<無料公開>サイバーエージェントの下方修正から現在のAbemaTVについて考える。

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サイバーエージェントが久しぶりに下方修正を発表したことが話題となったが、下方修正自体は藤田社長のブログにもあるように危機的な意識を持たなければならないよね。社員を鼓舞しつつ、潔く今の現状を受け止めてるね。藤田社長だからこそ長年拡大し続けてる企業を引っ張れてるのだなと感じる部分もある。

今回の発表でAbemaへの先行投資に加えゲームとネット広告の減益響いていると報じているメディアも多いが、個人的にはAbemaTVへの先行投資は間違ってないと思う。これだけの先行投資をできる企業が今後出てくるのか、多額の先行投資をしなければいけない事業であるので今後の柱となる可能性は高い。

ただ、その原資ともなっていたゲーム事業とネット広告の減益が今回の下方修正にも繋がる原因。ゲーム事業はギャンブル的な要素が強く、ゲームが当たれば課金も見込めるが、予想よりも下回る課金だと減益になってしまうからね。そして、1番の問題はネット広告だろう。これを四半期で判断は出来ないが、根本的な問題点、改善点があるのか?ってところは課題であろう。

AbemaTV自体は有料会員数は初めて公表したように有料会員の増加は大きい。毎月1000円が会員数分売り上げとなるわけだからね。無料会員との差別化を機能を追加する事でおこなってきた成果、偏りはあるが恋愛系番組を増やした成果が着実に出てると思う。個人的にはもう少し攻めた番組のチャンネルも維持して欲しいなとも思うがね。

電通や博報堂DYが資本参加し広告拡販やコンテンツ調達協力を行うというニュースが以前あったように代理店が関わる事でどう変化していくのか否か。電通と博報堂の圧力によって変わってしまう事だけは避けて欲しいが、開設当初からの番組が終わっていった影響はこの動きが関係していたのかもね。電通と博報堂の圧力によって変わってしまう事だけは避けて欲しい気持ちはある。

マネタイズの部分は有料会員と広告が現状の柱であり、新規コンテンツの制作を継続的にするため、コストが発生し続ける分、回収タイミングで苦戦しているかもしれない。ただ、結局はコンテンツ次第なんだけど、元々苦戦は藤田社長も想定内であると思うが、最近誰が先導してるのか不明ではあるが、迷走している印象はある。

特に恋愛リアリティ系を増やして視聴者数を確保しており、そこに広告がつく事でのマネタイズを目指してるのは理解できる。ただ、その為に他の広告がつきにくいネットだからこそできる番組を終わらせたり、既存の番組で広告の時間が増えてるのは違うかなと思う。

せっかく番組数を多くしているのだからそのメリットを活かさなければならないと思う。ネットだからこそできる攻めた番組は確かに広告面では苦戦しているかもしれないが、マネタイズの方向性を変えればいいだけ。麻雀など含めた専門チャンネルが成功のカギがあると思う。自分にやらせて欲しいと思うくらい勿体ない(笑)

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