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犬がいるところ

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犬がいる小説・エッセイ等を集めています。 犬は偉大だ。
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#犬

ロビンソンの飼い犬【前編】

 芽衣子が両手指にマニキュアを塗っているとき、ぼくは決まって彼女にくだらない話をする。 …

七屋 糸
1か月前
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犬にまつわる看板 in ドイツ

今回は、ドイツで出会った犬の描かれた看板について。写真を中心とした簡単な投稿で。 ドイツ…

猫派?犬派?

先日、渋谷区広尾にある山種美術館で、開催された 「犬派?猫派?」の展覧会へ行ってきました。 …

【わんこ的】noteの記事、賑やかし帯(タイ)。-第175弾-

✅賑やかし帯とは? いつきが『賑やかし帯』(飾り罫線)を作り始めたキッカケはコチラ⇩ …

【わんこ的⑤】noteの記事、賑やかし帯(タイ)。-第241弾-

わんこ尽くし! ご使用前に、コチラのご確認を…⇩m(_ _)m 《《使用するにあたってのお願い…

犬は自分でスカーフを結べない
つまり犬にスカーフがついてるってことは
それをしたひとがいるってこと
同時にそれをゆるしてるってこと 犬が

抽斗の釘
2年前
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【掌編】木の根もとを掘る犬

 緑の葉が密になって生い茂る一本の大きな木が、ゆるやかな風に揺られながら立っている。犬はそびえ立つ木の近くにとまり、その根もとをじっと見つめている。雑種の小型犬で、白と茶の入り混じったふわふわとした体毛で全身を覆われている。犬は普段、人に飼われているようで、毛は刈り揃えられ、小奇麗な身なりをしている。しかし首輪は着けておらず、周りに飼い主らしき人の姿はない。  犬は木の根もとを掘り始める。一心不乱に穴を掘り続けていく犬の姿を、伸び上がる太い木は静かに見下ろしている。  やがて

助けた犬は警察へ(最終回)

今年の1月に転職し、大阪から滋賀へ引っ越す際に、大阪の住まいの断捨離をした。 この際、使…

すみひろ
1か月前
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老人と犬 ジャック・ケッチャム

 老人が愛犬と共に川釣りを楽しんでいる。そこへ少年が三人近づいて来た。中の一人は真新しい…

ヨコ爺
1年前
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いぬのきおく(エッセイ)

母が幼い頃、家で飼っていた犬(たぶんコロとかいった)が、毒を飲んで死んだという。彼は隣に…

nostalghia
1か月前
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犬のすべらない話

初めてのnote投稿で『犬系彼女』という短いフィクションの物語を投稿させていただきましたが、…

【視線(Look!)】

『視線(Look!)』 人は覚えたことを思い出そうとするときに自然と両目をぐいっと持ち上げる…

春
2か月前
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「老人と犬」

あせりなんて ちっぽけなこと おもった通りにならない? そんなときもある いそいだって たか…

marry015
1か月前
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63小品目 妖怪いぬぜおい

春先のことである。ホームセンターのレジに並んでいたところ、入口から青いつなぎを着たおじさんが入ってきた。まあ、なんら変わりない風景であるのだが、一つだけおかしなことがあった。おじさんの左肩からプードルがニョッキリ現れているのである。 注目していると(注目せずにいられるもんですか)おじさんはウエストポーチをしていて、前ではなく、お尻側にポーチを配して付けており、犬はその上に立って、おじさんの肩に手を乗せピーンと立っているのである。 サーカスか! と突っ込みたくなるが、ほの