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8月26日~9月1日のきろく

今週もやっぱりしんどくて、もう8月はぜんぶだめだった。それなのにちゃんと生きてて、家事までしてえらい。
秋がきたら、ちょっとは元気になるかな。 → まえ


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8月26日 にちようび

転職してからお弁当をもっていくようになったから、日曜日は作り置きのおかずを作ることが多くなった。

料理をするときは、あれを作ろうと決めて買い物に行くよりは、スーパーでその日に安い食材をとりあえず買って、冷蔵庫の中身をにらめっこしながら作るのがすきだ。

正直、自分のためだけに凝った料理を作る気も起きない。

自炊をするメリットは「野菜をたくさん食べられる・味を薄めにできる」ことだと思うので、調理方法は簡単なものばかりだ。

最近は、どんなものを作るのか、パターンが決まってきたから楽だ。

まず、ご飯は4合ずつくらい炊いて冷凍しておく。解凍せずにそのままお弁当に持っていくと保冷剤がわりになって夏には最適。(職場にレンジがある場合に限られる)

夜ごはん用に野菜やきのこがたっぷり入ったお味噌汁かスープを大量に作っておいて、鍋のまま冷蔵庫にいれておく。夜ごはんは、これと、納豆で十分な食卓になるし、なんといっても帰宅して5分で食べられるのがうれしい。(これぞ一汁一菜)

お弁当用には、野菜などの炒め物が多い。よく作るのは、4つ。安くて、早くて、それなりにおいしいし、日持ちもする。
・にんじんしりしり
・小松菜と厚揚げのいためもの
・なすとひき肉のいためもの
・ピーマンとちくわのおかか和え

揚げ物は、油の処理がめんどうなので、お惣菜を買う。
魚は、フライパンで焼くか、ホイル焼きにして蒸すとラク。

どうしてもしんどくなったら、お弁当作りも休もうと思っているけれど、しんどいときこそコンビニ弁当は気分があがらないよなーと。(たまにはコンビニ弁当もおいしいけれど、毎日は飽きちゃう)

自分のからだが喜ぶ、かんたんな料理を、少しずつ増やしていきたいなと思う。


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8月27日 げつようび

頭が痛いのは慣れているけれど、胃が痛いのだけはいつまでたっても慣れないから、「胃が痛いとやばい」の方程式が自分の中ではできた。

体調が悪いときはどうすればいいのか、だれも教えてくれなかった。

頭が痛いときは学校を休んだよ、とか、胃が痛いときは痛いって言っていいんだよ、とか。

わたしは誰に体調が悪いことを訴えたらよかったのだろう。

体調が悪いことを含めて、自分の気持ちを誰かに伝えることが苦手になったのはいつからだろうか。もうずっと長いこと苦手だし、今では自分の気持ちがわからなくなってリハビリ中だ。

体調が悪いことを、誰かに伝えるの、苦手だなあ。

親に言えなかったから、もう誰にも言えないのかもしれない。どう言えばいいのかわからない。わたしが言えないのがわるかったのか、親が聞いてくれなかったのがわるかったのか。

どっちがわるいとかどっちでもいいのに、そんなことをぐだぐだ考えてしまう自分がいやだ。

「察してほしい」なんて都合のいいことを思うのは自分勝手だとわかっているから、いつでも我慢してしまうけれど、我慢をどれだけ貯金しても、それはなにかほかのものには還元できない。

胃が痛いとやばい。自分でなんとかしたい。でも、どうしたらいいの。これは何科の病院に行くの?いつも一歩手前までは考える。精神科にいつかは行くのかな、わたし。

精神科にいくなら、ついていくから。と言ってくれた友達の言葉を思い出す。その言葉だけで少しあたたかくなるから、言葉はすごい。

頼りたい気持ちと、頼れない気持ちと、どうやって頼ったらいいんだろうという気持ちと。

体調の悪さをうまく言えるようになったら、なにかをどうにか打破できるんじゃないかな、と、思うだけは、思ってるんだけどね。


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8月28日 かようび

どれだけ寝ても、どうしても午前中に集中力が高くなることは昔からなかったし、今もなくて困っている。正直、「午前中が効率がいい」とよく言われる事実がうらめしくなるほどに。

いちばん集中できる時間帯は15時~18時が多いような気がしている。もちろん、差はあるけれど。

今日の午前中、とくに11時くらいまでは「言い切るってしんどいなあ」って思ってナーバスになっていた。あーつらかった。

「言い切る」メリットってなんだろう?って少しだけ調べてみたらいわゆる意識高い系のページがたくさん出てきて、さらにしんどくなってしまった。だめだな、ネガティブなときに新しい知識を入れようとするのはだめだ。

明日は、ペディキュアを塗ろう。うきうきするようなやつ。


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8月29日 すいようび

鏡を見るたびに、少し切りすぎた前髪をうらめしく思う。そんな一日だった。

大人になってもなお、切りすぎた前髪が気になるなんて全然成長してないじゃないか、と苦笑いするけれど、やっぱり前髪はもう少し残しておくべきだったし、早く伸びてくれないかなとおでこを触る。

自分のコンプレックスを隠すためには、前髪が必要不可欠である。

コンプレックスは他人から見ればチャーミングで羨ましいポイントだったりもするけれど、やっぱりコンプレックスはコンプレックスで、誰のためでもない自分のためだけの、見られたくない場所であり続ける。

そもそも自分の顔は鏡や写真でしか見ることができない。仲のいい友達のほうが、自分よりもずうっと長いことわたしの顔を見ているだろうし、その友達が「いい」って言ってくれるコンプレックスになんて、悩む意味はないのかもしれない。

克服できるコンプレックスもあるかもしれない。それが化粧なのかダイエットなのか整形なのか、あるいは大好きなひとからの称賛なのかはわからないけれど。

ただただ「見た目」が変わることよりも、見た目が変わることから得られる「自信」がいちばんの薬になることをわたしたちは知っている。薬が手に入るまでは、なんだかんだごまかしつつ生きていくしかないのかもしれなくて、わたしにとっての前髪は自分を守る盾のようなものなのだ。

こころもからだも弱っている今、盾を小さくしてしまったのは、ちょっとミスった。やっちゃった。

誰も気づかないであろうわたしの前髪を、一日中に気かけて落ち込むなんて、なんておかしな話だろうか。


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8月30日 もくようび

やっぱりもう今週はだめ。今週というか8月はだめ。もっというと夏がだめ。だめなのはわたしが悪いんじゃなくて、夏のせいだって必死に言い聞かせていたら8月がもう30日まできてた。

今日は「月刊・自己肯定感」の更新があって嬉しかった。

大学の卒業式ぶりくらいに、手にネイルを塗った。ちょっとよれちゃったけど、ネイルはやっぱり好きだ。テンションが上がる。結局のところ、色がすきなのだと思う。きれいな色、カラフルな色、絶妙な配色をみるとテンションがあがる。

「目に優しい」とか「落ち着く」とか色の持つ力に関係なく、とにかく色を見るとうれしくなっちゃうから、なにか、色を使って生きていけたらいいのかな?


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8月31日 きんようび

明日から東京に遊びに行く。大学のときからずっとお世話になっているだいすきな先輩に会えるからうきうきしている。

土日に家事ができないから、来週を見据えておかずを作り置きしたり、せっせと洗濯したり、今週のわたしはめちゃくちゃえらい。しんどいのに家事してえらいランキング第1位。(当社比)

ネイルも塗ったし、まゆも整えたし、前髪はちょっと切りすぎたけど、お気に入りの服も選んだし。あとは、雨が降りそうだから靴をどうしようかな?と思っているところ。

お土産を買っていこう。一緒に食べれるやつと、一緒に食べれないやつも。


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9月1日 どようび

ひさしぶりに東京に遊びに行った。

わたしにとって東京はずっと「なんでもあるけどこわい町」だと思っていたけれど、最近は案外めちゃくちゃに馴染める(わたしに合っている)町なのではないかと思うようになってきた。

そりゃあ満員電車はできるなら乗りたくはないけれど、1時間に2本しか走らない地元のバスよりも2分おきにくる電車のほうが好きだし、いつからか変わった東京メトロのカラフルなロゴもかわいいし、乗り換えがめちゃくちゃに遠くて小走りになる感じもそんなに嫌いじゃない。

今日はお台場で、デザインあ展とチームラボボーダレスに行った。

お台場の風景はどこを切り取っても、ドラマで使われていた気がするとか、このまえロケしてたの見たとか、完全に田舎者の感想しか出てこなくて笑った。

デザインあ展は、そもそも未来館に行ったのも初めてだったのだけど、何枚ものパネルで作られた地球とか、吹き抜けの階段とか、心が穏やかになる感じがした。

常設の展示で、宇宙のこと・災害のこと・人体のことが大きく取り扱われていて、わたしも一緒に行っていた先輩も、生物系の研究をしていたから、細胞や疾患に関する展示のところでやけにテンションが上がって恥ずかしかった。

意外と細かい情報で展示が作られていてびっくりした。専門用語もばんばん書いてあるし、きっと子供たちは理解していないんだろうけど、体験型なので「意味はわからないけど楽しい!」で何か心にひっかかっていたらいいなあ、とよくわからない目線になった。一緒に行った大人のほうが普通に勉強になるだろうなあ。

ひらめきやアイデアは、わたしの苦手分野だと思っている。はっとするような展示には心が躍ったけれど、だからといって自分にアイデアが生まれるかと言えば別の話だ。

センスは知識からはじまる」という本がある。

いろんなものを見て、いろんなアイデアを感じて、とにかく視野を広くインプットすれば、苦手なひらめきも生みだせるかもしれない。

チームラボは、本当に本当に異空間だった。

写真もとってもきれいだけど、何かが迫ってくるような、ときめきが包み込んでくれるような、ずっとここにいたい、永遠は存在するんじゃないかという感覚。

行ってみないとわからない、と生まれて初めて思った。

百聞は一見に如かず、その一見は平面ではなく立体でありたい。実際に見たもの、そこに足を運んだこと、迫りくる感情の波。

できれば、あの場所でnoteを書きたかった。触れられなかった感情に初めて出会えたような気がした。

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8月26日~9月1日のきろく おわり → つづく

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