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#18 事業買収後サバイバル編:我々はいつも不確実性の世の中に生きている、その時どう考えたか?

私のNoteでは80%現業、20%複業模索中に至った経緯や、学んだ事、日々の試行錯誤などをお伝えして参ります。

前回 ITバブル崩壊編に引き続き”事業買収後編:我々はいつも不確実性の世の中に生きている、その時どう考えたか?”というお話です。


夜逃げ状態からのスタート

既に20年経ちましたが今でも、別の会社としてスタートする前日、当日の光景は忘れる事はできません。

大手米国企業の事業部として最終日にそのまま残るメンバー(主に営業と一部管理職)と新しい企業に移るメンバー(主に運用)でお疲れ様会が開かれました。私は夜勤勤務の為、他のチームの社員と会う機会が乏しく最初で最後の出会いとなる方もそれなりにいました。お疲れ様会の締めの言葉でどなたかが”また機会があったらいっしょに仕事しましょう”とお決まりの言葉。”いやいや、そんな事本当に思ってるの?”と心の中でツッコんでいました。

そして翌日、いつもの勤務地は別世界でした。会社のロゴが外されたままの入り口、ドアを開けると撤去された受付カウンター、更にドアを開けると、人の気配がしないオフィスの一角。デスク上には無造作にPCに繋げるネットワークケーブル。必ずしもきれいに整理された状態ではありませんでした。”なんか、夜逃げみたいだね”と残ったメンバーで話していました。

営業チームゼロの会社としてスタート

既存のお客様のIT環境を運用するメンバーのみ残ったので、新規にお客様を獲得する営業チームはゼロでした。採用からサービスの理解、新規顧客獲得に向けての計画など1年を要したのではないかと思います。

片道の食料品を積んではいるが、釣り竿や釣り方をしらないまま航海にでるような状態でした。

夜勤時代が終わり新たなステージへ

そんな中、私にも変化が訪れました。インターネット時代到来編ITバブル崩壊編と約6年近く過ごした夜勤生活がついに終わりを迎えました。30代前半にITプロフェッショナル(データベースエンジニア)としての新たな生活が始まったのです。

長い修行の道をくぐり抜けた気分でした。

全ての点が繋がり始める(IT業務x英語)

30代前半にそれぞれバラバラだった点が繋がり始めました。

  • 大学研究時代の数学的、批判的思考、プログラミング

  • テレコム時代の通信の基本知識

  • インターネット時代の複数の製品知識(Windows, Unix, データベース)

これらの経験や知識を用いて

  • 既存のお客様へは複数の製品を組み合わせた提案

  • 社内向けには複数の製品を自動で管理するツール作成

  • 日本だけでなく世界中のサーバーで使用されているデータベースの監視ツールの強化

  • 社内業務効率化のツール作成

などを行いました。

(業務に必要な知識と経験)x(コミュニケーションとしての英語)の相乗効果

も体感し、このとき新卒編時にイメージした”外資系企業で働く”という志が形になり始めました。

そして新たなステージへ、その時どう考えたか

個人としては充実していたのですが会社の業績は相変わらず上手くいっていませんでした。そのうち新たな場を求めて転職してくメンバーが増えて行くのです。

私自身も次の転職を考えもしましたが、”これってチャンスかも”と考えるようになりました。これまで様々な業務を担当してきたため、追加の知識を増やす事自体はそれほど大変ではありませんでした。むしろ、ここでスキルアップしておくと更に独自性が増すかもという考えに至り、今の会社からこれ以上学ぶことがないとなるまでは在籍しよういう決断に至りました
そしてこの決断が次への管理職へのステージへと導かれていくのです。

次回は、管理職時代の不確実性、その時どう考えたか?です。

それでは私のNoteを最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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