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今は、米国利下げと大統領選という小さな嵐の中。

次回のFOMC(連邦公開市場委員会)は2024年9月17日から18日に開催され、政策金利が0.25%~0.5%引き下げられる予定です。

政策金利とは何か?
中央銀行が商業銀行に短期で貸し出す際の基準金利です。商業銀行はこの基準を基に金利を設定する傾向があります。

金利と景気の関係
景気が良くなる→金利は上昇します。
景気が悪くなる→金利は下落します。
金利が下がる→景気はよくなります。
金利が上がる→景気は悪くなります。

政策金利引き下げの目的と効果
FRBは政策金利を下げることで景気を刺激しようと考えています。しかし、過去、何度も後手に回ってきました。そしてFRBは我々よりも多くの情報を持っており、本当にヤバい場合は一気に引き下げる傾向があります。

利下げの効果が出るのはいつ?
効果が表れるのに6カ月から18カ月かかると言われています。
今後の市場心理は
0.25%引き下げ=しばらくは利下げ効果の見極め
0.5%引き下げ=FRBがハードランディングを認めた
だと思います。

過去の利下げに対する反応
2000年以前は、利下げを好感して株価は上昇しました。
2000年以降は、ITバブル崩壊、リーマンショック、コロナショックと1年以内に株価は暴落しました。
今回どうなるかはまだ不明です。

最後にITバブルのチャート


上がNasdaqのチャート
下が米国政策金利

政策金利は1995年2月から1998年11月まで2年以上の期間をかけて、ゆっくりと6%から4.75%まで引き下げられました。この緩やかな金利低下により、経済は「ソフトランディング」に成功しました。しかし、その後、ITバブルが本格化し、1997年以降、経済は過熱を続けました。

1998年11月には、政策金利の引き上げが始まりましたが、すでにバブルは手がつけられないほど膨張しており、その後もさらに過熱し、ついに崩壊しました。

1995年7月利下げ開始 指数約750
Windows95発売時1995年8月、指数約1000
1998年11月の引き上げ 指数約2000
2000年3月ITバブル崩壊 指数約5000

バブルというのは最初と最後が最も短期間で大きな変動を見せるものだということがわかります。

今回もAIバブル継続の可能性を考慮し、暴落したところで、AIソフトウェア関連株を積極的に買っていく予定です。
エヌビディアがマイクロソフト、これから出で来る銘柄がAmazonやシスコの可能性もありますので。

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