美しいならばそれでいいじゃない!
最近、すごく耳に残っている言葉である。
そしてこの言葉だけが、真なんじゃないかな、とも思う。
出典は、KAMIJOさんの最近のアルバム『TEMPLE -Blood sucking for praying- 』の表題曲「Temple -Blood sucking for praying-」の歌詞である。
KAMIJOさんは、この前のマツコの知らない世界で流れたVersaillesというバンドのボーカルで、KAMIJO名義のソロ活動もしている。いわゆるヴィジュアル系の中でも耽美派、シンフォニックメタルである。
私は普段、持っている曲(数千曲)を全曲シャッフル再生で聴いていて、知らない曲もあるし、曲名を見ないことが多い。
ので、ただ耳に残った「美しいならばそれでいいじゃない!」が、KAMIJOさんであることはわかったし、おそらくVersaillesじゃなくてKAMIJOソロの作品だろうとも思ったけど、どの曲かわからなくて。
歌詞検索しても全然出てこない!!
あれ、もしかして私が勝手に作り上げた幻想…?
と思いながら必死に検索を続けて、やっとヒット。
というのが、「美しいならばそれでいいじゃない!」のメロディは、KAMIJOさんの結構前の曲と同じだったから、その曲だ!と思ってて。びっくりした。最近の曲だった。しかも、「美しければ」だと思ってて全然検索引っ掛からなかった。笑
KAMIJOさんもSound Horizonと同じように、アルバム何作もかけて一つの物語を紡いでいるので、前の曲のメロディがまた使われることはよくある。
ひとつ前置きしたいのは、私はその物語にほとんどついていけてない。笑
Sangはライブも見に行ったからなんとなく流れはわかってるけど、このTEMPLEに関しては、特典の本も読んでない状況、、、笑
だから、物語の中でのこの言葉の立ち位置、とかはわからない。
ただ、「美しいならばそれでいいじゃない!」が真だな、ってなんか、すごい納得した。
もちろん見た目が、という話じゃなくて(KAMIJOさんやVersaillesにおいてはそれもあるけど!)
まぁ、何かが、だよね。
考えとか生き様とか。
Sangの中の曲の「Nosferatu」歌詞に
ってあって。
この曲、めっちゃ好きで。
最近もずっと思ってることは、何かが絶対正しくて、何かが絶対に違うってことはない、ってことだ。
善も悪も、倫理も道徳も、誰かから見た基準であって、普遍性はないのである。
だから押し付けてくれるな、私に。
其れをSound Horizonは暗に表現していると思うし、KAMIJOさんは明確に言葉にしている。
じゃあ、なんだ、って言うと「美しいならばそれでいいじゃない!」である。
私が其れをただ「美しい」と思えたらそれでいいんじゃないか。それが信念ってものなんだろうな。
結局私は立ち返る。
思い出せ。薔薇の末裔だ。
気高く誇り高き薔薇だ。
美しいならばそれでいいじゃない!
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