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New Normal時代のブランディング戦略①ブランド・パーパス 〜共創パートナーをしての顧客を獲得するには〜WAN University #7

前回は、 
「下からのポジショニング」
を学びました。

今回は、前回決めた、
自分のポジションつまりWhereから、
どのように情報発信するか?のHow
学びました。

▶「先人の作った道理に従って戦うな。」

まず最初に、
講師の森戸氏が紹介なさったのは、
落合陽一さんの次の言葉でした。


先人の作った道理に従って戦うな。

そのほとんどはお前の才能の無さへの言い訳を
先人の道理に重ねて得た結果だ。

伝統とは革新であり、
新しいことを続ける文脈の形態だ。


美学をアップデートしろ。

語られてなかった文脈を繋いで革新しろ。

血を吐いて先人の二倍の生産性を目指せ。

ここに未開の表現がある。

(引用元:落合陽一の言葉@ochyai_meigen)

New Normal 時代に向けた革新が迫られる今、
私たち学生も、
これまでのやり方に乗っかっていては、
満足の行くキャリアは築けません。

でも、
"血をはかなくとも、デジタルを活用すれば、
楽しく、面白くできるのでは?"
と森戸氏。

マーケティングやPRの本質を学び、
頭を使い、楽しんで、
キャリアを築くための、頭の使い方を学ぶ。

そんな、 
新しい未来を想像・創造する場として、
今日も勉強会がはじまりました。

▶︎今回のテーマ:ブランド・パーパス

さて、
今回のテーマ「ブランド・パーパス」とは何でしょう?

「ブランド」という言葉はよく耳にしますが、
「パーパス」(purpose:目的)とは?!

博報堂の流儀によると、

ブランドの思いやルーツを振り返り、
現在の生活ニーズや社会変化を網羅的に捉えたとき、
ブランドとして社会や生活にどう貢献できるのか。

改めてブランドの存在意義を捉え直そうという
アプローチ
が「ブランドパーパス」だ

そう、
ブランドパーパスというのは
手法のことだったんですね!

ブランドというものを
設定したは良いものの、
その後変わらず、
疑問を持たぬままに
放っておく。

というのでは危険
だということでしょう。

そもそも
「なぜこの商品を売るんだっけ」
「社会に対して何を提供できるんだっけ」
といったことを思い返すことで、
下からのポジショニングができる
ということですね。

▶"ブランディング"流行の背景

最近、
これからは「ヒト」消費の時代だ
ということを
よく耳にします。

博報堂の流儀では、
その「ヒト」消費時代を
マーケティング3.0の時代 
とよんでいます。

企業は、マーケティング2.0の時代までは
提供側と購入側の生活者という取引関係を前提に
自社の優位な領域や成し遂げたいビジョン、
提供したいことなどを考えれば済みました。


言ってみれば、
“I(自社)”の視点でブランディングを行い、
収益を上げればよかった
のです。

▶認識されて初めて「ブランド」になる。

他とは異なる価値
を「ブランド」といいます。

しかしそれは、
「向き合う相手」が
価値があると認識しなければ
機能しません。


ブランドの語源は、
自分の牛を他の牧場の牛と見分ける
ために付けた印だそう。

マーケティングの世界では、
原材料やスペックなど製品自体の特徴だけでなく、好意や信頼、感情などといった無形資産も含めて「生活者が認識する価値」の総称として、ブランドという用語を用います。


つまり、
ブランディングとは、
他社にはない価値を認識してもらう
ということ。

その手段として
デザインやシンボルマーク、
広告やネーミングなどがあります。

▶”Iの視点”から”Weの視点”へ

マーケティング3.0に入った今、
Iの視点だけでなく、
社会にどのような貢献ができるかという
“We(自社と生活者)”の視点
で発想する
「ブランドパーパス」という考え方が支持されつつあります。

冒頭でも述べましたが、
本来の思いやルーツを振り返る。

そして、
現在の社会にどう貢献できるのか
を考える。

ここで大切なのはおそらく 
「現在の」
という部分でしょう。

以前にも学んだ通り、 
時間軸にも目を向けるのです。

この目まぐるしく変化する
社会に対して価値を提供し続けるには、

生活者を単純に顧客ではなく
共創するパートナーと捉え、
時には同じ志を持つステークホルダーも巻き込みながら
豊かな社会の実現に向けて貢献をする。

ことが大切になるのです。

そうすると企業は、
事業はもちろん、採用でも、
ブランドパーパスの達成にあたって
どのような人材が必要か

を考えた採用を行うはずです。 

だからこそ学生は、
自分が社会でどのようなポジションに立ち、
どのような価値提供ができるかを発信
することで、
自分の満足のいくキャリアを構築するにあたって
最適なフィールドを探すことが
できるのではないでしょうか。

次回はブランド価値を規定し、伝えるだけでなく、
企業が顧客との関係をどのように維持していくかについて
「ブランド・パーパス・ストーリー」を学んでいきます。



▶WAN Universityに興味のある学生募集!

今後もWAN Universityの勉強会は、
定期的に開催予定です。

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今回の講義も、
「新しいマーケティング」を就活に置き換えて考えるには?
というテーマでした。
「新しいマーケティング」については、以下からご覧ください!

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