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本や漫画の読書日記

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乱読の日々のなか、心をうつ言葉や、学び、そしてこれは私とは相入れないなど様々なものに出逢います。それらをまとめてみました。いずれブラッシュアップして、さらにジャンル分けなどしてい…
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#読書感想文

【読書】『金の角持つ子どもたち』中学受験の小説を塾講師が読む

中学受験を頑張る子どものことを書いている小説があるというので、早速読んでみました。 『金…

りらこ
6か月前
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【読書日記】小川哲さん、長嶋有さん、ドリアン助川さんを読み、文字は哲学だ!を感じ…

読書の秋シリーズ第二弾! 今回は小説編 amazonのアフィリエイトで貼らせていただきます。 …

りらこ
6か月前
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【読んだ本】ロシアのジャーナリスト、落語、文春砲そして黒マハさん

秋が来た記憶があまりないのですが、読書の秋祭りは1人で開催しておりました。 というわけで、…

りらこ
6か月前
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【読書日記】山本文緒さんの絶筆、人はいつか..というのは綺麗事なのだろうか

外は大嵐。風雨の音がすごくてとても外に出る気がしない。 それでも午前中に予定があると出ね…

りらこ
7か月前
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【読書感想】森見登美彦ワールドへの軽いお誘いと、太宰一気読みのオススメ

これを読んだら、やっぱり京都に行きたくなるよね。 京都大学に入りたくなるよね。 なぜ京都で…

りらこ
8か月前
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【読書】嘘をつくのはなんのため?騙されないようにするためには?

とうとうパレスチナ問題がこんな形で…と心を痛めながらニュースを見ています。 ガザの病院が…

りらこ
8か月前
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【読書(漫画)感想】二月の勝者を読んで塾講師としての感想

『ニ月の勝者』すっかりなんのことだか、お分かりになる方も多いのでは。 そう、中学受験を描いた漫画です。 最新刊が出たので早速買って読みました。 さて、今巻の注目だったのは 今川さんと原くん。 この二つの家は、親がね、ある一定の偏差値以下の学校はねーと渋りまくって、子供の実力を全く客観的に見ないケース。 で、もちろん全落ちですよ、当たり前。 奇跡なんて起きません。 小学生は、解けない問題は解けません。 バッサリ言うけど、ある程度のランク分けされて勉強しちゃうのでなかなか上

【読書日記】異邦人のロンドン

ロンドンにずーっと仕事で駐在して居る著者によるロンドン今昔。 視点が並行というか、上から…

りらこ
8か月前
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【読書日記】嘘なのか、それとも真実なのか

ちょっと久しぶりに読書日記です。 なんとなくタイトルに惹かれていたこの本、 『六人の嘘つき…

りらこ
10か月前
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【読書日記】ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー2

ずっとずっと読んでいたいと思える、ブレイディみかこさんのこの本。 何より親子関係がとても…

りらこ
9か月前
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【読書日記】ブレイディみかこさんの最新作『リスペクト』

どれを読んでも、心にズンと来て、 ノックアウトされて、周りに勧めたくなる作家さん。 ブレイ…

りらこ
10か月前
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【読書日記】旅先にもドラマ、訪れる人にもドラマ

アンソロジーって、色々な作家さんの短編が読めて、好きな作風に出会えたりして贅沢ですよね。…

りらこ
10か月前
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【読書感想文】滅ぶことがわかっているならば、私ならどうするか

凪良ゆうさんの『滅びの前のシャングリラ』 シャングリラとは理想郷という意味らしい。 東洋…

りらこ
11か月前
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【読書日記】百貨店の外商さんを通してのお買い物って

若い頃は銀座勤めだったので、法人外商でお遣い物や、季節のご挨拶の大量の品物を買ったりとしていました。 また、少し経ってからはママ友付き合いで やはり外商さんのお得意様ご招待会に連れて行かれ、美味なお菓子とコーヒーをいただきながら、素敵な品々を見せていただいたのであります。 根っからの庶民なので、こんな高いの使えないわ!と内心、片頬が引き攣りながら、笑顔で過ごしたのも今となっては懐かしく思い出されます。 で、この小説 『上流階級 富久丸百貨店外商部』 なんとなく縁がない世