「横浜市交通局」のホームページ

私は、日頃から多趣味で生きているが、企業や自治体のホームページは、よくチェックしている。

また、テレビのCMも、視聴者への訴求力という観点で、どれだけ考えて作られているかをみながら、楽しんでチェックしている。

最近は、使い勝手のよいアプリのほうに目が向けられがちだが、スマホ版の企業・自治体のホームページやテレビのCMも、工夫されている点が多い。

そんな中でも、私が特に惹きつけられたのが、横浜市交通局のホームページである。

例えば、トップページから「市営交通」→「地下鉄に乗ろう」の順にアクセスすると、なかなか見栄えの良いサイトであることに気づくし、列車走行位置がリアルタイムで分かるなど、興味深い要素が満載である。

昨日の記事で話題にしたが、PASMO定期券の案内もある。

宣伝効果を上げるためには、先ほども触れたとおり、「訴求力」(そきゅうりょく)が大切である。

視聴者や閲覧者にインパクトを与えるには、単に奇をてらった表現をするだけでは、長続きせず、一瞬の効果しか生まれない。

ユーチューバーで稼ごうとする人は、注目されれば何でもいいと思っているようだが、アクセス数が増えたところで、結局は何がやりたいのか見えないので、飽きられるのは時間の問題である。

やはり、これはしっかり考えて作られているなと、見る人に実感してもらえることが重要なのである。

横浜市交通局は、ちょうど職員採用案内も、スケジュールを提示して分かりやすく表に整理している。

個人的な感想ではあるが、素晴らしいと私は思っている。

マネをするのは良くないが、このような良い事例に出会ったときは、その事例の良さについて要因分析を行い、その事例をベースにして自分なりの工夫をいくつか積み上げていく。

そうすることで、また新たな魅力が生み出されるのである。

関係ないことのように思うかもしれないが、昔で言えば、「和歌の本歌取り」のようなものである。

東京では、ちょうど桜が満開となった今日、みなさんも一句詠んでみてはいかがだろうか。

終わり方が、タイトルとズレてしまったが、横浜も桜もお楽しみください。




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