記憶の不思議を感じる
以前は一時記憶が頼りになっていました。
お買い物するときにも、家で買わなければならない物を覚えていっても、スーパーでキチンと買うことができました。
けれど、最近では一時記憶が頼れなくなりました。
覚えたつもりで、外に出ると、一気に記憶が無くなって、買うべきものを何も買えず、家に帰って思い出す様になってしまいました。
✅古い記憶の方が鮮明に
新しい記憶が定着しにくくなると、どうやら、昔覚えた記憶は定着しているので、逆に粒立てられて、鮮明に見えてくるんですよね。
よくお年寄りで、昔話ばかりを繰り返す方がよくいらっしゃいますが、あれもこの現象の1つなんでしょうね。
わたし自身も、最近の時間の早さに、時系列のなかなか覚えにくくなっています。
だから、過去の少年時代の記憶の方が容易に思い出せたりします。
すでに、年末年始でこれを今年はしようと決めた事も、もうすでにあやふやになりつつあります。
だからこそ、今では、自分の行動や思った事を記憶に頼らず、記録に頼る事に切り替えています。
いろんな事をログを取り、手帳に記入し、メモを必ず取るようにしています。
そうしていれば、まだそれを見れば思い出せるだけの記憶が残っているからです。
✅嘘の記憶が本当になること
こんな事ありませんか？
友達と昔の話をして、自分の鮮明な記憶と友達の記憶が全く違っていることを。
それは、自分も友達も体験した事象は同じはずです。
でも、全く記憶が違うのは、体験した人のそれぞれの印象の違いもありますが、実は、嘘の記憶が本当の記憶と書き換えられる事が起こるからです。
最初はただの勘違いで、その時点で答え合わせをしていれば、お互いに認識のズレを解消できたかも知れません。
けれど時が経ちすぎてしまうと、その認識のズレが記憶の書き換えになっていきます。
たとえば、本当の事象では、リンゴ3つ、ミカン2つだったのが、どこかの記憶のミス変わってしまう事があります。
もしも、リンゴ2つ、ミカン3つ、で記憶為てしまうとその人にとってはそれが真実になってしまいます。
こういう事がいろんな発展をして、同じ記憶を共有している人でも、違いが出てきてしまうのです。
✅まとめ
実は記憶だけでは、真実を覚えておく事は不可能だとわたしは思っています。
妻とケンカをするときにもこの記憶の齟齬が原因になったりします。
自分の能力を過信せずに、きちんと記憶を補助して、記録も残して行く事を頑張ろうと思う今日この頃です。
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