理想の自分、幸せな人生…未来にそんなものは待っていない
僕が心理学学校に行ってた時、
先生の言ってたとても印象的な言葉があります。
その学校は心理学学校ではあるものの、先生やカウンセラーを目指す人達よりも
自分自身を変えたい
という思いで集まる人の方が多い場所でした。
まぁ実際に学校自体もそうした人達に向けたPRをしてるので、それは学校側も理解してます。
ですからその学校で入門コースを経た後にプロコースに行く人達はほとんどみんな
自分を変えたい!変わりたい!
そう思って行きます。
しかしプロコース全27回(約10年前)に通って行く中で、僕自身もそうだったのですがみんなが似たことを感じ始めていました。
自分、本当に変われてるのかな?と。
最初の10講座目くらいなら変化が無くても仕方ないですが、20回超えたあたりからは周りでもそうしたことを言う人達が増え始めていました。
かくいう僕自身も「変わりたくてここに来たのに、大して変われてないのでは…?」と思って焦っていました。
何せ残りの講座はあと僅かなわけですから。
そこで校長先生が残り数講座の時にこう言ったのです。
「皆さん、自分が変われてないと思って焦ってるんじゃないですか?」
これにはみんなドキッとしたと思いますが、おそらく過去にも生徒が似たような境遇になっていたから先生もそう言ったのでしょう。
そして続けました。
「皆さん…このプロコースを卒業すれば自分は変われる…人生変えられると思ってるんでしょう?
でもね…
何も変わらないですよ」
そしてこう続けました。
みんな遠い場所…遠い未来…今ここではない場所に素敵な未来や幸せが待ってると思ってる…
だから今の状況、今の自分を変えたいと思ってる。
だけどね、それは幻想ですよ。
理想や幸せは遠い未来のどこかに転がってて、探すものじゃないんです。
我々が生きてるのはあくまでも"今この瞬間"です。
ですから"今ここ"の自分をどう生きるか…それでしか人生は変わっていかないんです。
はい…約10年前なので一字一句同じではないですが、大体こうしたことを言っていました。
僕のみならず、この言葉には誰もが衝撃を受けてたのを覚えてます。
そして同時にこうも言ってました。
「なんか、すごく心が楽になった」と。
かくいう僕もそうです。
やはりみんな焦っていたからです。 せっかくここまで頑張ってきたのに、これで変われなかったらどうしよう…と。
でも現実は先生の言うとおり、
人生が急にパッと変わって理想の自分になってるなんてことはありませんでした。
我々が生きてるのはあくまでも1日1日の自分。
その1日を積み重ねているだけなのだから、まるで映画やアニメのように突然パッと変わってるなんてことはあり得ないんですよね。
しかし僕がそうだったように世の中を見てると多くの人々がそのように苦しんでると思います。
特に僕みたいに絵を描いてる人物からすると"神絵師"とか目指してる人をよく見かけます。
そしてその理想と現実のギャップに苦しんでる姿を見るのも…
僕は先日、noteにこんな機能があったことを知りました。
それが「アクセス解析」
単純に閲覧数を見れる機能ですが、僕はそれがあることを知りませんでした。
そしてそれを見てみると…例えばこちらは週間アクセス数⬇️
1週間で1369件、1位の記事だと151件、
そして昨日更新の記事は、なぜか普段はアクセス50~60件くらいなのに100件近くありました(これは本当に意味がわからないw)⬇️
これで何が言いたいのかというと、
僕はこのアクセス解析の機能を知るまで、漫画以外の記事は3~5人くらいしか見てないだろうと本気で思ってたということです。
しかし蓋を開けてみたらこんなに見られてると知り、本当に驚きました。
そしてここで肝心なのが、
僕はアクセス数が3~5人だと思っていたにも関わらず毎日更新していた、という点です。
アクセスが多ければモチベが上がって更新頻度も上がるのは普通だと思います。
しかし僕の場合は3~5人しか見てないだろうという前提であったにも関わらず記事を毎日更新していました。
つまり大きな理想に囚われることなく書き続けていたら、結果として今ビックリするくらいのアクセスがあるということです。
もちろん、今後もこんなアクセスがあるとは限りませんし、落ちることもあるでしょう。
しかしそれでも僕は淡々と更新を続けると思います。
なぜなら僕は未来の理想の自分や、人気で幸せになってる自分を追っていないからです。
ただ、"今の自分を生きてる"
"今の自分ができることをやってる"
だけだからです。
そうすると、結果的に自分の予想してた10倍以上のアクセスがあった。
だからね、神絵師目指してる人とかもそうですし、誰もがそれぞれの色んな理想を掲げてるとは思うんですけど
その理想を掴みに行こうとするとドツボにハマると僕は思います。
心理学学校の先生が言っていたように、
未来にある輝く自分像、理想像、幸せに囚われると現実とのギャップに苦しむだけだと僕は思います。
実際、僕もその教えを受けていたにも関わらず数ヶ月前にもそれがぶり返して苦しんでましたから…(もちろん頻度は着実に減ってまさしたけどね、時々出てくるのは仕方ない)
でも今はブログのアクセス数も知り、その先生の言葉も思い出し、改めて"今ここを生きる"ことの大切さが身に染みました。
(by 心理学学校の先生の言葉↑)
だから幸せも理想も未来を追うのではなく、
とにかく今できること、楽しめることをやっていきたいと思いました。
その方が夢や理想を追ってた時よりも確実に楽しいし精神的にも充実してます。
理想を追い過ぎると現実とのギャップにやられてモチベが下がって、結局何もできなくなっちゃいますからね。
それなら理想に囚われずに毎日淡々とやれることやった方が自然と付いてくるものはあると思います。
そして面白いことに、僕は子供の頃は漫画家になりたかったのですが
20歳前後の時にその理想を追うも、現実的な厳しさに打ち砕かれて諦めてしまったんですよね。
でも、ですよ?
今の僕って結局、漫画家と認知されてんじゃね?
自分のこの苦しみを解放するために…やれることはなんだろう、って追い詰められて考えて…
理想もクソも無く、ただ今自分ができることを絞り出したら"自分の生涯を描く"ことしか残ってなかった。
自分の今できることをやったら、結局子供の頃の夢だった漫画家(真似事であっても)をやっていた
理想を追ってもできなかったことを、今の自分ができることをやろうとしたら結局それは理想と繋がる世界に入ってた。
だからすごいですよね、
人生の仕組みというか、不思議な運命のような…
でも僕が理想にこだわってたら間違いなく漫画の世界には入っていませんでしたよ。
まぁもちろん理想を追うことでモチベが上がる人もいるし、夢を叶えて幸せになる人もたくさんいると思います。
でも不思議なことに大抵、そうした夢を叶える人って努力して追い続けて叶えるよりも、動機は理想を追うことから入っても、途中から肩の力を抜いてやったら上手くいっちゃったって人が多いんですよね。
ですからもし理想を追って苦しくなるくらいなら、僕はそんなもの捨てて今できることや今の自分をどう生きるかに気持ちを向けた方がいいと思います。
"今ここ"の自分を生きることによって、ある日ふと振り返った時に気付く…
それが小さいけど素敵な"変化"だと僕は思います。
PS.
今日はエッセイ漫画の構図が降りてきてようやく半分くらい描けました!
何とか1週間以内には再開したいところ♪
とりあえず描いてきます👍
ではでは今回も読んでくださりありがとうございます🙌
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