ストレスを溜めないための整心論〜ビジネスパーソンの日々の再起動12
ビジネスパーソンの心技体
アスリートと同じく、ビジネスパーソンにも「心技体」のコンディショニングが大事です。特に、心(心理、気分など)の影響は、技(パフォーマンス、スキル)や、体(身体的な健康)にも影響が出ます。
逆に、技や体が上手く調整できれば、心への好影響を出すことが可能です。
このような好循環を生み出す手法について、自分の心理について考えたり、振り返ったりすることを「整心論」と私は名付けています。
サブタイトルは「再起動」としていますが、調子が悪くなってからの手法だけでなく、普段の活動についてもお伝えし、これまで、バラバラになりがちだった「心理」(心)、「ビジネススキル」(技)、「健康管理」(体)の相互関連をベースに、ビジネスパーソンのパフォーマンスの適正化を図るための情報(=整心論)をお伝えしたいと考えています。
勿論、これまでと同様、それらの情報は、私のリワーク体験や復職後の体験に基づいたものとします。
本日は、「認知の偏り」について、お伝えします。
「認知の偏り」とは何か
「認知=物事の捉え方」の傾向(クセ)に「偏り」があることを言います。
特にストレスを溜めやすい人の場合、自分の不安やストレスを増幅するような物事の捉え方をしていることが多いと言われています。勿論、これは、人によって異なりますし、認知に全く偏りがない人というのは、存在しません。
誰しも、考え方にはクセがあり、その考え方がよく作用することもあれば、悪く作用することもあるのです。
ただし、ストレスを溜めやすい人の場合や、或いは、ストレスを溜めやすい場面においては、「認知の偏り」は、いい作用をしません。
リワークに通っていたときも、このような「認知の偏り」については、話をしていると、相手の偏りには気付けるようになったりしました。すると、「自分も気をつけよう」と思えるようになるため、リワークに通う意味の一つではないかと思っています。
「認知の偏り」の例
①べき思考
②オールオアナッシング
③極端な一般化
④結論への飛躍
⑤個人化
⑥過剰な拡大解釈
⑦ラベリング
⑧フィルタリング
⑨ポジティブ要素の否定
⑩自分の感情による根拠づけ
これらについては、明日以降、順を追って、お伝えしていきます。
「認知の偏り」への対応方法
「認知の偏り」は、誰にでもありますし、多様性尊重の観点からすれば、誰でもそれぞれの認知(=受け止め方)があっていいのです。
ただし、それが自分を苦しめることになるなら、それは対処していく必要があるということです。誤解してはならないこととしては、決して、自身の考え方を否定するということでもなければ、無理矢理ポジティブ思考をしようということでもないということです。
これらの対処方法についても、明日以降お伝えして参ります。
【私はこんな人】
【前回投稿】
本日も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
また次回もよろしくお願いします。
私は、皆さまそれぞれにとっての「最高の日」のために、「整心論」をお送りしております。
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