17時、キッチン。
毎日の様に訪れる瞬間。
ご飯の下準備ができなかった
17時、キッチン。
仕事が忙しかった日。
前日の子供の夜泣きで寝不足だった一日。
準備ができない日は色々ですが、そんな時
まず、自分に聞きます。
わたしの気力体力大丈夫?
今日いける?と。
ご飯作り始めたら、イライラしない?
そしてここ2〜3日の食生活を振り返り。
この先2日の予定を想像し。
テイクアウトするのか、お守り冷凍食品を使うのか。
はたまた気合いで作り始めるのか。
考える。
後片付けまでの体力はあるのか。
キッチンを片付ける元気がない時、翌朝片付けると割り切れるのか。
それでも手作りごはんが食べたいのか。
栄養バランスを重視するのか。
明日のお弁当を考えると頑張って今作った方が楽なんじゃないか、と頭を巡らせる。
「その日の夕食作りが自分にとってどれほど大切なのか。」
ぐるぐる悩みながら決めます。
子供達は、外食やテイクアウトにやったー!なので基本わたしの心で決めます。
テイクアウトでもいいかな?と聞いてだめ、と返ってきた日はほとんどない外食好きな家族…。
どうしてもママのご飯が食べたいと言われたらクタクタな日は納豆ご飯にこれでもかと具材を詰め込んだ味噌汁が多い我が家です。
子供のために頑張ったら?
母親なんだから。
食事以外のことでも何度となくあるこの言葉や感じる空気感。
頑張れる日ばかりじゃない。
開き直るな、甘えるな。
でも、無理して作って
「せっかく作ってあげたのに」と思ってしまう自分にもやっとしないか、と思ってしまう私。
息子2人に、
疲れても母親は作るもんだ、家事をするものだ、と知らず知らずの内に刷り込ませてしまうんじゃないか、と思ってしまう私。
これは甘え?開き直り?
でも、堂々としていることって大事だなと思うのは私が食事を作れない時、
次男は「えー、パパが作ればいーじゃん。」と言います。
これ、長男は違います。
夫の育児家事の関与度が長男の時とは圧倒的に違いますが、私も堂々とできないことはできない、疲れた時は疲れたと声に出すことが長男の時とは異なる点なので
結構子供は見ている、感じていることがあるんだなと感じています。
話は戻り、
2人の子供達が夕食において大切なことは私とは違います。
どうやら今日会ったことを話しながら(我が子は2人とも話を聞いてもらいたい子たち)ゆっくり食べること、が今のところ大切な様で。
疲れちゃったら大事なそこだけ満たせるようにします。
これも子供によって異なることだと思います。
うちは、お惣菜だってどうやら罪悪感を感じてるのはわたしだけ。
それに気がついてから色々なものを手放しました。
どうして罪悪感を感じているのか、私がどうしてイライラしているのか、子供達には分からない。
言ってしまえば、関係がない。
泣いたりイライラしていると、心配させたり気を遣わせるばかりだと気がつきました。
食事の内容や質が大切なのは子供ではなく私なので、自分で自分をフォローするいくつかのことを
増やしてきました。
出来るだけ夕食下ごしらえを朝ごはんの支度の際に手をつけておく。(間違いなくキッチンに立つ時間だから)
少しは罪悪感が和らぐちょっとイイ添加物控えめの冷凍食品をストックしておく。
近隣に住む義母に頼れる関係を作る努力。(具合が悪い時など本当に助かっています。)
これは私ができる「私のための」心がけ。
分かっていても自分の中に湧いてくる
罪悪感やもやもやに
おさまれ、納得しろ、と自分が自分に声かけする部分です。
大事なものが二つあった時、両立してるってどういう状態だろうとよく考えます。
両立のバランスや比重って人によって全然違う物だと思っています。
比較して他人のバランスや理想的だと言われているバランスに当てはめようとする時、他人に求めた時、それを人に求められた時、自己肯定感は下がっていく。
SNSの素敵な写真を見てへこむ、否定的な感情を持つ、自分を責める、などよく聞くけれど
比較してしまうことは止められないので
どうしてそう思うのか考えてみたら
自分の理想があって大体バランスが取れてないことが多くあるのではないかと思います。
あぁ、嫌なこと言われたなーという時も、そう考えると相手の理想を見た気持ちになります。
その理想がどのくらい自分や家族にとって大切なのか。
自分の現状、キャパと照らし合わせてどうなのか。
どんどん考えていくと現実的な理想や選択に近づいていきます。
しつこいなーと思いながらも
自分のバランスを見つけるための
自分という人間のキャパと優先順位、
それを決める自分の心身の幸せ分析
を考える毎日。そのバランスが全ての肝であり、
洋服や持ち物にも言えるなと思っていて日々
ぐるぐる考えているので
いつも同じこと言ってるねと笑われたこともあります。
でも、笑ったその人はいつも理想から遠い所にいる自分を嘆いている人でした。
自分の感情を掘り下げ、子供達を観察したことで手放して楽に楽しくなったことがたくさんあります。
自分も
家族も今日も良い一日だったな
ちょっと疲れたけど
あー楽しかった!と
毎日が終えられたら良いなぁと思うし
互いを知り合えて行けたらなお、よし。
互いを知り合うことは、
話したり
時間を共有したりコミュニケーションが不可欠。
それはほっとできる時間の中だから話しやすくなったり、よりスムーズに会話ができたりする。
リラックスしていた方が何事も穏やかに進む。
17時のキッチンや、
子供達が求めてくる時間は
なかなか忙しない日々の中で忘れがちなことを
教えてくれてるなと思うのです。
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