2023年に鑑賞した映画振り返り
2023年は12/24時点で再見も含めて、183本の映画を鑑賞。
洋画・邦画の内訳は、洋画122・邦画61。公開年代は1950~1970年代のものが123件占めている。2000年以降の作品は29本。これでも昨年よりは新し目の作品は増えているとは思う。
上記の通りなので自分の中では、今年は邦画の再評価が進んだような気がする。特に印象に残った作品を5つご紹介。
真昼の決闘(1952)
ゲーリー・クーパーって、この作品を観るまではあまりピンと来ていなかった。古すぎるというのもあったのだろうけど、かっこいいけれどイマイチ印象に残らず。
それが本作では、その品の良さというか愁いを含んだ佇まいがピタッとハマったような気がした。ストーリーも時代を表していて、含蓄深かった。
チップス先生さようなら(1939)
80年以上の作品なのだけれども、その内容は古さを感じさせない。国家と個人、子どもから大人への成長、いろんな観点でまっすぐなそのメッセージが刺さってきた。斜に構えずに真正面から受け止めるべき作品と思う。
下妻物語(2004)
思えばこのあたりから邦画の復権が始まってきているのではないだろうか。と言いつつ、最近の邦画はあまり見ていないけど。
芸術性の高いミニシアター系の良質な作品は出てきているようだけれど、もと大衆性の高くて質の良いエンタメ作品が出てきてほしい。
天下の快男児 万年太郎(1960)
これはたまげた。国民の多くが知っている健さんとはまた違った魅力が満載。個人的にはこの路線で進んでほしかったなぁ。
この作品に出会ったおかげで現在もまだ健さんの作品を年代順に追っている途中。
セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992)
秋ごろにはアル・パチーノにハマっていた。いつか見たいと思っていた本作だが、予想以上のすばらしさ。アルの持つ野性味と寂しさとがともに表現されていたよう。ギャングの役が多いけれど、彼のキャリアの到達点の一つであることは間違いない。
来年もいい作品に出会えるように。
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