人に求めてしまうこと

笑っていてもよいし
泣いていてもよいし
大丈夫よ
そんな雰囲気の人が好きだ。
それを上から覗きこんでほくそ笑んでいる様な人じゃなくて
その裏側をひっそりと思いやってくれる人といたい。

相手にこうしてほしいああしてほしいなんて押し付けがましいよなぁ、と
書いているうちから人に求める自分に少しゲンナリしてしまうのだけれど

私は他人に勝手に期待して勝手に失望していたんだ、と気がついてからずいぶん楽になった。
憎しみは減り、かといって過度に自分に失望したりもしない。
そんなことを繰り返していている中で
気がついたことがあった。
勝手に期待してしまう自分がいるから
こうありたいという姿もまた見えて来るんだなということ。
よく、好きなことより嫌いなことを考えろとは昔何かの本で読んだけど最近腑に落ちていて。
失望から、自分に対して求めること=欲が分かってくる。

いくつかあるけれど、
余裕のない時でも、いや余裕のない時こそほんの少しだけ言葉に出す前に自分と対話できることを心がけたい性分な様だ。
他人から受けるそういう言葉に私は敏感な分、
気になったり考えすぎてしまうけれど
そういう丁寧さに憧れているのだと思う。
その人の雰囲気丸ごと、言葉に乗ってくるような感覚だろうか。
なにか安心できる人。
まさに、冒頭の様な雰囲気の人。

もやっとしたり、どうしてこうしてくれないの?と思い求めることは
そういう頭の中も心の状態も嫌だけれど、
悪いことばかりじゃないんだよなぁと思った話。
全ては自分を知るってことに繋がってる。
全部自分の取説に加えてしまえばいい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?