おすすめ最新刊情報_小説編_-2

<おすすめ最新刊情報>〜12月小説編③〜

個人的におすすめ小説の最新刊をまとめておりますので参考にしていただければと思います。

「変半身(かわりみ)」村田沙耶香 (著)

人類は変態する、ニンゲンを脱ぎ捨てろ。ポピ原人、ポーポー様、秘祭モドリ、海のもんと山のもん、エロコミ天国、遺伝子退行手術etc.歴史は書き換えられ、世界は塗り替えられ、魂は入れ替えられていく―演劇界の鬼才・松井周と練り上げた千久世島ワールドを舞台に、村田沙耶香が圧倒的イマジネーションで紡ぐ新たな人類のための異形の“創世記”ここに誕生!「早稲田文学増刊女性号」で話題の中編「満潮」を併録。

「2409回目の初恋」西村悠 (著), ぽち (イラスト)

榊詩音の初恋は十一歳の頃、天文クラブのイベントで一緒に星空を見た男の子、芹沢周に恋をした。満天の星の下で、うながされるまま宮沢賢治の『星めぐりの歌』を口ずさんだことを彼女はよく覚えている。それは詩音にとって美しい思い出だった。高校生になり周と再会した時、彼女は病気で余命一年と宣告されていた。詩音は病気であることを隠し、想いを秘めたまま、周と交流を重ねていく。しかしやがて、病気のことを周に知られてしまう。そしてそれは、ふたりの、千年を重ねる物語の始まりだった―。

「カノジョに浮気されていた俺が、小悪魔な後輩に懐かれています」御宮 ゆう (著), えーる (イラスト)

クリスマス直前に彼女に浮気された大学二年・羽瀬川悠太。そんな絶賛傷心中の俺の家に―今日もあいつが遊びにくる。なにかと俺をからかってはケラケラ笑い、勝手に家にまで上がり込んでくる無用心な後輩・志乃原真由。「私が慰めてあげましょうか?って、凹んでる先輩かわいいー!」普段は、こんな具合に俺をもてあそぼうとするくせに。堕落した俺の生活を見かねてうまい飯を作ってくれて、酔って帰ったときも介抱してくれて…「先輩に、もっと好きになってもらいたくて」二人きりのとき、俺にだけ見せるその顔は、ずるいだろ。近い距離がもどかしい、ちょっと大人の青春ラブコメディ!第4回カクヨムWeb小説コンテストラブコメ部門“特別賞”受賞作!

「音に聞く」高尾 長良 (著)

芸術の都、ウィーンへ音楽理論の大家である父を尋ねた姉妹。
妹・真名は外界との接触を拒み、内から湧きあがる音楽を汲みだす。翻訳家の姉・有智子はその天分を生かすべく心を砕くが、父の言葉によって絶望と嫉妬を思い知らされる。音楽が記憶に掬いきれない価値を刻印するなら、言葉は底に穴の空いた器に等しいのか――。音楽と言葉がぶつかり合う新鋭の傑作。

「記憶屋0」織守きょうや (著)

つらくて忘れたい記憶を消してくれるという都市伝説の怪人・記憶屋。記憶屋に会いたいと願った人々は、あの時どんな想いを胸に秘めていたのか――? 切ない涙があふれだす、珠玉の3篇!

「本と踊れば恋をする」石川 智健 (著)

十屋龍之介は、高校生ながら、古書を見極め販売する「セドリ」。ある日、たまたま見つけた古書店で、和洋折衷の服装をした謎めいた男、朝香裕也から、いきなり「お前が盗んだのか?」と問われ……?

「確率捜査官 御子柴岳人 ファイヤーゲーム」神永学 (著)

効率的かつ公平な取り調べを目的として新設された<特殊取調対策班>。この部署に所属する新米刑事の新妻友紀と天才数学者・御子柴岳人は、消防局から連続放火事件の捜査協力を要請される。一度は犯人の逮捕に成功したものの、裏で糸を引く男の存在に気付いた2人。火の神・カグツチを名乗り凶行を繰り返す犯人の正体とは。炎に隠された知られざる真実を、御子柴の頭脳が炙り出す! 前代未聞の取り調べエンタメ第3弾。

「消えてください」葦舟 ナツ (著) げみ (イラスト)

大切な人がいる全ての人へ。“別れ”の意味を問う物語。「私を消してくれませんか」ある雨の日、僕は橋の上で幽霊に出会った。サキと名乗る美しい彼女は、自分の名前以外何も覚えていないらしい。会うのは一日一時間。「またね」は言わない。二つのルールを決めた僕らは、サキを消すために日々を共に過ごしていく。父しかいない静かな家、くだらない学校、大人びていく幼馴染。全てが息苦しい世界で、幽霊の隣だけが僕の居場所になっていって―。



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