げるまでに10年かけることだって可能です。
____つまり、「完成させるまでに数年間かかってしまう絵本」を選んだわけです。
その絵本は、プロの絵本作家さん(専業家)には作ることができません。
「才能」や「センス」の問題ではなく、物理的な問題です。
この選択によって「専業家の絵本作家」の競争ではなく、
「専業家の絵本作家が手を出せない」フィールドで勝負にでます。
「急がばまわれ」を地で行くような感じですが、
発想の転換がすごいです。
ご本人もvoicyなどで「負ける戦はしない」とよくおっしゃっていますが
「勝てる場所を探す」嗅覚がすごいですよね。
この考え方は、あらゆるところで転用できそうです。
メモメモ。。。
【育児放棄をした過去】より
どれだけ素晴らしい作品を作ったとしても、それがお客さんに届かなければ、作ったこととしてカウントされません。___
___「作るだけ作って、売ることは他人に任せています」というスタンスは、一見するとクリエイターのあるべき姿のようですが、実際のところは、「育児放棄」です。
絵本作家になることを決め、ボールペン1本で制作にとりかかり、
最初の作品「Dr.インクの星空キネマ」は、4年以上もの歳月をかけ完成。
2作目も、およそ2年もの歳月をかけ描き上げますが、結果は思うようにいきません。。
(とはいえ、絵本で2万部のヒットです。)
悔しかったのは、それが作品の評価ではなく、「作品が世間に届いてすらいなかった」ということです。
この結果から「お客様に届いて、はじめて作品は完成する」という考えに行きつき、
ここから世間を賑わす天才マーケッター西野さんが生まれていきます。
僕は、作品の親でした。
___誤解されてもいいし、日本中から殴られてもいい。
ただ一つ。我が子だけは絶対に守る。
子供が一人で生きていけるようになるまで育て上げる。
それが親の務めです。
この話を聞いただけでも、西野さんが作品にどれだけ想いを込めて作っているのかが伝わってきます。
きっとすべてのクリエイターさんは「作品の親」という気持ちだと思いますが、
こうして言語化して”制作の裏側””制作者の想い”を伝えることが人の心を動かすんだ、と気づきも与えてくれるエピソードです。
ここからは、さすがの分析力です。
「売る側」からでなく「買う側」から、”売る方法”を思案していきます。
普段、僕が何を買って、何を買っていないのか?
___「買ったことがあるもの」と「買ったことがないもの」の線引きは単純明快、「生きていく上で必要であるか否か」でした。
ここまでは思いつきそうなものですが、ここからさらに分析を深めます。
「作品というものは生活必需品じゃないから売れないんだ」
そう結論したかったのですが、残念ながら売れている作品があります。
僕自身、過去に買ってしまった作品があります。
西野さんが「買ってしまった作品」とは、
広島・宮島の、「宮島」と書かれたペナント!
(完全に余談ですが、僕は広島出身ですのでちょっとテンションあがります)
僕たちは「作品」にはお金を出さないけど、「おみやげ」にはお金を出しています。
そういえば、どれだけ時代が進んでも、世の中から「おみやげ屋」はなくなっていません。
となると、絵本を「おみやげ」にしてしまえばいい。
作品を「おみやげ」にするためには、その前の「体験」が必要です。
___僕は、全国どこでも誰でも「にしのあきひろ絵本原画展」を開催できるようにしました。
「絵本」を「おみやげ」へと変えていったわけですね!
こうなってくると、「作品」の持つ意味や価値はガラッと変わっていきます。
すごい発想の転換・・震えます!
どんな業界であってもこのように「商品の意味や価値を変える」ことができれば面白いことになりそうですよね!
「別の届け方はないか?」というアンテナを張って活かしていきたいと感じました!
まとめ
本書はまだまだ続きますが、響いた部分が多すぎて
全部引用しなきゃになりそうなので、今回はこの辺で・・・
ご紹介してきた部分は、ほんの序章で、
ここから現在の映画公開に至るまで
沢山の想いやアイデアが綴られてる【ゴミ人間】
ぜひおすすめの一冊です(^^♪
選読のご参考にしていただければ嬉しく思います(*^^*)
最後までごらんいただきありがとうございました!
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