千景

映画好きのタロット占い師の千景(チカゲ)です Twitterやココナラ等で同名で占いの…

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映画好きのタロット占い師の千景(チカゲ)です Twitterやココナラ等で同名で占いの出品をしています お見知りおきを…。

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  • 虐待や不登校や不眠症や薬物依存の子供が幸せな男になるまでの話

    過去の実話、自分の経験したノンフィクション・エッセイです

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虐待や不登校や不眠症や薬物依存の子供がプロ占い師の幸せな男になるまでの話(仮) #11

久しぶりの更新になる、待ってた方々はごめんなさいね。 中学三年生になった、その頃にはタバコを吸うのもすかっり板についていた 元旦の初日の出を見ながら「今年こそ変われますように、苦しみが消えますように」と願った記憶がある 風向きが少し変わってきた フリースクールさえスリッパを置いて逃げ帰った俺も少しづつ「ふれあい学級」というものに行くようになっていた 中学の中にあるのだが、そもそも有名でないし、保健室登校さえも不可能な、いや保健室に行けば他の雑多で無神経な生徒に会うのだから

    • 虐待や不登校や不眠症や薬物依存の子供がプロ占い師の幸せな男になるまでの話(仮) #10

      まだまだ陰鬱な話が続く中学2年生の頃の話だがもう少しだけ付き合ってほしい これまた少し恥ずかしい話なのだが、大人になった今でも好きなマンガのキャラクターがいる ワンピースのサンジだ トレードマークはタバコにスーツに蹴り技の海のコック 憧れていた部分が大きいのだ 今でもチェーンスモーカーだし、スーツは好きだし、気づけば料理も特技になっていた そして蹴り技なのだが、中学の頃にひっそりとテコンドーを習い始めていた 身体の柔軟性から器械体操をやっていた自分にはシナジーの高い組み合わせ

      • 虐待や不登校や不眠症や薬物依存の子供がプロ占い師の幸せな男になるまでの話(仮) #9

        この中学一年から二年のあいだが一番長く、まるで無限地獄のように感じた 人間の一生の体感時間は19歳までで半分に至ると言う話を後年知り、今では納得する。 ただここまで辛く青色吐息で呼吸しながらも、自殺だけはしようと思わなかった 「これまでずっと一つも良い事が無かったのに、俺が死ぬのはおかしい」そう思っていたからだ ただ、頭の中で何度も嫌いなクラスメイトを残酷な方法で殺害し、憎みながらも、以前とは違う視点で物事を考えるように変わって行っていた 「俺が小学生の時にしていた事は

        • 虐待や不登校や不眠症や薬物依存の子供がプロ占い師の幸せな男になるまでの話(仮) #8

          自分を騙し騙しなんとか学校に通っていたのも、中一の夏休みを終えた頃から不可能になっていた 小学校で基礎の勉強をしていない自分には中学の授業は理解ができないため ただ机に伏して眠るしかない、そして何より嫌だったのは「学校が楽しい」と感じる普通の、凡庸な生徒達の無神経な質問だった 「なんで学校に来ないの?」 今の俺なら摩擦を恐れずこう言える「お前らの事が大嫌いだからだ」と だが思春期で、さらに問題行動を控えようと努力していたためそれが裏目に出て、何も本心が言えなかった あざとく、

        虐待や不登校や不眠症や薬物依存の子供がプロ占い師の幸せな男になるまでの話(仮) #11

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        • 虐待や不登校や不眠症や薬物依存の子供がプロ占い師の幸せな男になるまでの話(仮) #9

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          虐待や不登校や不眠症や薬物依存の子供がプロ占い師の幸せな男になるまでの話(仮) #7

          中学に上がって周囲の無秩序さに辟易としながらも 自分なりにどうにか周囲に順応しようと努力はしたつもりだった こちらとしては周囲がメチャクチャなのだから、自分も様子を窺うのをやめて、無理をしてでもハメを外した方がいいのか? とも考えたが、上手くいかなかった 明らかに自分より異常で幼稚な行動を取っている子供達はノーマークなのに 何故か教師は俺を狙って嫌がらせをしてきた 音楽の筆記テストの答えが合っていたのにバツ印をつけられていたため、採点をもう一度頼みに行ったら 「お前これ、さ

          虐待や不登校や不眠症や薬物依存の子供がプロ占い師の幸せな男になるまでの話(仮) #7

          好きな事もやりたい事も頑張りたい事も無い君へ

          たまには占い以外で、多くの人が抱える悩みであり 過去の自分の悩みの解決方法でもあるアドバイスを贈ります。 好きなことが無いってのは嘘だよね? 少しは興味があることくらいはあったよね? 小学校で一教科くらい100点を取ったことは誰でもあると思うんだけど 何故取れたか考えてみると好きだからだよね そこまでは「好きこそものの上手なれ」で説明がつくけど じゃあなんで好きだったのか?それは順序が 冗談めいた画像だけど順序が逆だったんだと思う まずなんでもいいから普通に、物事をクリ

          好きな事もやりたい事も頑張りたい事も無い君へ

          虐待や不登校や不眠症や薬物依存の子供がプロ占い師の幸せな男になるまでの話(仮) #6

          中学に上がる頃について書く前に、その他12歳までにあった事をいくらか書き足していきたいと思う 父方の祖父は読書家だった、家に書斎があり、大量の本が貯蔵してあった ある日の事、その祖父が「千景、これを読んでみい」と渡してくれた本があった それは流行する前のハリーポッターの第一巻だった あの年齢であの本を発見し、推す事はなかなか出来ないものだと思う あれだけ近くに住んでいたのに祖父との思い出はあまり無いが 独りでとぼとぼと遅い時間に猫背で学校に歩いていく俺の姿や、裏にある祖父

          虐待や不登校や不眠症や薬物依存の子供がプロ占い師の幸せな男になるまでの話(仮) #6

          虐待や不登校や不眠症や薬物依存の子供がプロ占い師の幸せな男になるまでの話(仮) #5

          ただ俺は、まだ父の姿に尊敬の念を抱いていたと思う スーツでバシッとキメて仕事の夜の会合などに出かけていく父の姿はカッコよかった ちょっとした憧れがあった そのため大人になった今では家にスーツが7着ほどある 特に気に入っているのは金ボタンのダブルのスーツだ そういった服の趣味や、酒好きな所、ディベートや演説が得意な所は父親に似ることになった だが気持ちは大きく矛盾していた 尊敬はあれど酷く憎んでいたし、何より、憎めば自己を正当化できたからだ あの人のせい、あいつが悪い 心の中

          虐待や不登校や不眠症や薬物依存の子供がプロ占い師の幸せな男になるまでの話(仮) #5

          虐待や不登校や不眠症や薬物依存の子供がプロ占い師の幸せな男になるまでの話(仮) #4

          今まで、辛い経験だけを書いてきたが、全てが全て酷かった訳ではなかった 父が会社の立て直しに成功したお陰で家には金があった 夏休みに海水浴場に行った記憶がほとんど無いのだが 父がクルーザーを所有していたお陰で夏休みは広島湾にある無人島で海水浴を楽しんでいたからだ 俺が船の帆先に座った状態で父が猛スピードで船を走らせてくれた、まるで命綱の無いジェットコースターのようなスリルのある遊びを味わえた 一階の工場を綺麗に掃除し、ブルーシートを敷いて車座になって会社の社員達と大勢で焼肉を楽

          虐待や不登校や不眠症や薬物依存の子供がプロ占い師の幸せな男になるまでの話(仮) #4

          虐待や不登校や不眠症や薬物依存の子供がプロ占い師の幸せな男になるまでの話(仮) #3

          虐待について言えば、これを読む人には不快な気持ちを与えるかもしれないが 母はキ〇ガイという言葉を俺によくぶつける人だった 通っていたスイミングスクールを初めてサボって遊んで帰ってきた日 母は「あんたどこの子?うちの子じゃないから帰って」と言われた そして俺に対して話してない時には「コイツ」という三人称を使った 「自分は大事にされていないのだ」と言う実感を持つには十分だった 父は毎夜の様に酒に酔い、幼い俺にうまく伝わらない事、理解させる事ができない憤りとで どうしても暴力的な

          虐待や不登校や不眠症や薬物依存の子供がプロ占い師の幸せな男になるまでの話(仮) #3

          虐待や不登校や不眠症や薬物依存の子供がプロ占い師の幸せな男になるまでの話(仮)#2

          物心がついたとは言えまだ4歳、自我や主体性というものはまだ自分にはなかった そのため、近所の好きでもないスイミングスクールに通わせられたが、自分には根性がない そして頑張る理由もないため、成績は中の下と言ったところだった 肌は白く体は細く、髪や目の色は明るい茶色で、唇は赤かった 自宅のうちの会社の裏にも工場があり、そちらには父方の祖父母が住んでいた 祖母の事はあまり覚えていないが「唇が紅を塗った女の子みたいに赤いねえ」と言われた事を覚えている 祖父母の家でも俺は弟を連れて

          虐待や不登校や不眠症や薬物依存の子供がプロ占い師の幸せな男になるまでの話(仮)#2

          虐待や不登校や不眠症や薬物依存の子供がプロ占い師の幸せな男になるまでの話(仮)#1

          まずどう切り出して良いのか俺は悩む、この話は脚色はあれど全く嘘の無い自分の人生の話で そして当然まだ完結していない話で、大半は過去の事なのだから、あまりに陰鬱に書くのも良くはないと思う 最初は、物心のついた2歳くらいから書いていこうと思う もちろん断片的なので次の記憶にすぐ話は飛んでいくし、後で人から聞いた話で過去の自分の状況の後付け説明の柱脚が入ってしまう事を許してほしい。 2歳ごろ最初の記憶は、母方の祖母の経営するアパートの一階で、年子のまだ1歳にもならない弟を守るため

          虐待や不登校や不眠症や薬物依存の子供がプロ占い師の幸せな男になるまでの話(仮)#1

          星座は一人一個じゃないって知ってたかい?

          どうも、タロット占い師の千景です 少し体調を崩してお休みをいただいてました、お久しぶりです さて、みなさんご存じの12星座占い 朝テレビでやってるのも、グーグルやsiriに運勢を訊ねても大抵は星座占いです でも人間の性格が12種類だけになんて分けられる訳がないし 「私は当たってないなあ、信じてないし」 そう思ってる方も多いと思いますし、当たらない事は実際多いです でもですね、そうなっちゃうのは占いが当たるも八卦、当たらぬも八卦だから以外にもちゃんと理由があるんで

          星座は一人一個じゃないって知ってたかい?

          占い師から見た当たる占い

          どうも、タロット占い師の千景です。 やっぱり占いに興味がある方は当たるかどうかが一番興味があると思うので 個人的、体感的に「当たっているな」と思った占いを紹介したいと思います まずその前に、占いには大きく分けて三つ種類があります 星座占いなどの生年月日から占う命占 ルーン石やカードをその場で引いて読む卜占(ボクセン) 手相や顔の相を見る相占 この三つですね (相占・相術は体癖論のような医学的でサイエンスな要素もありますね) では本題に移りましょう まずこの投

          占い師から見た当たる占い

          『パラサイト 半地下の家族』を今さら観ました

          どうも、タロット占い師の千景です。 今回は趣味の映画のお話の投稿です 大きなネタバレは控えますが 名作だという事で同じ年のJOKER(ホアキン・フェニックス主演) あれと同じくらいの気合を入れて観なければ!そう思っていた作品ですが やられましたね、心をえぐられた。 半地下の家、治安の悪い貧困層の住む地域の4人家族の息子が ひとつのきっかけで富裕層の高校二年生の女の子の家庭教師として 身分を大学生と偽り、雇われ そして自身の家族も次々とその豪邸に住む家族に雇われる

          『パラサイト 半地下の家族』を今さら観ました

          タロット占いについて

          初めまして、千景です。 僕の職業はタロット占い師 もちろんそれだけで生活ができるほどの超一流の売れっ子ではないので 複数の収入源を持ち、その中で本職と言えるものは何か? そう聞かれた時に名刺を渡し、占い師だと名乗っています。 占い…占いねぇ、多くの人は胡散臭いものだと思いスピリチュアルな何かだと考えているようですが そういった側面も勿論あります しかし大抵の占い師は高い分析力を使ってのコールドリーディング つまり、観察し、洞察し、論理的にお客様の未来や過去を推

          タロット占いについて