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ゴールドVS米国株「リーマンショック後の高値更新から現在まで」をチャートで振り返る

下のチャートをご覧ください
黄色 ゴールド
灰色 シルバー
赤  S&P500
青  NYダウ
黒  MSCI USA(米国株612銘柄配当債投資)

  • 約11年で次のように上昇しました。

    黄色 ゴールド 50%
    灰色 シルバー ほぼ変わらず
    赤  S&P500 約2.8倍
    青  NYダウ 約2倍
    黒  MSCI USA(米国株612銘柄配当再投資) 約3.5倍

・リーマンショック後の高値更新から現在までの特徴

  • 米国株の持続的な上昇

    • 背景: 2013年以降、米国株式市場はリーマンショック後の回復を続け、S&P 500やダウ平均株価は史上最高値を更新し、GAFAM等の大型のテクノロジー株が市場を牽引しました。

    • 要因: 低金利政策による資金流入、企業業績の改善、そして量的緩和(QE)による資産価格の上昇が主な要因です。

・米中覇権争い
2015年から米中の覇権争いが始まり2018年から決定的になりました。それを境にゴールドの上昇が開始しました。ウクライナ侵攻によってロシア資産が凍結されたことにより、各国の金購入が進みゴールドは続伸中です。

・コロナショック(2020年)とその後のインフレ
株式市場は急落しましたが、各国政府と中央銀行が前例のない規模の財政支援や金利引き下げ、量的緩和を実施したことで、迅速な回復が見られました。しかし、コロナ対策でばら撒かれた大量のマネーがインフレを誘発し、FRBは急速に金利を引き上げました。しかし景気減速を防ぐため量的緩和を継続。結果、膨大なマネーを背景とする個人消費がけん引し企業業績も拡大中です。

・CHATGPTの登場によるAI投資の本格化
ChatGPTの登場により、AI技術への関心が急速に高まり、AI投資が本格化した。エヌヴィディアを筆頭とするAI関連銘柄の企業業績が急拡大し、株価も急上昇しました。

私の視点で解釈しますと
・世界の先行き不透明さと、米国のドル弱体はゴールドが買われる要因。
・コロナ対策後の株価はマネー供給が上昇相場を作る良い事例。
・AIとロボットの登場は最大の産業革命になると予想。しかしAIはインターネットのようにインフラの一部であるという視点が重要。


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