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ゴールドVS米国株「ニクソンショックから1981年の米国金利ピークまで」をチャートで振り返る

下のチャートをご覧ください
黄色 ゴールド
灰色 シルバー
赤  S&P500
青  NYダウ
黒  MSCI USA(米国株612銘柄配当債投資)

  • 約10年で次のように上昇しました。

    黄色 ゴールド 10倍以上
    灰色 シルバー 5倍以上
    赤  S&P500 約50%
    青  NYダウ 約30%
    黒  MSCI USA(米国株612銘柄配当再投資) 約240%

1970年代の特徴として
・スタグフレーション

1970年代のアメリカは、経済成長の停滞と高インフレの同時進行であるスタグフレーションに直面し、株式市場は低迷しました。

  • オイルショック
    1973年と1979年に発生したオイルショックにより、石油価格が急騰し、インフレが加速。企業のコストが増大し、株式市場にも悪影響を及ぼしました。

  • 低迷する株式市場
    1970年代の米国株は全体的に低迷し、S&P500は実質的な成長をほとんど示さず、投資家の信頼も揺らぎました。

  • 金の台頭
    ニクソンショックで金は投資対象となりインフレ対策として投資家は金を購入し、金価格は1970年代を通じて急騰しました。

  • 政策転換の兆し
    1970年代末、FRBのポール・ボルカー議長が金融引き締め政策を導入し、1980年代初頭の経済回復に繋がる動きを見せました。

私の視点で解釈しますと
・ニクソンショックにより投資対象となった金がインフレ対策として買われる。
・株価低迷時代=高配当なのでMSCI USAがS&P500を大きく上回っています。
・米国長期金利は1981年9月にピークをつけていますが、その前に金価格はピークをつける。(経済の回復を市場参加者は見越している)
・シルバーの上昇はハンス兄弟の仕手化で一時的に急上昇。(銀という国際的な資源でも仕手が在り得ることを歴史が証明した。)


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