インフレに勝つ投資家

インデックス以上のリターンを目指し、インフレや不況に勝つ投資情報を発信してます。歴史的…

インフレに勝つ投資家

インデックス以上のリターンを目指し、インフレや不況に勝つ投資情報を発信してます。歴史的に見て、リーマンショック後から現在まで続く株価が上がり続ける相場は異常な状況です。もちろんこの状況が加速する可能性もありますが、そうでない場合に備えて情報を発信していきます。

最近の記事

バングラディッシュでカラー革命。インドの地政学リスクが少し高まる。

基本的な背景 1947年、英国領インドからイスラム教国としてパキスタン、ヒンズー教国としてインドが独立しました。1971年に東パキスタンがインドの協力を得てバングラディッシュとして独立しました。 その後バングラディッシュはある意味インドの保護国として発展してきました。 インドは歴史的に、中国やパキスタンと対立しています。またイギリスに植民地支配された歴史があり、イギリスをよく知っていて基本的に英米頼りの外交を避けてきました。 インドと中国は、地域覇権を争うライバルです

    • 石破ショックで円高?時代へ突入か?日本の優良半導体銘柄か米国の優良AI銘柄を買います。

      石破首相誕生で、ドル円は円安トレンドに戻らずレンジ相場入りと予想してます。その場合、S&P500のような指数では為替変動をカバーできない恐れがあります。 そもそも今から為替リスクを取って米国株に投資しようとするのは、ソフトランディングシナリオやメルトアップシナリオにより、米国株が一段高するという期待を込めて投資するはずです。 米国株が上昇すると想定に立つとすれば、円高分を超える上昇を見込める銘柄に投資するというが論理的筋です。 それが何かというとAI関連銘柄です。米国株指

      • エヌビディアよりブロードコムやオラクル

        エヌビディアの株価が停滞しています。 エヌビディアはAI向けチップをほぼ独占しており、市場の成長率以上に業績は伸びません。そして成長が織り込まれ追われる立場になりました。 しかし、AI向けチップ市場は最もホットなセクターであり、競争は激化していきます。エヌビディアは先行者利益を守れるか、というと長期的には独占を維持できません。 そこでAI相場に乗れて、エヌビディアからの乗り換えにちょうどよい銘柄を紹介します。 ・ブロードコムやマーベルテクノロジー  この2社は、エヌビディ

        • FOMC後の市場動向、投資家はパウエル議長の説得を信じて買い

          米国株市場はパウエル議長の「われわれが後手に回っているとは思わない。後手に回らないことへのコミットメントのサインと受け止めてもらうことができる」とのセリフと来年以降のソフトランディングをできるとの数字予想を好感して買われました。 まだ大統領選挙で一波乱あるかもしれませんが、利下げの効果が現れる来年第2四半期のガイダンスが出るまではリセッション懸念での暴落はなさそうです。 現在は官製相場であり、コロナ後の対応のような財政支出などで経済も株価もなんとでもなるので、政治抜きで相

        バングラディッシュでカラー革命。インドの地政学リスクが少し高まる。

          サウジが秘密裏にゴールド購入

          私は金価格は米国政策金利に関係なく、米国の覇権の衰退と共に上昇していくと見ています。そして米国の覇権衰退は長期的なトレンドなので、今後もゴールドは買いです。米中覇権戦争でどちらかが、技術的、経済的、軍事的に敗北するまで金は買い継続でしょう。 2022年以降、米国が利上げ局面だったにもかかわらず金価格は上昇してきました。背景の一端として紹介します。 サウジ中央銀行がスイスで160トンの金を密かに購入していたことが判明 ここからは、私の記事の簡単な解説になります。 下のチ

          サウジが秘密裏にゴールド購入

          今後AI相場から降りる条件

          ・金融危機(リーマンショック型) リーマンショック後、大幅に規制が強化されましたが、ファンドや投資信託は規制対象外のためリスクを蔓延させている可能性がります。また米国債価格下落による大手銀行の巨額損失の可能性もあります。 ・70年代型の高インフレ高金利 コロナショック後の大規模財政出動や、関税による輸入物価上昇などで、70年代型のスタフグレーションになった場合、AIバブルどころではないかもしれません。 ・ITバブル崩壊型 下のチャートはナスダック総合指数を対数チャートで表

          今後AI相場から降りる条件

          AIバブルはまだまだ序盤。ITバブルと比較。後悔しないためにリスクをとろう。

          ・AIに対するテック業界のCEOの意見 Microsoft、tesla、Google、Meta、IBM、Amazon、Uberとその他諸々のCEOが揃ってAI革命はIT革命を越えると言っています。それを考慮すると、AI相場はまだ始まったばかりかもしれません。AIの生み出す価値がITの生み出す価値を越えるとすれば、まだまだこの相場は序盤の可能性があります。 では現在のAI相場をITバブルと比較して見ていきましょう。 ITバブル開始をWindows95の発売日 AI相場の開始を

          AIバブルはまだまだ序盤。ITバブルと比較。後悔しないためにリスクをとろう。

          今は、米国利下げと大統領選という小さな嵐の中。

          次回のFOMC(連邦公開市場委員会)は2024年9月17日から18日に開催され、政策金利が0.25%~0.5%引き下げられる予定です。 政策金利とは何か? 中央銀行が商業銀行に短期で貸し出す際の基準金利です。商業銀行はこの基準を基に金利を設定する傾向があります。 金利と景気の関係 景気が良くなる→金利は上昇します。 景気が悪くなる→金利は下落します。 金利が下がる→景気はよくなります。 金利が上がる→景気は悪くなります。 政策金利引き下げの目的と効果 FRBは政策金利を

          今は、米国利下げと大統領選という小さな嵐の中。

          エヌビディアからの逃避先

          前回、今後のエヌビディアの株価が、今まで通り上昇し続けるか不透明になったという話をしました。 では、どうすればいいか。 それを考える前に、現在の相場環境を簡単にまとめます。 ソフトランディング  ハードランディング 世紀の大暴落  現在、投資家心理としてはソフトランディングとハードランディングの間を揺れ動いている状態です。8月以降はハードランディングの不安が増したため重要指標前後は不安定な値動きになtっています。  普通の投資家が指標の結果を不安そうに見守っている間

          エヌビディアからの逃避先

          アップルがAI銘柄に、エヌビディアの将来に不透明感。

          エヌビディアは好決算を出しましたが、指数が上昇する中、売られました。決算への期待が高すぎたと見られていますが、背景にはアップルの重要な動きがありました。 アップルのチャートをご覧ください。チャートの中央当たりの大きな陽線があります。アップルが消費者向けAI銘柄の本命になったかもしれない日です。 アップルは2021年の「WWDC 2021」でAI処理を端末で処理する方針を打ち出していました。 そして、2024年6月10日「WWDC 2024」で「Apple Intellig

          アップルがAI銘柄に、エヌビディアの将来に不透明感。

          バフェット売却加速、今は貪欲な投機家になろう。

          バフェットの株式売却が加速しています。 ウォーレン・バフェット氏の投資手法は、「バリュー投資」と呼ばれる長期投資で割安な優良株を長期保有することだといわれています。しかし実際には、天井で利益確定し、手持ち現金を増やして底で買うこともします。 バフェットの現金及び短期債保有残高とS&P500のチャートをご覧ください。 2022年の株価下落で株を買い向かっていることがわかります。そのバフェットが2016年に購入したアップル株を大量に売却し、2022年に購入した以上の額の株を手

          バフェット売却加速、今は貪欲な投機家になろう。

          ゴールドVS米国株「リーマンショック後の高値更新から現在まで」をチャートで振り返る

          下のチャートをご覧ください 黄色 ゴールド 灰色 シルバー 赤  S&P500 青  NYダウ 黒  MSCI USA(米国株612銘柄配当債投資) 約11年で次のように上昇しました。 黄色 ゴールド 50% 灰色 シルバー ほぼ変わらず 赤  S&P500 約2.8倍 青  NYダウ 約2倍 黒  MSCI USA(米国株612銘柄配当再投資) 約3.5倍 ・リーマンショック後の高値更新から現在までの特徴 米国株の持続的な上昇 背景: 2013年以降、米国株式市場

          ゴールドVS米国株「リーマンショック後の高値更新から現在まで」をチャートで振り返る

          ゴールドVS米国株「ITバブル崩壊からリーマンショック後の高値更新まで株価低迷の時代」をチャートで振り返る

          下のチャートをご覧ください 黄色 ゴールド 灰色 シルバー 赤  S&P500 青  NYダウ 黒  MSCI USA(米国株612銘柄配当債投資) 約12年で次のように上昇しました。 黄色 ゴールド 約5倍 灰色 シルバー 約5倍 赤  S&P500 約15% 青  NYダウ 約20% 黒  MSCI USA(米国株612銘柄配当再投資) 約50% ITバブル崩壊からリーマンショック後の回復までの特徴として 1.ITバブルの崩壊 インターネット関連企業の株価が急騰。

          ゴールドVS米国株「ITバブル崩壊からリーマンショック後の高値更新まで株価低迷の時代」をチャートで振り返る

          ゴールドVS米国株「1981年の米国金利ピークからITバブルまで」をチャートで振り返る

          下のチャートをご覧ください 黄色 ゴールド 灰色 シルバー 赤  S&P500 青  NYダウ 黒  MSCI USA(米国株612銘柄配当債投資) 約20年で次のように上昇しました。 黄色 ゴールド 約マイナス15% 灰色 シルバー 約マイナス30以上 赤  S&P500 約12倍 青  NYダウ 約12倍 黒  MSCI USA(米国株612銘柄配当再投資) 約18倍 1980年から2000年まで特徴として 長期金利の低下と株式市場の上昇 1981年から始まった長

          ゴールドVS米国株「1981年の米国金利ピークからITバブルまで」をチャートで振り返る

          ゴールドVS米国株「ニクソンショックから1981年の米国金利ピークまで」をチャートで振り返る

          下のチャートをご覧ください 黄色 ゴールド 灰色 シルバー 赤  S&P500 青  NYダウ 黒  MSCI USA(米国株612銘柄配当債投資) 約10年で次のように上昇しました。 黄色 ゴールド 10倍以上 灰色 シルバー 5倍以上 赤  S&P500 約50% 青  NYダウ 約30% 黒  MSCI USA(米国株612銘柄配当再投資) 約240% 1970年代の特徴として ・スタグフレーション 1970年代のアメリカは、経済成長の停滞と高インフレの同時進行で

          ゴールドVS米国株「ニクソンショックから1981年の米国金利ピークまで」をチャートで振り返る

          配当再投資の圧倒的重要性

          前回、S&P500の長期積立はゴールド積立にパフォーマンスで劣ると紹介しました。 しかし今回は別の視点で見ていきます。 下のチャートをご覧ください。 黒はMSCI USA(GROSS) 黄色はゴールド 赤はS&P500 青はNYダウ 灰色はシルバー MSCIUSA(GROSS)とは米国の612企業を対象とした加重平均指数で分配金を全額税控除なしで再投資したという前提の指数です。まあS&P500に配当再投資した場合の指数と考えてください。 黒のMSCIUSAが圧倒的なリター

          配当再投資の圧倒的重要性