見出し画像

新卒と引き換えにわたしが手にした人生の宝物

街を歩くとスーツを着た新社会人や新しい制服を身にまとった中高生の姿を見られる季節がやってきました。大学卒業後、スーツに袖を通して出社するという経験をしたことがないわたしには、社会人1年目のドキドキ感はわからないのですが、今まで見たことのない世界に足を踏み入れたときの気持ちはわかります。

新卒の肩書きは手放したものの、それと引き換えに世界一周経験者という肩書きを手に入れました。そしてその経験は人生においてかけがえのない宝物となったのです。

キャリアに悩んでいる人、将来の進むべき道がわからなくなった人。そんなあなたに何かヒントを与えるきっかけを作れたらと思い、noteを書いていきます。あなたの心に何かしら爪痕を残せられたら嬉しいです。

こちらのnoteも参考にどうぞ!

新卒と引き換えに手に入れた世界一周の旅

わたしは大学を卒業後、世界一周ができるピースボートに乗船しました。初めて正社員になったのはそれから数年後、29歳のとき。一般的なキャリアとは異なる人生を歩んできました。

就活に失敗し途方に暮れていたわたしは、現実逃避として世界一周の旅に出ようかと思っていました。仕事を始めたら3ヶ月の休みなんて取りにくいし、一生味わえない経験ができるのは今しかないかもしれない。

そう思い世界一周の旅に出ることにしましたが、「よし、世界一周行くか」という軽い気持ちで決断できたわけではありません。たくさん悩んで考えた末に新卒を捨てる勇気を持てました。

自分の殻を破れたピースボートの旅

世界一周に出ると今までに出会ったことのない人や価値観に触れ、今まで当たり前だと思っていた固定概念が壊される出来事にたくさん遭遇しました。今まで自分が生きてきた世界は狭かったんだ、もっと自由でよくて型にハマらなくていいんだということに気がつきました。

そのときはじめて多様性という言葉の意味を身をもって体感した気がします。自分を着飾るのではなく、ありのままの自分を見せても受け入れてくれる人が世の中にはたくさんいるんだと知りました。自分を無理に変える必要はなく、いろんな個性があってもいい。それをピースボートで学びました。

今の自分を作っているのはあのときの原体験が大きく影響していると思います。人生って不思議なもので、何かを手放すと今まで味わったことのない大きな経験を手に入れることができるんですよね。当時、周りの目を気にせずに勇気を出して一歩踏み出した自分にありがとうと伝えたい。

過去の経験が今の自分を遠い世界へと連れて行ってくれる

ピースボートで世界一周してからは今まで我慢していた何かがぶっ壊れて、自由を求め自分の今やりたいことや今しかできない体験にお金や時間を使うようになりました。

大学時代まで出会ったことがないタイプと友達になるようになり、絶対住まないと思っていた東京でシェアハウス生活をしてみたり、自給自足生活を沖縄のど田舎でやってみたり、大手ポスプロで働いてみたり、芸能人にインタビューしたり。

今まで自分には無縁だと思っていた生活が身近になり、夢や目標が叶うスピードが早くなってきたように感じます。きっと大学生の頃にレールに敷かれた道をただ歩んでいるだけだったら、一歩を踏み出す勇気は持てなかったはずです。一つの経験が糧になり、今の自分を一歩先の未来へと導いてくれているような感覚があります。

大学を卒業して普通に就職していたら、この経験は手に入れることができなかった。これまでの経験はわたしの今後の人生でもずっと心に残り続ける宝物になると思います。一生大切にしたい、経験という宝物を手に入れることができたわたしは、また次の目標に向かって少しずつステップを踏み始めているところです。

人生で大切なのは世間の目を気にして生きることではなく、今しかできないことに時間やお金を注ぐことだとわたしは思います。仕事はいつでもできるけど、今やりたいと思ったことは今やった方がいい。

今しかできない経験に時間やお金を使うことで、一生物の宝物と出会えると思います。もし自分の進む道にワクワクできないなら、きっと違う道にワクワクする体験が待っているのかもしれない。それに出会えたわたしは幸せ者だなと思います。

経験という宝物を手に入れたかったら、まずは自分の心に素直になってみることから始めるといいと思います。周りの目に惑わされずに自分の進むべき道を探していきましょう。きっと選択肢は一つではないし、今まで予想しなかった道を切り拓ける可能性もあると思いますよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?