はじめまして。

はじめまして。

自宅の一室の小さなトリートメントサロンでセラピストをしています。

HP内で日々思うことを書いていたのですが、
出産、育児や働き方、女性の心と体と仕事について書いていると毎回長文になってしまって、
本業の内容とは別に書ける場があればいいのかな、見てくれる人はいるのかな等考えてそのままでいました。

そんな中、コロナウィルスの影響で自分の生活に関する全てのバランスが変わりました。

頭の中を占める割合ががらりと変わって、
自分の育児と仕事のバランスを
模索しながら整えてきた数年が
一度大きくリセットされました。

子育ての大きな変化と区切りも重なり、
私はまた新たなバランスを見つけるべく
自分と家族と向き合っては考え試し、
また向き合う繰り返しの中にいます。


ちょっと自分の話をしてみようと思います。

一生を通して子供を持ちたい。
出産を経験してみたい。
最優先重要項目で、
それは私にとってマストな希望と目標でした。

やりたいこともあったので20代前半で結婚を決断するときの葛藤は今でも昨日のことのように覚えています。

でも人との出会いや子供を授かる奇跡、出産にはリミットがあることを理解していたつもりだったし
自分の心と体を大切にする生き方や働き方をしたいと強く感じていました。

助産師の姉の影響が多大にありますし、大学時代の経験も大きく影響しています。

女性もどんどん社会に出ていこう、やりたいことを仕事にしよう、仕事も育児も両方両立、充実させようと追い風が大学を卒業する時には吹いていました。

私もそう思い卒業するまでにやりたいことを見つけたくて、たくさんアルバイトをする大学生でした。
色々なアルバイトをしました。
飲食店、アパレル、広告代理店、結婚式の介添人、ビールの売り子などなど…。

そしてその後美容関連の会社に入りました。

女性が働く社会を19歳頃から見ていてそこで感じていたことは、

皆、必ず生理の悩みがあること。
とても辛そうなこと。
そして子供がいること、いないこと、
結婚していること、いないこと、
働くこと、働かないこと、にまつわる生き辛さ。

社会に出て最初に入った会社は最初は全員が現場研修でエステティシャンとしてスタートしたのですが、
女性が癒され休みに来る場所はさらにたくさんのリアルを見せてくれる場所でした。

ホルモンバランスが崩れると女性でもお顔に髭が生えることがあります。
その脱毛やケアもフェイシャルと共にしていたのですがそれは、お顔のケアの様で心のケアをしに来てくださっているのかもしれないなと感じる時間でした。

今サロンで提案している月経周期やホルモンバランスを軸にした身体の整え方は、
この時の経験が間違いなくきっかけとなっています。

妊娠や出産を含む育児と仕事の
両立はとても難しいと、本当に心底
小娘ながら感じていました。

業界にもよると思いますし、個人差はあると思います。

また、これは子供がいないのがだめ、とかではなく私にとっては子供のいる未来は自分の希望だったからどうしてもその視点は当時からあった、という話から書いています。

出産は必ずしてみたい。
やり方は未知だけど子供を産んで自分のペースで仕事は積み上げて行けたらいいなと思うようになりました。
甘いと周りから言われることもありましたが、
出産の優先順位を20代前半は本当に真剣に考えていました。
夫と出会わなかったらまた全然異なる順番や人生だったと思います。


理想はどこにあるんだろう。
どこに存在しているのだろう。
実現するにはどうしたら良いのだろう。

子供にも女性としての体にも負担の少ない
体内(胎内)年齢で子供を産み、好きな仕事をするという理想の姿は見つけられない。

今は、理想が異なる部分があるので
今の視点で見渡したら理想を生きる人は存在していたのかもしれないなと思います。
若い時は、華やかな場所に目が行きがちで
とても視野が狭かったなと思うから。
満足の形が今と昔では違うから。

結婚をし出産をして、一人目の産後から勉強を続け形になってきたので昨年から仕事を始めました。

それは計画的なようで、そうでもなくて

最初は、いつか自分の好きなスタイルでサロンができたらいいな、というくらいの気持ちでした。

子供を産んでからさらに気持ちが強くなっていったというのが正直なところで、
それは育児以外のものに自己肯定感を求めないと私は育児が出来なかったことが理由の一つにあります。
学びが私自身の支えの様なところがありました。
この育児と自己肯定感については次に書きたいと思います。


いつか、のための学びは、

産後は想像の何倍も思い通りにはいかなくて

ずっと今でも時間と気力体力と周りとの交渉の闘いの中にいます。
母親が一人になるには、周りの巻き込み力も半端ないのだと知りました。

たくさんの人の助けが必要です。

そして闘いというのは、

母親なんだから、妻なんだから、などの周りからの偏見や固定概念に対する闘いも含んでいます。

おぉ、これは過去に身に覚えがあるぞという瞬間が何度もありました。

働いていた時のあの時代。

今もあります。

個人の想像力の問題もあるけれど、
女だからとか
妻だから、母だから、〇〇しなければならない、してはいけない、こうあるべき、の呪い。

そして自分が母になった時、
その呪いは自分の中にも感じる瞬間があるのだと知り

そういったものが自分で自分を行き辛くしてないか?と改めて考えさせられたのでした。

産んでも産まなくても、
働いても働かなくても

何か言われるし、
そしてそれは自分でも感じてしまったりする。
後ろめたさや疑問や焦りや、もやもやしたものを自分の内側に。
結婚も似ているなと思います。

悪気がないものもたくさんあるけど、女性に
かけられている言葉自体が何年も変わらないなぁとも感じて。
同性同士の摩擦も。

もう放っておいてくれよ、に変わる上手な言葉を探す日々はいい加減終わっておくれよ。

心の声が爆発寸前で


知人に話していたら、もう爆発してるよと

つい先日も言われました。笑

最近よく見かける卵子凍結の話も、
不妊治療助成も不妊に
現状悩んでる人はたくさんいる。
今の流れとニーズに合ってると言えると思います。
救われる人はたくさんいるし、
わたしだって違う道を生きていたら利用したかもしれないし、これから先も何があるかわからない。
選択するかもしれない。

ただ、現実を知っていればそれは貧富の差がさらにできていく流れであることや

女性が本当に健康に、体を大切にしながら生きやすくなることとは少し異なることはわかることで気がついている人も多いんじゃないかな、と思います。

同じくらいの熱量で

妊娠率アップも母子共に体の負担軽減にもなる、本来かなり魅力的なはずの
「適齢期で産める様にする」という根本の
社会環境を整えていくことは議論されないのかなぁ、と。

産んでおしまいじゃない。
続いていくから。

おんなのからだはそんなに頑丈じゃない。

産後すぐに復帰した浜崎あゆみさんが

これは普通じゃないことだからとあえて声明を出していた様に。

大きな流れや社会の構造、流れている空気を変えていくことには時間がかかる。
でも、自分自身が自分の生き方は選んでいける。

文句を言うばかりではいかんのでそれが時間がかかることなら、

その中でじゃあ今どうしたら良いのか

ずっとしつこく考え続けている私の頭の中のこと、自分が選んできたこと、今のことをここに書いてみようと思いました。


社会で働いていた20代前半の会社員時代、
出産と育児期間を経て社会から離れた数年。ゆっくり社会を覗き始めた30代前半。

私の20代と周りの人の20代は全く噛み合っていないので、孤独だしこっちの世界は
すごく良かったよー!という私の体験談ではないのです。

自分が生きやすいホームベースを今も試しながら作っています。

でも、自分の心や体を大事にすることを軸にした生き方はずっと昔から私自身だと思います。

何が幸せかは個人で違うので、

わたしが書いている様々なことを読んで

こんな風にはなりたくないな
わたしはちょっと違うな
何言っちゃってるの?

と思うことも当然あるはずでそんな時は
どうして自分はそう思うのか、
掘り下げることに使ってもらえたら良いなと思っています。

私がnoteに書くという行為も、
サロンでしていることも願う気持ちは変わらないものが自分の中にあります。


女性がより生きやすく、
もっと心と体を大切にしながら生きていくにはどうしたら良いのかなぁ、


個々に好きなことを自分が好きな自分と

健康な心でずっと楽しめたらいいなぁ、


という気持ちです。

結婚や出産を選んでも選ばなくても
選べない何かを抱えても、自分を否定せずに前を向いて歩いていけるように。

語るにはデリケートな内容も含み、

妊娠、出産、育児、生き方の話は人生の枝分かれが女性は男性に比べて激しく、

個人で状況が異なる事柄なのでnoteに書こうかどうかずっと悩んでいました。


でも、ふと自分のHPを見たら最初に次の文面がありました。

「セルフケアにまつわる情報を発信し、長期的な視点で女性が自分自身と前向きに向き合っていくための活動を続けています。」


あぁ、、色々怖いけど勇気を出して書いてみようかなとそれを読んで思いました。

わたしの願いはやっぱりずっとそこにある。

わたしもそんな風に前を向いて自分と向き合いながら
新しいバランスを見つけていきたいです。

宜しくお願いします。

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