【飲食業界ニュース(1/5-1/12)】今週公開された気になるフードビジネス記事を[PICK UP!!]
こんにちは。hibana編集長の本橋です。
今週1週間の間に公表された『フードビジネス』に関する最新ニュースをまとめてご紹介していきたいと思います。
飲食業界の今週のトピックス(1/5-1/12)
北海道で行列必至のチーズチョコレート「スノーチーズ」が“本州初上陸”~今年のバレンタインデーは チーズチョコが本命?~日本を代表する2つのバレンタインイベントに期間限定出店
こちらは北海道の人気お菓子のプレスリリースです。「チーズチョコレート」というワードに興味を持ちピックアップしました。商品も、「食感」「甘さと塩気のコントラストのある味」「かわいらしい見た目」とヒット要素が詰め込まれた商品だと感じました。ヒット商品には、最低限、押さえるべきヒット法則があると思いますので、人気商品のリリース文から分析するのもよいと思います。
グルメインフルエンサー、ウルフ【バズグルメクリエイター】がプロデュース!「パンとエスプレッソと」とタッグを組み韓国で人気の〈マヌルパン〉を販売
すでに、話題になっている商品をコラボでさらにアップデートさせた内容になります。「背徳感」というのがバズるキーワードの1つだと思います。また、ガーリックバターの塩気とクリームチーズの甘味がポイントということで、こちらの商品も味のコントラストをしっかり出されているようです。一度は食べてみたい商品ではないでしょうか。
カカオと黒蜜の和洋素材が融合した「ショコラくず餅プリン」を2024年1月9日(火)より販売開始
くず餅の人気店「船橋屋」の新商品発売のプレスリリース。ハイカカオ、黒蜜という和の食材を、自社商品をベースに昇華した新商品になります。ある分野の専門店が、独自にアレンジした商品は注目度が高まります。改めて、業界の枠を超えた挑戦の必要性を感じる内容でした。
飲食店の無断キャンセル (ノーショー)対策に「トレタ キャンセルプロテクション」提供スタート!
年末になると特に問題になる飲食業界の課題「無断キャンセル」。近年、グルメサイトや予約台帳サービスで、「クレジット情報」の事前入力を行うシステムが徐々に搭載されていっています。特に、海外からのご予約の際に使用されているイメージですが、これからは国内(日本人)の飲食店予約でも当たり前になってくるのではないでしょうか。
食品通販の情報源「Instagram(43%)」「X(41%)」「LINE(39%)」、SNS経由の購買は6割経験<おとりよせネット調査>
データからも、実体験からも現代ではSNSの情報がユーザーの購買意識に大きな影響力を持っていることがわかります。特にtoC向けのビジネスについては必須になりますので、今更ではありますが、飲食店や食品販売などの事業を検討されてる方は、SNSの活用を極められるかどうかが、ビジネスの成功を左右しますね。
飲食店の倒産/23年は768件発生、居酒屋・カフェ過去最多
コロナ融資の返済がスタートしたこともあり、業界の倒産件数が増加傾向にあります。FLコストが高くなり、営業利益率が低くなりがちな業態は今後も厳しい経営環境かと思います。大手企業で複数ブランドを所持している企業は、時代に合わせた業態変更を行なっているように、中小個人店舗でもビジネスの見直しが急務ではないでしょうか。
「生活者の消費マインド予測2024」を公開 2024年の核となるキーワードは「惠食(けいしょく)」
生活者の消費マインドがまとめられた情報になります。概念的ではありますが、今後の生活トレンドとしては納得度が高い分析かと思いますので、一読しておくとよいと思い、紹介しております。
レインズインターナショナルが新展開するネオ酒場。炭火の香りを纏わせながら焼き上げる “国産鶏のかご焼き”が名物『酒場トリノ』1月11日(木)渋谷にてOPEN
牛角を展開するレインズの新業態がオープンされるそうです。「ライブ感」「高揚感」「低価格」と若年層の酒場をターゲットにしたコンセプトかと思います。コロナ禍から低価格の大衆酒場の出店が増えてきましたが、収束後はそれがさらに加速している印象です。酒場の魅力として、「人」はキーワードになりますので、パッケージづくりの上手な大手企業の酒場を参考に、中小個人店は運営する「人」の魅力を引き出し、よりよい日本の酒場を生み出していくような流れになっていくのではないでしょうか。
【調査結果】69%が「2024年も食費の節約を継続」、たまに贅沢する「メリハリ消費」に注目<フーディストサービス>
年末年始はメリハリ消費が明確になった印象です。外食に関しては、12月突出して、売上が好調。過去最高売上を記録した飲食店も多い印象です。一方で、正月明けの消費は低調です。毎年その傾向は同じであるものの、23年の年末と24年の年始明けはその差が開いた印象があります。
(※こちらで紹介するニュースは、主観にもとづいて、記事を取り上げております。また、個人的な感想も添える場合もございます。)
目に付いたニュースがありましたら、気軽に読んで頂ければ幸いでございます。
今週 1週間のニュースまとめ
今週も食に関わる様々なトピックスを取り上げました。
年始ということで、プレスリリースの情報量も圧倒的に少ないものの、早速新しい商品、サービス情報なども出てきています。飲食業界については、12月が全体的に好調な印象で、2024年はさらに業界的な盛り上がりが期待できるのではないでしょうか。
業界の回復というよい流れがある一方で、消費者のメリハリ消費も顕著であり、事業者側も好調な店舗とそうでない店舗の二極化が進み、業界的な不安要素はまだまだ残ります。2024年はインバウンドもさらに増加することが予想されますので、インバウンド消費をしっかり取り込み、日本のフードビジネス全体をさらによりよい方向に進んでいければと思います。
2024年も引き続き、フードビジネスに関する最新情報をピックアップし、紹介していきます。ぜひ、明日のビジネスのヒントにして頂けると幸いでございます。
今年も宜しくお願い致します。
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