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無症状な時間

無症状で無表情な人はいないだろう
感情をコントロールすることが人として重要なのはわかるが
それは無表情を作り、無感情を装い、無表情な振りをして
感情がコントロールされてるかのように偽る
誰かと付き合っていかなければいけない
誰かと何かをすることが前提でのこと
真夜中に目が覚めて一人で夜を満喫する
たまに猫が言い争い
近所の玄関の電気が無人でつく
こんな真夜中に通りすぎる車は
とても澄んだ空気の中を走る、その音は
とても軽やかに聞こえる
不快な信号も、不快な人の横断歩道も
無意味のように真夜中だ
感情は今が一番コントロールできる
この時間に詩を書きたくなる
新しい美しい言葉たちが生まれる
感情が無でない証として詩は生まれる
この無症状の時間が人になれる
唯一の時間だと気がつく
だけどこの時間は限られている
夜明けを感じだしたら
感情をコントロールする
自分が無感情を装い出すだろう
それはそういう世界で生きていくために
必要な症状なのかもしれない
また真夜中に目が覚めたら
また無症状な自分に会える
そして詩を言葉を生み出す
夜明け
また

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