近畿の旅.4
今回の旅は六泊七日の車での一人旅。行先はその都度思い付きで。
結果的にこの行程。
一日目:徳島ー和歌山 ホテル(和歌山)で一泊
二日目:和歌山ー那智勝浦 熊野那智大社・那智の滝 道の駅(勝浦)で一泊
三日目:那智勝浦ー松坂 鬼が城・海岸線 ホテル(松坂)で一泊
四日目:松坂ー伊勢ー奈良 伊勢神宮七社 道の駅(奈良)で一泊
五日目:奈良ー京都 春日大社・東大寺・法隆寺 ホテル(京都)で一泊
六日目:京都ー滋賀ー兵庫 下鴨神社・上賀茂神社・エスパス・琵琶湖・有馬温泉 道の駅(有馬)で一泊
七日目:有馬ー淡路島ー帰路へ 陽燦燦・伊弉諾神宮・伊邪那美神宮
かかった費用は約12万。(ガソリン代とか宿泊代とか食事代とか御朱印とか全部込々)
・四日目
7:30 松阪市内のホテルをチェックアウトして、伊勢へ出発。今日も天気は良好。スマホとバッテリーの充電もバッチリ。
今回は特に画像も多めだから、先に一日の流れの整理。
今日は伊勢神宮でもらえる御朱印七社を一日で周る予定。伊勢神宮には参拝の順序があるらしく、外宮先祭といって先ず伊勢神宮の外宮、それから内宮。それぞれは正宮から別宮の順序だそう。あと、七社のうち伊雑宮と瀧原宮は、他5社と離れた位置にある。各社の位置関係も考えて、この順序で周ることにした。
1.伊勢神宮 外宮
2.月読宮(つきよみのみや)
3.倭姫宮(やまとひめのみや)
4.月夜見宮(つきよみのみや)
5.伊勢神宮 内宮 (駐車場有料。他は無料。)
※寄り道 猿田彦神社(さるたひこ)・佐瑠女神社(さるめ)
6.伊雑宮(いざわのみや)
※寄り道 天岩戸神社
7.瀧原宮(たきはらのみや)
結果的に、9時にスタートして最後の瀧原宮を参拝し終えたのは18時。
車があれば、ただ御朱印の為だけに周るなら一日あれば十分。だけど、それぞれをゆっくり見て周るなら、伊勢神宮外宮と内宮は広いし、おかげ横丁とか楽しい所もあるから、時間気にしてないと間に合わない。
今回調べた時に苦労したから、寺社仏閣好きな誰かのお役に立てば幸い。
では、改めてスタート。
9:00 伊勢神宮外宮。駐車場は2時間以内無料。駐車場内に地図。
参拝の時に天気が良いのは特にありがたく感じる。特に伊勢は。朝早いのと寒さもあって空気が澄んでいる。
伊勢神宮外宮の御祭神は豊受大御神(とようけのおおみかみ)。農作物の恵みの守護神。かっこよ。
外宮にある、せんぐう館。ここは伊勢神宮の式年遷宮の歴史を紹介されていて、当然館内は撮影禁止なんだけど、中には外宮正殿の原寸大の模型があってこれがすごい迫力。他にも歴史や装飾品の展示。都市伝説なんかで日本書紀や古事記とかに興味ある人は、楽しめると思うなぁ。思ったよりここに長居してしまった。見応え十分。入館料300円。安。
10:00 せんぐう館を見て、外宮の参拝。ここでまず一つ目の御朱印。
ちなみに、、
御朱印帳の最初の一ページ目は伊勢神宮内宮から。との話もあります。御朱印帳を買った時に、この一文が書かれている時もある。これから集める人がいれば参考までに。
極論、持ってる人の自由で構わない、らしいんだけども。なので、今さらな場合は気にしなくてもOK。二冊目は?とかもあるしね。
外宮にある三ツ石。パワースポットで有名なこの石。正しくは参拝。ここにも神様が御鎮座されてるので、手をかざすのは失礼だそう。
10:45 外宮から一番近い、月夜見宮へ。外宮の駐車場から徒歩で10分くらい。外宮と月読宮を結ぶ道は、神路通(かみじどおり)といって、月夜見尊(つきよみのみこと)が外宮の豊受大神の元へ通う道だそう。
11:00 月夜見宮(つきよみのみや)。ここで二つ目の御朱印。ここから伊勢神宮内宮に向かって行き、順に参拝。次の宮まで車で約15分。
11:25 倭姫宮(やまとひめのみや)。ここで三つ目の御朱印。神宮の博物館のすぐ隣。この博物館も広い敷地に立派な建物。
倭姫命(やまとひめのみこと)は垂仁天皇(第十一代天皇)の皇女で、伊勢神宮を建てたとされる。せんぐう館にもこの事が書かれていたな。
12:00 月読宮(つきよみのみや)。ここで四つ目の御朱印。
倭姫宮から車で約10分。天照大御神の弟神の月読尊(つきよみのみこと)がお祀りされてる。二つ目の月夜見命も同じ天照大御神の弟神のことなんだけど、月夜見宮は外宮の別宮、月読宮は内宮の別宮、との区別らしい。
お参りしてるとこういう札がよく出てくる。札に気付かない人とか、見てもパッと分からない人も結構多かった。一応、下の札だと四つの宮が横並びにあるけど、お参りは宮の下に書いてある順番に、との意味。
それにしても、伊邪那岐・伊邪那美は各地でよく見るなぁ。
12:30 内宮駐車場。沢山あるけど、市営は最初の1時間未満は無料。1時間以降で500円からの有料。
伊勢へ七度・熊野に三度、て言葉があるけど、今回で伊勢は二度目、熊野は初めて。まだまだ先が長いなぁ。
おかげ横丁は素通りして、内宮へ。
12:40 伊勢神宮内宮。天照大御神。五つ目の御朱印。御朱印帳の一ページ目に、ようやく記念すべき印。
前回お参りした後に聞いた話が一つ。「伊勢神宮はお願いごとをするのではなく、感謝とお礼をするんだよ」とのこと。これ聞いてから、どこの神社でも、平和・健康・安全の感謝と御礼を伝えるようになってしまった。
正宮をお参りした時に御祈祷されてる方がいた。こっちまでありがたい気持ち。いつか御祈祷お願いしたいなぁ。
神楽殿で御守。これでいつも持ち歩く御守が二つに。一つは福岡竈門神社の超守(これは自分用)、伊勢神宮の御守は周りの人達用。
伊勢神宮には不思議な石がいっぱい。踏まぬ石とか籾だね石とか。外宮の三ツ石みたいに、分かりやすく囲われている石は参拝したり一礼していく人も多い。踏まぬ石なんて、階段の途中にポツンと分かりやすくあるのに、真ん中は歩かない、ということから踏まないだろうし、踏んでもいけない、とのこと。知らない人は分からないよw 知れば面白いけど。
14:00 猿田彦神社。伊勢神宮内宮からすぐ近く。徒歩10分くらい。
ちょっと寄り道して、敷地内にある佐瑠女神社もお参り。御朱印も。
猿田彦大神はみちひらきの神。新しいことを始める時にお参りすると良い神社。今は自分が休憩中だから次始める時には開けてると良いな。天孫降臨の時にみちひらきした大神は、案内した後伊勢に戻り全国の開拓をしたそう。
拝殿の奥にはさるたひこ大神輿、拝殿の手前には方位石。この方位石はこの時はよく分からず。特に決まりは無いそうだけど、自分の干支とか大事な場所のある方角を触るのが良いそうな。
佐瑠女神社は芸能の神様。のぼりには小藪さんとか山里さんとかの名前も。
15:30 伊雑宮(いざわのみや)。六つ目の御朱印。
猿田彦神社から車で約30分。高速乗って1000円くらい。遠宮(とおのみや)と言われる伊勢から離れた所にある別宮で、御祭神は天照大御神御魂(あまてらすおおみかみのみたま)。
ここは志摩市。伊雑宮は、なんとゼロ磁場のスピリチュアルパワースポットという人も。残念ながら自分には何も感じる力がないから、雰囲気だけ。
ゼロ磁場とは、プラスとマイナスの力が均衡して磁力が偏ることなく、バランスの取れた場所のこと。富士山が有名かな?
15:50 天の岩戸。
伊雑宮から車で約10分。道の途中、左手に鳥居が見えた。一回行き過ぎてしまったけど、この鳥居を車でくぐって駐車場へ。恵利原の水穴(天の岩戸)というそうで、ここの水は名水百選。生で飲まないで、の札あり。ダメなんかい。駐車場から10分くらい歩いて上った所に神社が。
16:40 天の岩戸を後にして瀧原宮に向かう。日も暮れかけてきた。急がないと。
17:05 瀧原宮。ここで最後、七つ目の御朱印。これでコンプリート。
この参道の雰囲気好きだなぁ、、とのんびり歩いてたら時間的なものか、宮司さんに急かされる。危うく御朱印もらえない所だった。今日最後のお参り。
18:00 これにて伊勢参拝終了。御朱印も無事に七つ。一番最初、二見興玉神社行くのが尚良いらしいけど、まぁいいや。なんせ腹ペコ。おかげ横丁で買った、月と犬っていうイチジク入りのどら焼きで小腹埋める。旨い。
さて、これからどこに行こうか、、と適当にナビさわってみる。
最寄りは奈良県。和歌山・三重ときたらそりゃ奈良か。奈良は中学校の修学旅行以来だからもう30年ぶりくらい。都市伝説の動画で法隆寺にある夢殿の話も思い出した。
てことで、次の目的地は奈良にする!
瀧原宮からだと高速乗ると約2時間。だいぶ遠回りな雰囲気。一般道だとクネクネするけど距離は近そう。それで一般道にしてみたけど、、
これが地獄。九州の旅で最後高千穂から大分へ向かう山道を思い出して、暗いし狭いしのトラウマ感満載。結局時間も遠回りと同じくらいかかったし。疲労凄いし。最悪。
20:30 やっとの思いで奈良に到着。うろうろ彷徨いながら、ラーメン屋探す。
21:10 王子ラーメン。外でおばちゃんに捕まってそのまま入ったけど、結局美味しかったなぁ。にんにくも遠慮なくガンガンに追加。
22:00 やっと一息だけど、宿のことすっかり忘れてた。パッと良い宿も見つからないし、探すよりも眠気がヤバい。面倒なので車中泊にする。道の駅大和路へぐり。道の駅は今日もいっぱい。エクレア食べて、今日はおやすみ。
ん-、この日はよく歩いた気がするけど、24000歩。ホンマかいな。
伊勢七社の御朱印集めた達成感は凄い。ありがたや。最後の山道は修行だ。明日のメインは法隆寺。夢殿には凄い秘密があるらしいからなー、、
むにゃむにゃ、、