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落語とヒップホップの精神性が融合!?「真打登場/星蓮威」

ご無沙汰しております。スポークンワード・アクティビスト/ヒップホップMCの星蓮威 (ほしはすい)です。

「日向坂46から見る日本の休養観」 以来の投稿となります。

定期的に何かを執筆しようと思っていた、、のならよかったのですが、そう思う暇もなく別の制作に時間を費やしておりました。これまでメインの活動としてやってきた音楽制作です。ついに完成しました。私自身最多15曲収録の作品「真打登場」。

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12月22日よりダウンロード&ストリーミング配信開始となりました。まずは15席お付き合いください。で、年明けて2022年1月中旬には、①CDと②ライナーノート(歌詞解説や制作背景の記録)を発売します!予約はコチラ

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より踏み込んだ話は、後々複数回に分けて投稿していこうと思います。

さて、15曲収録の今作ですが、実はTr.9 仲入り を分岐点として雰囲気が少し変わります。前半はここまでやるか!と言わんばかりの社会風刺、後半は僕自身の苦悩の日々やストーリーなどを綴った流れとなっています。内容はもちろん濃く、あらゆるトピックにかなり踏み込んでいるため、聞き流しで楽しめる作品ではないかもしれませんが、その分我々が日常や社会で見過ごしてしまいがちな違和感に気づくきっかけになると思います。また、個人的な噺も収録した後半では、魂が揺さぶられるはずです。

そんな真打登場は、タイトルの通り、アートワークの通り、日本の芸といえばの落語要素が強いです。それもそのはず、社会風刺をとことんする、ということで、今作は落語の要素の一つ「世相を斬る」をテーマに作ってきました。すなわちそのテーマが、今作に適用した落語の精神性です。

で、ここでヒップホップの精神性の話です。歴史的には、自由や権利を取り戻すための手段としてヒップホップは素晴らしい役割を果たしました。中でも今回重視したのは「表現の自由」です。ヒップホップ産業が著しく発展し、ビジネス要素が強くなった分、「売れる」「みんなが共感できる」「わかりやすい」「キャッチー」などの作品を作るために、表現の自由を自ら封じてきたヒップホップ・アーティストがたくさんいます。いやいや、それで「あいつはヒップホップじゃない」みたいな論調はおかしいでしょ。折角のヒップホップなら表現の自由を尊重してやりたいようにやっちゃおうよ。ということで、やりたいように皮肉ったり、個人的な噺をしたりしています。

そんなわけで、今作は「世相を斬る」そして「表現の自由の尊重」が主な制作テーマになっています。作品を聞いていると、そんな精神性が至る所に散りばめられていると思います。また、このような背景を2022年1月中旬発売のライナーノートに存分に記録していますので、そちらの媒体でも作品を楽しんでください。よろしくお願いします!

それじゃまずは配信から!またここで!

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