マラソン大会エントリー

気がつけば、今年もあと5ヶ月ほどである。

厳しい暑さが終われば、一気に年の暮れが訪れる。

年末を迎える前の秋の長さというのは、昨年もちょっと信じられないくらい短かった。

今のような酷暑でのランニングは、体力に自信があっても過信してはいけない。

大会に出るのは、たくさんのエイド(=水分補給サービスや監視員の配置)があれば問題ないが、自分がふだん自宅周辺を暑さの中で走るのはやめたほうが良い。

長野県の小布施では、「小布施見にマラソン」というハーフマラソン大会が毎年7月に開催されていて、私も参加したことがあるが、朝6時にスタートである。

平均的なランナーは、だいたい3時間あればゴールできるが、この大会は、暑さの程度によっては走るのをやめて歩くことになっており、そのため制限時間は5時間に設定されている。

エイドの場所も、一般的なハーフマラソン大会に比べると、ほぼ1.5キロ間隔で置かれていて、走っては止まり走っては止まりの繰り返しである。(もちろん通過しても問題はない)

さて、小布施のマラソン大会は、まだ参加したことのない人は、来年以降、チャレンジしてみると良いだろう。

朝が弱い人は、寝坊しないように気をつけないといけない。場所によっては、朝4時には起きないと、招集時刻に間に合わないからである。

一般的なハーフマラソン大会は、9月から12月にかけて実施される大会のエントリー受付が、ちょうど今から続々と始まっている。

日曜開催がほとんどだが、次の日の月曜日に仕事を休むことも検討しつつ、自分の体力に合わせて、5キロ・10キロ・ハーフのいずれかで、RUNNETで大会検索をしてみると良いだろう。

走りに自信がないという人も、マラソン大会は参加したほうが良い。

なぜかというと、例えば、地震などで公共交通機関が止まり、何キロも先の自宅まで帰らないといけなくなったとき、小走りで移動したらだいたい10キロを何分で走れるかなど、自分の所要時間の目安にもなるからである。

東日本大震災では、津波で逃げ遅れることの恐怖も実感した人も多いだろう。

単に趣味や好奇心でマラソン大会にエントリーするだけでなく、自分の身をいざというときに守れるように、シミュレーション的な意味で実際に走ってみるのである。

マラソンスタートの際は、大勢のランナーの隙間を縫うようにして、大集団から早く抜け出す経験もできる。

上り坂や下り坂での足の使い方や、自分の持久力の限度も知っておくと、何かと助かることが多いものである。



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