【本の感想】当たり前に聖女という存在を受け入れる不思議『聖女ヴィクトリアの考察』
ファンタジーな世界はその世界に入り込んでしまったら、何の違和感もなくそこのお約束を受け入れらる、というのが心地よい。
今日の一冊はこれ。
政争の果ての被害みたいな感じで聖女の資格剥奪される裁判のシーンから始まる。
自信がなくて自分があまりない主人公。
正義を振り翳すとかでもなく、持つ魔力のみを頼って話を進めるのでもなく、真実を解き明かす物見の聖女。
物語の終盤には自身の力で述べ、選択をして発言する女性になっています。
魔力も使えるとは言っても視える力。
この本は、むしろ