見出し画像

引きこもりニート 20年以上の引きこもり1日で卒業。

30年ぶりに再開したNちゃんはまるで別人でした。

髪は白髪混じりの顔はしわだらけ。ヨレヨレのジャージに生気の無い笑顔、、、、、。昔の美少女の面影は無い。
引きこもり20年以上は彼女を別人にさせていました。これではいけない。引きこもり脱出させなきゃ!そう思いました。
それから一時間位話をしました。
聞けば、20年以上、家の窓からずっと世間見ばかりしていたの事。
Nちゃんの世界は20年間以上その窓しかないそんな毎日。

「これね引きこもりじゃあないの」
そう連呼する彼女に
「あのね、これ引きこもりって言うんだよ。」
キツイ一言だったかもしれません。
「引きこもりは苦しいでしょ?わかるよ。世間が怖いのも。さみしいのも。将来不安なのも。でもね、20年以上引きこもりやっていられる根性あるなら何でも出来るよ!もう引きこもりを卒業してもいいと思うよ。」

そして、彼女に私が引きこもりを脱出出来た理由と、大手企業で働いていた時の体験談を話しました。
そして、以下の事を説明しました。

①世間はそんなに怖くない
②人間はそんなに怖くない
③引きこもりやっているより働いた方が100倍楽
④20年以上も引きこもりやれる根性あるなら何でもやれる
⑤今は元引きこもりや障害者に対しての偏見は少ない
⑥外の世界が気になるなら引きこもりを脱出する
⑦楽しい事はいっぱいある

Nちゃんは引きこもりについて
世間に出たいし、色んな人と喋ってみたい。けど、人間も世間も怖いし、おしゃべり出来る環境が無い。
将来不安だから、結婚して安心したい。
自分は引きこもりではない。
仕事はしたい。けど、仕事について紹介説明すると「でも、でも、」「だって、だって、」と否定形が多い。
みたいな感じでした。
そこで、今は色々な制度や施設があり、それを利用してみては?とアドバイスしました。就労移行支援事業所やA型、B型等々、、、

Nちゃんには、あの窓以外の世界も知って欲しかったから、引きこもり卒業を進めました。
窓から出た先は彼女が自分で歩いていかなければならないです。
でこぼこ道や泥濘な道登り道や下り道。きっと大変だと思いますが、自分で歩いた道を
「色んな道を歩いて来たんだ。大変だったけど、楽しかった。」
って思えるようなそんな道を歩いて欲しいです。

数か月後、Nちゃんは就労移行支援事業所に通い始めたみたいです。

ご意見、ご感想をお聞かせください!
スキして頂ければ幸いです!!






この記事が参加している募集

スキしてみて

はじめての仕事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?