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夢日記録

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2005年から書き溜めた、夜と昼にみる夢の記録をお裾分け。
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#夢日記録

夢日記録♯053 同級生の顔がわからない

♯052はこちら d. 主人公:女子学生 カメラワーク:主人公視点 ・シーン1 学校に遅刻した。 駆け足で校舎に入る。主人公は高校の女子制服を着ている。廊下で同じ制服の子とすれ違い、まだセーフかな、と期待する。判断材料のチャイムが、まだ鳴ってないのか、もう鳴ったのか、判然としなかった。 白い廊下。増改築のせいで発生した中二階を経由して、同級生を探す。たしか移動教室だったはずだけど、どこだったっけ。どの部屋にもプレートはかかっておらず、一部屋ずつ後ろの扉から覗き込んで中を確

夢日記録♯052 修行の最終試練で山籠もり

♯051はこちら d. カメラワーク:第三者視点。特定の主人公は感じられない。 ・シーン1 「修行の最終試練だ」 そう伝えられて、男女四名が山の中に入る。忍者のような風体のように感じられる。身軽な者はすいすいと、ガタイの良い者は豪快に藪を突き進む。やがて一行は崖っぷちにでる。崖は正方形の盆地を取り囲み、そびえたつ岩とその周りの青々とした森のコントラストが目に飛び込む。盆地の地面は遠いはずなのにひときわ白く、遠近感が狂う心地。 「この淵で、我々は我々のみで過ごさなければなら

夢日記録♯041 白黒の道を行く

♯040はこちら d. 主人公:不明。 カメラワーク:主観と俯瞰が入り混じる。モノクロの世界。初めてビジュアルがみえた夢。 ・シーン1 主人公は道路を歩いている。二車線ぶんほどだが、ラインや歩道は存在しない。ごつごつとした地面。道路の両脇を木々が固めている、と認識しているが、色の感覚が存在しないため"緑"ではなく"暗い塊"と感じたため、植物ではなかったかもしれない。空も同様に色はなく、明るいという印象はあるが青ではない。 世界は明暗でできている。 匂い、音、触覚がない。道

夢日記録♯040 校長の娘を公然とぶっとばす

♯039はこちら d. 主人公:18才程度の学生 カメラワーク:主人公視点 ・シーン1 同年代の、20人程度が教室で席についている。 黒板に、監督生がカツカツとチョークを鳴らして文字を記している。 「ここに集められた者たちは能力者の素養ありと認められた生徒で、本来なら、力が発現した者だけがサークルや特別講義として別途研鑽することになる。」 「能力者はア×××××と呼ばれる。君たちのよく知る自警団も、大半はこの者たちだ。」 「事情により、自然経過ではなく、なるべく多くの能

夢日記録♯039 価値ある二つ名を獲得せよ

♯038はこちら d. 主人公:若者。職業不明。学生かもしれない。 カメラワーク:第三者視点 ・シーン1 見知らぬ人々が集められている。20名ほどだろうか。体育館だか公民館のような広い室内だ。 参加者には、まず4000円ぶんの「ポイント」と、ラノベ風の「二つ名」が支給される。1台の携帯端末を操作して、他者の二つ名の一部と自分のポイントを取引できる。二つ名の値段は画数と読み仮名で上下する。 「人」だけだと2千円、「聖人」の組み合わせになると1万円、といった具合だ。組み合わせ

夢日記録♯037 三つ巴の世界で漁夫の利を狙う

♯036はこちら d. 主人公:複数の中心人物にスポットが当たっている カメラワーク:一人称と三人称の視点が切り替わる。映画的。 ・シーン1 この世界には「罪人」「カウンセラー」「イーター」という3つの区分が存在している。罪人は肥大化した身体を持ち、与えられた特定の建物で過ごしている。罪人は建物の中で自由に過ごすことができる––––あらゆる行動が不問となる。なにが起きてもそれを理由に咎められることはないが、何もしなくても罪人という称号が消えることはない。 カウンセラーとイ

夢日記録♯036 就活旅行は時間厳守

♯035はこちら d. 主人公:二十代前半。就活生。 カメラワーク:主人公視点 ・シーン1 リクルートスーツと、後ろに縛った赤茶色の髪の毛。 「就活旅行」というツアーに参加している。近未来的な建造物の中を、友人であるTと共に探索している。白い壁に囲まれた廊下。1階に降りるとアラートが鳴り、階段の入り口やエレベーターがゴウンゴウンと鉄格子で閉ざされていく。 「何?」「わかんない。」 おろおろしているうちに、ウォーリーのようなキャタピラ走行のロボットが通路の向こう側から姿を

夢日記録♯035 動物愛護発表会

♯034はこちら d. 主人公:二十代 カメラワーク:第三者視点 ・シーン1 広い会場。記者会見のような、学会のような。 主人公は壇上で声を張り上げている。 「動物を効率的にケアする方法を考案しました。これから発表します」 どうやら動物愛護を語る人間のようだ。 カメラのフラッシュが炊かれる。 というあたりで目が覚めた。 * ・夢自体が長くても、覚えてられるのが「××していた!」だけのこともある。全部覚えてられたらもっと楽しいんだろうけどなあ ♯036はこちら

夢日記録♯034 試験前夜に見てしまったもの

♯033はこちら d. 主人公:学生 カメラワーク:主人公視点 ・シーン1 学友4名と共に、宿舎で過ごしている。試験前夜の復習会を終えて、いざ明日に備えて寝ようという時間だ。 暗い部屋にぽつぽつと蛍光の光が浮かんでは消える。主人公が思い浮かべている、勉強の内容のようだ。5人で復習した光景をかき分けながらリビングをうろついている。水を飲みに起きたようだ。ふと、テーブルの上にメモのような紙切れを発見する。朝一番に起きるAが置いていったものだろうか。 「××が試験に落ちますよ

夢日記録♯033 呪いのミサを企む教祖を焼き払え

♯032はこちら d. 主人公:学生 カメラワーク:第三者視点と主人公視点が入り混じるかんじ。体感が強い ・シーン1 体育館の2階からステージを見下ろしている。建物の構造としては、アリーナ部分は吹き抜けで、後ろ半分が2階建てになっている、講堂のようなつくり。役者の表情がわかる距離感だ。 劇の内容はなんらかの宗教団体がミサを行っている、というもの。ステージの右端に教祖がいて、ほかの人たちが操られており、その人々のエネルギーを使ってなんらかの呪詛を完成させようとしている、とい

夢日記録♯032 あなたは主人公にはなれません

♯031はこちら d. 主人公:リアルと同一 カメラワーク:主人公視点 ・シーン1 ゲーム機を起動する。リビングのテレビにデモが流れる。スタートボタン。 「あなたは主人公にはなれません」 というメッセージが出て、そこから進むことができない。 後ろで兄が笑っている。 というところで目が覚めた。 ・シーン2 布団から身を起こし、リビングに入る。兄と母が食卓で本を読んでいる。夢の話をすると二人とも笑う。 「私に試させてよ……あ、できたわ」 母がゲームスタートに成功した。金髪

夢日記録♯031 人間の王様に仕える機械人形と旅人

♯030はこちら d. 主人公:男性。 カメラワーク:第三者視点。説明カットが入る。 ・シーン1 そこは、人間の王に機械が仕えている国だ。機械人形たちのパレードが終わると就寝時間を迎える、というなんとも「玩具の国」じみた場所だ。 人形たちの姿は、表情の変わるオーマイキーのような、どこか陶器を思わせる質感の頭部と、人間と同じ服を着こなしている。遠目に見ると人間か人形か判別がすぐにはつけられない、そんな感じ。 首都の中央を大きな河が流れており、その中洲が人形たちの住処らしい

夢日記録♯030 帝の儀式と異形の胎児

♯029はこちら d. 主人公:30代頃の男性。陰陽師みたいな職業。マリオギャラクシーみたいな特殊能力の付与された変身ができる。 カメラワーク:第三者視点 ・シーン1 帝が延命の儀式を執り行うため、主人公たちは祭壇の警邏にあたっている。同僚には白い長髪の男と、仮面の男。それぞれが、敵が潜り込みそうな場所を警戒する。主人公は溶岩石が定期的に転がる場所を担当し、自らも岩石に変身してゴロゴロと崖を周回する。小さな障害も人間向けの落とし穴もスルーできるのが強みだ。カーブした道を通

夢日記録♯029 魔法使い、傘をわすれる

♯028はこちら d. 主人公:中学生くらいの年齢。魔法使いの弟子。 カメラワーク:不明。視覚より体感がつよいイメージ。 ・シーン1 この世界には魔法が存在している。 現実でいうところの科学と似たような利用のされかたをしている。科学を理解していないひとが電気製品を利用できるように、宝具と呼ばれる道具に魔法が紐づけられていて、魔法を理解していない人にも現象を発生させることができるようだ。魔法の継続力はそれぞれで、古い宝具はやがてへたってしまう。魔法がきれた宝具は子供の遊び道