見出し画像

【オーストラリア・パース生活】ロットネスト島:日帰りサイクリングの旅⑥ 散歩編

The Settlement(ザ・セトルメント) に戻ってきた私たちは、フェリーの時間まで1時間45分ほど残っていたので、Rottnest Bakery(ロットネスト・ベイカリー)で軽食を取ってから、この周辺を散歩することにしました。

今回は、その The Settlement 周辺を紹介していきます。ただ、残念ながら現地でGoProのバッテリーが切れてしまったので、6年前に撮った写真も併せて使用しますね。

尚、こちらの記事は、ロットネスト島の歴史的背景を知った上で読んでいただくと分かりやすいかと思いますので、下記に関連記事を張っておきます。

今回の散歩コース

今回私たちがとった散歩コースは、Nyi Nyi Bidi からビーチに降りて、階段を上がったところにある Macedon Avenue を通り、Bathurst Lighthouse へ向かうルートです。

Nyi Nyi Bidi (旧 Vincent Way)

Nyi Nyi Bidi はジェティの北側に位置するストリートで、その目の前にはThomson Bay(トムソン・ベイ)が広がっています。以前は Vincent Way(ヴィンセント・ウェイ)と呼ばれていたのですが、その名前が、アボリジニ刑務所の所長で囚人に対し残忍な行いをしていた Henry Vincent(ヘンリー・ヴィンセント)からくるものだったため、最近になって Nyi Nyi Bidi に改名されました。この新しい名前は、先住民である Noongar(ヌンガー) の言葉で『The Crying Road(泣いている道)』を意味するそうです。

※この改名に関しての記事は、下記SBSのサイトで読むことができます。

この通り沿いには、遺産登録されているコテージが沢山並んでいます。これらは1800年台、入植時代の監督者等の居住施設として建築されたものだそうです。現在では島のアコモデーション施設として、一般客が宿泊できようになっています。

1800年台に建てられたコテージ
コテージの歴史の説明書き
Nyi Nyi Bidi 沿いに並ぶコテージ
Nyi Nyi Bidi 沿いに並ぶコテージ
目の前に広がる Thomson Bay

Thomson Bay から Macedon Avenue へ

Nyi Nyi Bidi の目の前には Thomson Bay(トムソン・ベイ)が広がっており、簡単にビーチに降りられるようになっています。ピークシーズンはとても混み合うエリアですが、散歩するのには差支えありません。

Thomson Bay に浮かぶ小さな桟橋
ビーチ

このビーチを北上していくと、突き当りに階段が現れます。その階段を上りきると、Macedon Avenue に到達します。この辺りには Self-contained(セルフ・コンテインド)と呼ばれる、自炊施設が整った独立型の宿泊施設が連なっており、主にローカルの人達が暮らすように滞在しています。ここまで来ると、ジェティ近くの喧騒からも離れられるので、静かな環境でよりリラックスできるか思います。多くはないですが、クオッカもウロウロしていますよ!

舗装された Macedon Ave を進んで行くと、途中で未舗装路のトレイルが顔を出します。この雰囲気のあるトレイルを進み続けると、Bathurst Lighthouse(バサースト・ライトハウス)という灯台に辿り着きます。

Macedon Ave に続く階段
Quokka(クオッカ)
Bathurst Lighthouse に続くトレイル
舗装路である Macedon Ave を真っすぐ進み続けると、こちらのトレイルが現れます
このトレイルを進んで行くと、Bathurst Lighthouse に辿り着きます

Bathurst Lighthouse

上記のトレイルを進んでいくと、まずは Bathurst Lighthouse Keepers Cottage(バサースト・ライトハウス・キーパーズ・コテージ)が見えてきます。かつては、『灯台の管理人の家』として使われていたそうですが、現在は宿泊施設として一般客に開放されているようです。

そして、このコテージ横の坂の上に、Bathurst Lighthouse(バサースト・ライトハウス)がそびえ立っています。坂の上から見る景色はとても美しくアイコニックなので、宣材としてもよく使われていますね。

灯台から望む Bathurst Lighthouse Keepers Cottage
現在は宿泊施設として一般に開放されています
Bathurst Lighthouse

Pinky Beach

そして、この灯台の反対側には Pinky Beach(ピンキー・ビーチ)が広がります。このビーチの周りには宿泊施設やレストランがあるので、ロットネスト島のビーチの中でも人気度は高いです。また、海も穏やかなので、家族連れのグループや、シュノーケリング初心者の人達に最適なビーチです。

尚、日帰り旅行の場合は難しいかもしれませんが、このビーチはサンセットの美しいスポットとしても知られています。島内に宿泊する場合は、散歩がてら、サンセットを眺めにこのビーチを訪れるのも良いかもしれませんね。私も次回泊りで来る時には、サンセットを眺めにこのビーチに来てみようかと思います。

灯台から望む Pinky Beach

以上、私たちの散歩はここで終わりましたが、The Settlement から徒歩で行ける距離にもう一つお勧めのスポットがあるので紹介しておきますね。

The Basin

前回の記事でも登場した The Basin(ザ・ベイスン) はロットネスト島で最も人気のあるビーチの一つです。写真を見ていただければ分かる通り、このくり抜かれたような形澄んだ青色の海が非常にユニークで美しいんですよね。

また、島内の他のビーチと比べて、シャワーやトイレ、BBQコンロなどの設備が整っていることも、このビーチが観光客に人気である理由でしょう。

ただ、あまりに人気があり過ぎて、常に混み合っているのが残念なところではあります。サイクリングから戻ってくる際にこちらのビーチの前を通りましたが、やはり人でいっぱいだったので泳ぐのは諦めました。いつかまた泊りで来た際には、日帰り客が到着する前の朝早い時間に泳ぎに来ようかと思っています。

The Basin
この水中の段差に腰掛けていると、何だか露天風呂に浸かっているような気分になります(笑)
The Basin の砂浜
数百種類の魚や美しいサンゴが生息しており
シュノーケリングスポットとしても人気のスポットです

こうして、散歩を終えた私たちは再度フェリーに揺られパースへ戻り、また10㎞のサイクリングをして家まで帰りました(笑)

今回は日帰り旅行だったので急いで島を見て回らなければなりませんでしたが、とても充実した一日を過ごすことが出来て嬉しかったですね。また、ロットネスト島の歴史についての興味もより深まったので、次回はさらに時間をかけて島全体を見て回りたいと思っています。

以上、ロットネスト島日帰りサイクリングの旅をお届けしました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?