蟹瀬 令子

博報堂コピーライターから、英国ザボディショップの社長を経て、55歳で起業。スキンケアブ…

蟹瀬 令子

博報堂コピーライターから、英国ザボディショップの社長を経て、55歳で起業。スキンケアブランド・レナジャポンを創立、女性のシンプルで幸せな生き方を提案している。大手企業の社外役員、日本ショッピングセンター協会、自然栽培協会、フェムテック協会の理事。趣味はゴルフ、ゴスペル、料理など。

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  • シニアタイムズ

    歳を重ねて初めて気がついたこと、感じたこと。若いころの自分に言いたいこと。クスッと笑えて共感できる、そんな語らいをお届けします。

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    コピーライターとしての社員時代、外資系会社の代表取締役、そして、スキンケアブランドを立ち上げて起業。さまざまな働き方を通して、気づいた「自分ブランドの作り方」、自分を生かすための視点や知恵をお届けします。

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    一生もののすっぴん美肌への近道は、素肌力のアップ。心まで幸せになる美容のチカミチ、美容の逸品情報をお届けします。

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    食いしん坊のカニママンがみつけたおいしいレシピ、世界中のおすすめ食品、これは凄いというレストランなど、忙しくたって、やっぱりほしい胃袋も心も幸せになる情報を書き綴ります。

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シニアタイムズ第15話 「あなたの一番のお仕事は幸せになることです。」

パリ際という記念すべき日に 今年もひとつ歳をいただき、 70代という素晴らしい年代を ひとつひとつ元気に重ねています。 働き始めた20代の私の目標、 それは、「幸せになること」でした。 仕事や、恋愛や、毎日の暮らしの中に、 小さな幸せの種を見つけて、 それを大事に育てることを、 心の畑仕事にしたのです。 仕事の中で見つけた幸せは、 自分が制作した広告作品で賞をとったり、 会社の中での職位があがったりする、 ことではなく、 努力をした分だけ、きちんと自分の中に 成長を感じら

    • シニアタイムズ第14話 私に残された時間の使い方

      『限りある時間の使い方』(原書) Four Thousand Weeks : Embrace your limits. Change your life. Make your four thousand weeks count. 明日もある、と思ったら大間違いです、とガツンと頭をなぐられたのが 「限りある時間の使い方」の著者の主張でした。 80歳まで生きるとして、私たちは4000週しかないんです。 アッという間に過ぎていくんです。確かに。 最近は時間がたつのがとても速い。

      • リーダーズ美ジネス⑫ フェムテックサミットでのスピーチ

        女性の体と心に向き合うために、フェムテックサミットが開催されました。 2024年2月27日、日比谷ミッドタウンの6Fには400人以上の参加者(オンライン含めて1000人近く)が集合して、これからの女性のあり方を考える時間を共有しました。主催は一般社団法人日本フェムテック協会(代表理事山田奈央子・関口由紀)。そこの理事を務めさせていただいており、また長老ということもあり、〆のスピーチをさせていただきました。 それが以下の内容です。 <ラストスピーチ> 「原始女性は太陽だった」

        • シニアタイムズ第13話 孫娘の残り香

          孫娘の「おばあちゃま」という声が聞こえる。 両親と一緒にデンマークに帰ってもう5日も経つというのに。 部屋を片付けていると、孫娘の残していった作品たちにふっと手が止まる。 粘土を混ぜた作品が宝石にみえる。 なぐり書きの絵がピカソに見える。 一緒に作ったよね、とちょっぴりメランコリーにもなってしまう。 1歳の時に日本に帰国し、3年間を一緒に過ごした。 3歳になるまでは、「ああ、かわいいな」という思いが 続くだけだったけれど、 4歳になり、言葉が話せるようになり、 きちんとコミ

        シニアタイムズ第15話 「あなたの一番のお仕事は幸せになることです。」

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          シニアタイムズ第12話、死ぬ前に伝えておきたいこと

          70歳を過ぎると、いつお迎えがくるかは神様しかわからない、 と思うと、今まで、遠慮して伝えていなかったことを、 人生の先輩として伝えておく、それもミッションかと思えるようになった。 子育てもそのひとつで。 我が家でも、長男は二人の男の子、長女は二人の女の子の子育ての真っ最中である。それぞれの育て方がある、と思って、私たちとしては「見ざる聞かざる言わざる」と決めていたが、この頃になって、伝えるべきことは伝えておいた方がいいかな、と思うようになった。 振り返れば、私たちも若い

          シニアタイムズ第12話、死ぬ前に伝えておきたいこと

          すっぴん、べっぴん、いっぴん6 顔より「肘、膝、かかと」。

          子供の頃、肘をついて食事をしていると、 必ず、「ほら、ひじっ」と叱られたのものです。 それ以来、肘をつかないように気をつけてきたつもりでしたが、 気が付けば仕事場では肘をついてばかり。 コンピュータに向かっている時は肘だけでなく 肘から手首にかけて前腕全体を机にへばりつけています。 と、ですね。ある日鏡を見てびっくり。 肘から手首にかけての前腕の部分が ちょっと茶色がかった固い物体になっているんです。 皮膚を守ろうとする働きなのか、角質化した肌。 すっぴん美肌を目指す私とし

          すっぴん、べっぴん、いっぴん6 顔より「肘、膝、かかと」。

          シニアタイムズ第11話 しゃがんだら、立ち上がれない?

          若いつもりでいたんですが、ちょっとモノを取ろうとしてしゃがんだら、 あら、あら、おお、おお、立ち上がれないじゃないですか。 ちょっと前まで、スーと立ち上がっていたのに。 なぜ、なぜ、と筋力の後退にびっくり。 そういえば、毎日、PCの前に座ってばかり。 足は組んだまま。 電車に乗っても、座るところを探す、探す。 立ってればそれなりに、筋力つくのにね。 実は、筋力はいくつになってもつくらしいです。 今から、ちょっとの時間を見つけて足の屈伸しましょうか。 洗顔の時も膝を曲げては

          シニアタイムズ第11話 しゃがんだら、立ち上がれない?

          リーダーズ美ジネス⑪ 今日は娘へ、逆「母の日」。

          「母の日」は母に感謝する日、ですよね。 でも今年はちょっと変化球を。 母から、娘へ。 母が「あなたの母になれてよかった」と娘に感謝する日でもあり、 二児の育児に頑張る娘を慰労する日でもありました。 久々に育児を離れて、合流した娘と、 ミッドタウンの大好きなとらやさんで、ランチを。 今日は母の日だから、「何か欲しいものない」と聞く娘に、 「うーん、娘との時間かなあ」と心の中で答えながら、 今、一緒にゆっくりと過ごせる時間を思いっきり楽しみました。 その後、娘を誘って、イッ

          リーダーズ美ジネス⑪ 今日は娘へ、逆「母の日」。

          すっぴん、べっぴん、いっぴん5 忙しい人に、「中トレ」のススメ。

          トレーニングしなくちゃ、と思いながらも 忙しさを理由に遠ざけていると トレーニング自体が嫌になりますね。 私も日に日に、筋肉の衰え、体の柔軟性のなさを感じながらも なかなか、本格的にトレーニングができないので、 毎日「中トレ」をすることにしました。 中は仕事中、料理中、掃除中、トイレ中の「中」です。 ながらトレーニングともいわれることがありますが、 「中トレ」のほうが私にはピッタリなので、 そう呼ぶことにしました。 例えば「トイレ中トレ」。 トイレ中って、スマホ見ている人

          すっぴん、べっぴん、いっぴん5 忙しい人に、「中トレ」のススメ。

          シニアタイムズ第10話 あなた、また目で浮気しましたね。

          30代のころ作った写真集「紅茶暖流」の中の、キャッチフレーズです。 ハワイ、ロス、ニューヨークを女性カメラマンと女性コピーライター二人で、仕事半分、遊び半分のような旅。 こんな贅沢な仕事はありませんでしたね。 女性として、まだまだ心が柔らかく、 感度が素晴らしくよかったあの頃のコピーは 青春の足跡でもあります。 二人で手を繋いで歩いているのに、 前からくる若き女性に目を奪われている彼。 その彼に対して、 「あなた、また、目で浮気しましたね」なんて言えたら、 格好いいですよ

          シニアタイムズ第10話 あなた、また目で浮気しましたね。

          シニアタイムズ第9話 古希の初恋物語

          今さら、初恋話をされてもねえ。 古希の同窓会の二次会でのこと、 「河野さん(旧姓)は、昔〇〇君とつきあっとうとね。」 と聞かれたのです。 高校時代の恋バナは今では遠い遠い、 恋に恋していた頃の話です。 心がどんなにあの頃にもどっても、 現実は古希。 青春のときめきは、そーっとしまっておくのが美しい、と。 卒業アルバムを開いて確認しなければ、 わからないほど変貌した同窓生との 会話は結構難しいものがありました。 女子の顔は卒業アルバムを見なくても、 すぐにわかるから不思議です

          シニアタイムズ第9話 古希の初恋物語

          すっぴん、べっぴん、いっぴん4 忙しい人を、美しい人に。

          電車のホームで、ふっと目に入ったポスターのキャッチフレーズ。 「忙しい人を、美しい人に。」 んー、うまい、と思わず声にだしてしまいました。   私が、コピーライターという仕事をしていたのは もう30年以上前になります。 来る日も来る日も、言葉に埋もれ、 その中で、伝えたい言葉が 風船のように浮いてくるのを待つ。 苦しくも、楽しい時間です。 そして、時間の中で醸成され、洗練されたキャッチフレーズは、 不思議なパワーを持って、世に放たれていきます。    心が忙しいと、美しくある

          すっぴん、べっぴん、いっぴん4 忙しい人を、美しい人に。

          リーダーズ美ジネス⑩娘とのお風呂タイムはおしゃべりタイム。

          働く母として、子供との時間をどう作るか。 いつも、それは大きな課題でした。 特に小学校に入る頃になると、 子供は子供なりに悩みが生まれ、 それを悩みとは理解できず、 悶々とするということがあります。 その様子に気づいてあげるのは母親の仕事なのですが、 忙しさが先に来るとどうしてもないがしろになります。 子供にとっては、大人になるための待ったなしの大事なステップです。 そこで、私は毎日できる限り、娘と一緒にお風呂に入り、 その時間をおしゃべりタイムにすることにしました。 もう3

          リーダーズ美ジネス⑩娘とのお風呂タイムはおしゃべりタイム。

          リーダーズ美ジネス⑨働く人のお洒落な冷え対策。

          冷え性女性の必携品は、 二枚のシルクのスカーフ。 夏でも手足が冷たいのが悩みだった若い頃から、 冷房の効いた新幹線での出張に いつも持参していたのが 二枚のシルクのスカーフです。 一枚は大判、もう一枚はロング。 大判は膝に掛けたり、 肩を覆ったり、時に風呂敷代わりや トートバッグのカバーにしたり。 一方、ロングは首に巻いたり、 バッグの取っ手に結んでアクセサリーにしたりと大活躍。 そう、先日も旅先で足首を痛めたとき、 ロングのスカーフが包帯に早変わり。 痛みが走る足

          リーダーズ美ジネス⑨働く人のお洒落な冷え対策。

          すっぴん、べっぴん、いっぴん3 眠りは幸せを運んできます。

          どーん、と疲れがたまっていたので、昨夜は10時に床につき、 今朝は7時に起床。 たっぷり9時間眠りました。 いつものように洗顔する前に、鏡で肌をチェックしてびっくり。 な、なんと肌がしっとりふっくら。自分に言うのもなんですが、 信じられないほどきれいなんです。 肌は夜作られるっていいますが、本当なんですね。 週末のゴルフや日焼けで肌が疲れていたので、 寝る前はいつもよりたっぷりと3回以上、 美容化粧液のLJモイストバランスRをつけて保湿をしてはいたのですが、 きっと、肌の

          すっぴん、べっぴん、いっぴん3 眠りは幸せを運んできます。

          シニアタイムズ第8話 ままならないことばかり、でも大丈夫よ。

          「ままならないこと」だからこそ、楽しくチャレンジ。 最近の「ままならないこと」、 英語を昔のようにしゃべりたくても言葉がでてこない、うっ。 横断歩道を早足で渡っているつもりなのに、若者に追い越されちゃう。このっ。 体が重く感じるので、ちょっとだけ炭水化物を減らしてみたけど、効果なし。さびしい。 肌にもすきま風。やっぱり年には勝てないなあ。ガクッ。 ほんと、「ままならないこと」ばかりですが、 でもね、逆転の発想で、これを楽しむのも一案ですぞ。 毎日15分、英語を猛勉強し

          シニアタイムズ第8話 ままならないことばかり、でも大丈夫よ。