sakikogawa

育児も一つの仕事であるという考えのもと、日々感じることを書いています。 セラピスト。

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最近の記事

不完全だと知ることの意味

慌ただしい年末年始が終わり、数年ぶりに1人で1泊の旅に出た。 目的は会いたい人に会うこと。 帰国中の数年ぶりに会った友人は、さらにきらきらしていた。  2人とも本当に色々なことがあったねぇ、 最初から最後まで深い話しちゃったね、と 笑いながら別れてから、元気で良かったと少しこみあげるものがあった。 彼女の美しく素直な言葉に、 私は人を傷つけもするけれど喜ばせることもできるのだなとそんな不完全な人間なんだと知ることができた。 気が使えない、成果が足りない、配慮が

    • 心が帰る場所

      会いたい人に会う。 食べたいものを食べる。 短時間でもとても幸せで。 ⁡ 11月の初めくらいから きちんとほっとしたいな、と思い始め友達に連絡。   友達に会い、 心が里帰りしたような、自分の中のこうしたい、ああしたい、こうありたいという心の居場所を確かめた様なとにかく「きちんとほっとする」時間を持つことができました。 最近、失ってからそう気が付いた場所がありました。 亡くなられたことをきいたその日から折に触れてずっとその人のことを考えていました。 「〇〇ちゃん(夫

      • 引き算の美学

        仕事で、リップを数ヶ月製作していて色々なことを考えていた。 強いカラーのリップを足したらそれはジュエリーのような役割を果たしてくれる気がする。 他を少し、引き算しようかなと思う。 美しい肌の人はそれだけで発光し宝石のように見える。 だからきっと、薄化粧なのかな、ひき算しているのかな、と思う。 引き算したら、その人が見えるような気がする。 より浮き彫りに、なる気がする。 だからとても、印象に残る。 表情とか全体の雰囲気とか…その人が残る。 足し算とは違う可愛さがあ

        • 他人の問題のようで、自分の問題であること

          家のこと、子供のこと、自分のこと。 バランスもいつも足したり引いたり家庭の様子でも変えてみたり自分の中では常に揺れている。 でも、それは他人には分かるものではなく 分からなくて当たり前なのだけれど、 ぱっと見た外側で判断されるともやもやすることこの上ない。 違うんだよーう!と叫びたい。 それは活断層の1番上の上、みたいな部分なんだよーと。 仕事も育児もうまく両立している人は私はいないと思ってる。 人一人を育てるって本当に大変だ。 みんな、水面下でバタバタしているもの

        不完全だと知ることの意味

          人に求めてしまうこと

          笑っていてもよいし 泣いていてもよいし 大丈夫よ そんな雰囲気の人が好きだ。 それを上から覗きこんでほくそ笑んでいる様な人じゃなくて その裏側をひっそりと思いやってくれる人といたい。 相手にこうしてほしいああしてほしいなんて押し付けがましいよなぁ、と 書いているうちから人に求める自分に少しゲンナリしてしまうのだけれど 私は他人に勝手に期待して勝手に失望していたんだ、と気がついてからずいぶん楽になった。 憎しみは減り、かといって過度に自分に失望したりもしない。 そんなことを

          人に求めてしまうこと

          休日に一人外に出た夏。

          7月はサロンを出て、新しい挑戦と経験をさせて頂きました。 休日に丸一日仕事に出ると言うのはまれなことで、 7月は家族のこれまで過ごしてきた年月を感じる思い出深い月となりました。 まだ終わりではないし子育ては続いていくのだけれど、 これまで私頑張ったな。 夫も頑張ったな。 子供達、大きくなったんだな。 噛み締める月でした。 朝夫の作ったチャーハンを食べ家を出て、 帰宅して変わらぬ顔でおかえり〜と1日を報告してくる3人の姿に涙が出そうに。 世の中の仕事に興味を

          休日に一人外に出た夏。

          普通や当然。社会のシステムと。

          育児について聞かれることが度々ある。 未知の世界について目を輝かせながら聞いてくれる若い娘さんたちの姿に応えたいと思いながら難しさを感じることが多々。 正直に答え過ぎてもドン引き、もしくは あ、それ違うという反応になったり オブラートにしたらあぁ、それよく聞くやつだなという反応と自分でも話している側から感じるくらいありきたりな言葉のオンパレードになってしまう。 とっても難しいなぁ…と考えこみ、 とりあえず今生きているゾーン、考えていることを話してみるようにしている。

          普通や当然。社会のシステムと。

          習い事。体験して何かを習得することの種類とセンス。

          長男の習い事遍歴。 公文、ピアノ、ロボット教室、英語、テニス。 現在は学習塾とテニス、最近始めた工作教室の3つに絞られています。 ピアノ以外は全て本人がやりたいと始めたもの。 次男は外での習い事は工作教室のみです。 二人の習い事の数に差があるのは、 性格や興味の違いから。 次男は、自宅で心ときめくおやつを食べながらお茶を飲みお喋りしたり、 ラブラブタイムを過ごすことがとても大事な様子で それがメンタルに直結してる感じの ちょっとティーンの女の子の様な4歳児。 長

          習い事。体験して何かを習得することの種類とセンス。

          「ない→ある」になっている世界が必ずある

          食事の写真をSNSに載せる時、 昨年の緊急事態宣言中に大切な友人の言ってくれた言葉やメールで話した内容を思い出します。 ざっくりまとめると… 仕事をしながら栄養満点のご飯を作っている、と彼女はSNSから感じ労い褒めてくれました。 同業で小さなキッズもいて、当時の葛藤もなんとなく察しがつきました。 数少ない長い付き合いの信頼できる友人です。 料理や家事、育児。 SNSは、良いところ、映えるものの切り取りが中心で 見ていて楽しいし 受け取り方だとは思うものの、 プレッ

          「ない→ある」になっている世界が必ずある

          当たり前の事実が見えなくなること、緊急事態。

          よくかけられる言葉からみるSOS 上の子が小学生になったあたりから 「お兄ちゃんが、大きいからいいよね」 と入学前の子ども達の親御さんからよく言われるようになった。 帰りも遅いし、週末も習い事でいないでしょ?いいな、もよくかけられる言葉の一つにある。 良いなと思うということはつまり 小学生で手がかからなくて良いねということを言われているのかなと思う。   確かに…トイレも食事も一人でできる。 幼児期育児は目が離せず大変なことが痛いほどわかるし、聞き流してい

          当たり前の事実が見えなくなること、緊急事態。

          17時、キッチン。

          毎日の様に訪れる瞬間。 ご飯の下準備ができなかった 17時、キッチン。 仕事が忙しかった日。 前日の子供の夜泣きで寝不足だった一日。 準備ができない日は色々ですが、そんな時 まず、自分に聞きます。 わたしの気力体力大丈夫? 今日いける?と。 ご飯作り始めたら、イライラしない? そしてここ2〜3日の食生活を振り返り。 この先2日の予定を想像し。 テイクアウトするのか、お守り冷凍食品を使うのか。 はたまた気合いで作り始めるのか。 考える。 後片付けまでの体

          17時、キッチン。

          育児と仕事 女性の後ろめたさの要因を考える(後編)

          2つ目は女性に関する様々な呪いです。 妻とは、母とは、嫁とは。 妻だから、母だから、嫁だから、とつく様々なこと。 知らない間に自分の中にもそれを見る。 そして周りにも。 長いので目次機能を使ってみます。 また、公に書きたい気持ちがあるのですが 現在進行形の育児の真っ只中、 私だけの話ではないため本当に読みたいと思われた方が読めるクローズドな話にさせてください。 呪いを整理し、解いていく。 自分を楽にするヒントを書いています。 周りからの呪い 昔々、息子のお遊

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          育児と仕事 女性の後ろめたさの要因を考える(後編)

          育児と仕事 女性の後ろめたさの要因を考える (前編)

          同じく子供を育てる周りの方に 「育児も仕事もすごいね〜、私は何も仕事をしていないから」とよく言われることがあります。 育児ほど大変な仕事が私は思いつかないので(私的感覚だと捉えてください。男性は嫌な顔する方も結構みえます。) 育児も立派な仕事だと伝えていくことを大事にしたいと強く思い、日々口にしていますがこれも驚かれることがとても多いです。 時間のコントロールが、こんなにできない仕事は今のところ思いつかないんだよな…。 子供が眠ってくれるのか、 自分の睡眠が取れるのか

          育児と仕事 女性の後ろめたさの要因を考える (前編)

          はじめまして。

          はじめまして。 自宅の一室の小さなトリートメントサロンでセラピストをしています。 HP内で日々思うことを書いていたのですが、 出産、育児や働き方、女性の心と体と仕事について書いていると毎回長文になってしまって、 本業の内容とは別に書ける場があればいいのかな、見てくれる人はいるのかな等考えてそのままでいました。 そんな中、コロナウィルスの影響で自分の生活に関する全てのバランスが変わりました。 頭の中を占める割合ががらりと変わって、 自分の育児と仕事のバランスを 模索しな

          はじめまして。