身につけたい清掃習慣(5)
このシリーズは、3週目に入った。つまり、2週間が経ったわけであるが、台所のシンクや浴室の汚れはなくなって、きれいになっているだろうか?
とにかく、水分をその都度、こまめに拭き取ることが、清潔感を維持するとともに、汚れを溜めない秘訣なのである。
さて、今日は、トイレの掃除である。
誰もが小学校から高校までトイレ掃除は必ずといっていいほど、毎年のように経験したことだろう。
ただ、社会人になると、自主的な清掃を行っている職場に配属されない限り、トイレ掃除は日常的なイベントではなくなる。
一人暮らしなら、ズボラ生活をしていると、あっという間に汚れがひどくなる。
結婚したら、男は、立ってションベンするなと言われる。それを言われるということは、トイレ掃除を奥さんに任せっきりにしていることが多いはずだ。
そういう人は、一度、奥さんに代わってトイレ掃除をしてみるとよい。子どもが小さいとき、思春期に入ったときなど、「もうちょっときれいに用を足せよな」と愚痴が出るほど汚いことが分かるはずである。
では、自分も含めてどんなことに気をつけたらよいのだろうか。
まず、便座に座って用を足すのは、実に理にかなっている。本当に掃除が助かるのである。
ただし、それをしたからといって、便器まわりがきれいになるわけではない。多少の汚れは、特に便座の裏で目立つ。
排便時に下痢状態だったら、飛び散った汚物や汚水で明らかに便座の裏は閉口するほど汚くなる。
私は、トイレットペーパーの設置場所の下に、「水に流せるトイレクリーナー」(ウェットティッシュのようなもの)を常備している。
まずは、自分の排尿・排便時に、便座の表面や裏の拭き取りをトイレクリーナーでこまめに行い、便や尿とともに流す習慣を身につけたいものである。