作家のエージェントって何？（自己紹介をかねて）

はじめまして。作家のエージェント、栂井理恵です。アップルシード・エージェンシーで働いています。

エージェントとは、作家の代理人です。

著者の代わりに原稿や企画を出版社に売り込み、採用されたら、本になるまでサポートする仕事です。芸能人やスポーツ選手のマネージャーみたいな感じでしょうか。日本ではまだ珍しいですが、欧米では作家にはエージェントがついているのが当たり前。あの村上春樹さんも例外ではありません。

有料での審査や講座から、雑誌やインターネットなどのメディアから、新しい書き手を発掘したり。担当作家のパブリシティ活動を手伝ったり。映像化や海外展開の売り込みをしたり。作家と作品を起点として、あらゆる活動を行います。

私は、そんな活動を行うアップルシード・エージェンシーに入って、10数年。ビジネス書や実用書から文芸書まで、ありとあらゆる分野の書籍を250冊以上は手がけてきました。

いわゆる編集者や出版プロデューサー的な方々と違うのは、作家と数年間にわたって仕事を共にする契約を交わしているところ。だから、デビュー作が売れなかったから縁が切れる、なんてことはありません。次はどんな企画が社会的に意義があるだろうか、たくさんの方に読まれるだろうか、とか一緒に知恵を絞ります。基本的には、作家に寄り添い、長期的な戦略を練っていくのがエージェントです。

少し硬くなってしまいましたが、最初なので。作家志望の方々に向けて、マイペースに楽しんで書こうかなと思います。どうかよろしくお願いします。
【2023.1.25 修正】

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