
ソーシャル・スタディをむすめちゃんに学ばせようと試みたらこうなった
うちのむすめちゃんがNY市立の小学校で学んでいる教科のひとつに、ソーシャル・スタディというものがあります。
歴史、地理、経済、公民、公民権、政治、道徳を総括し、Social Studies(ソーシャル・スタディ)と名付けているようです。
NY市立の学校では、Pre-K(4歳)から12年生(高校3年)の間にソーシャルスタディを学ばせることで、
「常識あるアメリカ人/ニューヨーカー」になるようにカリキュラムが作成されているようです。
このソーシャル・スタディ。
「昭和の日本での義務教育」を受けたわたしにとっては、大変興味深い。
しかし、むすめちゃんに教えるとなると別。
とても難しいです。
2020年。ジョージ・フロイドさんの死に対する抗議デモが激しく行われていた頃。
むすめちゃんの学校から、保護者に向けて手紙が送られてきました。
要約すると、
「子供達の気持ちを聞いてあげてくれ」
「人は平等であるべきだと話をしてくれ」
「会話をして、アクティビティをしてくれ」
みたいなことが書いてあったのです。
なかなか難しいことを言いよるな、学校さんよ・・・。
とはいえね、長いこと学生してましたから、わたしだって少しは読んで勉強してますよ、アメリカでの差別に関するエッセイや小説を。
差別をする人間・社会と言うのは、その以前の世代から受け継がれているものが大半で、あとは、教育不足、狭い視野がもたらしているものなのかなと個人的には感じています。
パワフルな抗議デモの様子を見ながら、差別は良くないものである、差別を見つけたら(されたら)、抗議してよいものである、ということを、これからの世代であるむすめちゃんに教えるには、たしかに良い機会だとは思いました。
みなさんなら、現在全米で起こっているこの抗議デモを、差別を、こどもにどう説明しますか?
我が家ではこうなりました。
まずは、いまの抗議デモの経緯を話そうと試みました。


話が脇道にそれてしまう癖があるわたし。
むすめちゃんの言葉により、余計な脇道に入り続けて、本題に戻ることはできませんでした。
作戦変更。


いち白人(ダディ)に、「不健康な食事はだめです!」と抗議していました。
…なんで、こうなったんでしょう?
「抗議する権利がある」ということはなんとなく学んだようなので、これからなにかにつけ、抗議されそうな予感はしてます。
分かりやすく教えることのできる先生たちって才能ですよね~。
この場を借りて、
(一部のやる気のない先生を除いて)先生方、本当にありがとうございます。
「教えること」「うまく説明すること」に才能を見出せないらいさわは、
とりあえず地道にむすめちゃんと一緒に本を読んで勉強しております。
この記事は、2020年の7月より、らいさわブログに公開していた記事を加筆・修正したものになります。
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