いい人を演じるからしんどくなる

私は、いつも素の自分を出せているからか、よく人から羨ましがられる。

つまり、思ったことは正直に相手に伝える。

相手のご機嫌を取るために、こびへつらったりするのが私は大嫌いなのだ。

自分の本音を押し隠してまで、愛想を振りまくのは自分の精神衛生上、よろしくない。

いわゆる接客業に携わる人の多くは、仕事として人と接している。

中には、本当に根っからのホスピタリティあふれる人もいる。そういう人は、おそらく天職なのだろう。

それで、業務の質や量に見合うお給料ももらえてたら、ずっと働けるだろう。

しかし、今の世の中は、サービス業に対する要求度がかなり高くなっている。

本当であれば、その要求のレベルに応じて、お金を取ってもいいはずである。

ところが、現実は、定額要求し放題で、客の要望にすべて応えようとするから、きつくなる。

それで、心身を故障して休職に追い込まれたり、せっかく好きで就職した業種なのに退職せざるを得なくなったりするのである。

私が、先週月曜日に「付加価値のない接客業務」と題した記事を書いたのは、裏を返せば、もっと付加価値をつけてもいいんじゃないの?という問題提起である。

今は、値上げラッシュで生活が厳しい人も多いだろう。

でも、接客サービス目当てで来ている客は、少々高くてもお金を払う。

物にしか興味がない人は、物の値段が上がれば、マニアでもない限り買い控えをする。

接客サービスが売り上げに直結しているのであれば、そこはもう少し賃上げに反映させてもよかろうと、私は思うのである。



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