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【雑誌を読むことは必要か】ファッションを仕事にしている私が雑誌をどう活用しているか。


こんにちは、この所 私はハロウィンが終わりすっかり年末モードです。

街はクリスマス仕様に移りこれからの季節はジュエリーの広告を目にする事が多くなるでしょうね。(消費が多くなるのも年末なのでね)



さて、今回は生徒やお客様からよく聞かれることで、

”雑誌って読んだ方がいいのですか?”

との問いについて。


結論から言うと、私は読む価値はあると思います。

ただし、読まなくても良い場合も存在すると思います。

大事なのはどう雑誌の情報を活用したいかの部分なので、読む事が正解と言うことでもないです。


講師業をしている私個人としては美容師、BA、アパレル関係に属している人などは読む事は大事だと思います。これはハンドメイドでアクセサリーを作っている人もですね。

そこには目先のトレンドももちろんですが、社会情勢など様々な事が読み解く事が可能だからです。

ファッション雑誌のみをではなく、もちろん音楽やカルチャーなども通じているので目を通すといいと思います。(アンテナは広く持つほどセンスに加わります)


ただ、雑誌に目を通す作業だけだと、人は記憶をしにくい生き物です。


そこでオススメなのが、コラージュブックを作る事

これは専門学校の授業でも取り入れているのですが、

自分で考えて、何かのテーマを決めイメージを膨らませ表現することは、美容師や、アパレル業界では必要不可欠な要素です。


お客様の服装や趣味、聞いてる音楽や雰囲気、話し方や仕草など様々な情報から読み解き お客様のことを考え尽くした服やヘアやメイクを提供する


提供するには、様々な情報を目で見て頭の中に残していないと 引き出しが少なくイメージが膨らみませんよね。

例えるならタンスはあっても引き出しの中に何もなければ服が着れないのと一緒です。


センスは量を重ねてこそです。見た数、こなした数、そこから本質を抜き出す能力です。


コラージュをどうゆう風に作るかは、上記にも書いたように

自分でテーマを作るのもいいですし、単純に自分が好きだと思った雑誌の切り抜きをペタペタ貼っていくのもいいですね。(私は好きなものを切り取り、好きなテーマで仕上げます)

服だけじゃなく、バック、アクセサリー、音楽、映画などもテーマにそって加えます。


私の場合は

切り取ったスタイリングから

この服を着るときは、この時間帯にこの街を歩いて、こんな音楽をイヤホンから流しながら、ランチはこれを食べようかなとか イメージをそこまで膨らませます。


これが何になるかと言うのはすぐにはわからないかも知れませんが、

例えばスタイリングを組むとき、美容師でモデルハントをするときなどイメージにあう道具やモデル、モデルの良さを引き出す服や写真をとるときの天候などもパッと頭に浮かぶようになります。


めんどくさいよ、そんなの意味ないよ。と言う人はそれでいいと思います。


私が今までセンスが素晴らしいなと言う人は決まってスケッチブックを持っていました。

そして私も真似をして続けていることです。(今はインスタなどで簡単に情報が手に入りますのでデジタルで行うのもいいと思いますが、アナログな紙ベースの方が私個人は好きです。どちらでも◯)


あと、もう一歩踏み込んだところで言えば、

切り抜いたスタイリングやモデルを分析する事。

色使い、質感(例えばウェッティーでタイトなヘアにどんな服を着ている?とか)身長は?どこの街やシーンを歩いている?など

美容師やアパレル業界が向いている人はこの作業が苦ではないと思いますよ。むしろ楽しいのでは無いでしょうか?


私が10代で服飾学生の時は

とにかく海外や東京、大阪、福岡などのファッションスナップ写真とコレクションを切り抜きコラージュを作ってました。

休みの日には中心地(当時は福岡でしたので 天神や博多)に行き歩く人を観察してました。完全に人間観察が趣味でしたね。


今noteを書きながら思い出したのですが

生意気にも「あれはこうしたらもっと良くなるのでは無いか?」など心の中で評価したり、

スタイリング科目の先生に雑誌を手に「ここはこのブーツではなくこっちのローファーの方が活きるのでは無いですか?」と意見を聞いたりしていたなぁと。笑

先生にダメ出しも何回もくらいましたがね。笑


私は厳しくも面白い先生が大好きでした。現地のパリコレの様子を話してくれたり招待状を見せてくれたり、靴のヒールが汚れてる女は落としやすいから靴は綺麗に履けとか。 笑


専門学校の生徒に私も10年後の記憶に残るような授業をもっと濃くして行きたいですね。

だって未来を作る彼らは可能性しかないのだから

少しでも私の経験や知識をヒントにしてくれたら嬉しい。


よし、来年のシラバスはもっと内容を面白くしよう。






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