見出し画像

犠牲と思うか経験(ネタ)と思うかで、人生は180度変わる

このnoteは、毎週月曜日の全体MTGの場で全メンバーに伝えている内容をまとめたものになっています。備忘録的なものではあるのですが、世の中のリーダーや経営者に少しでも役に立つことができればと思い公開しています。加えて、採用活動の際に、会社や経営者のことは根掘り葉掘り調べられる時代なので、日頃のメッセージを残す意味もあるかな。と思っています。

少しでも役に立つこができれば「スキ♡」をしてもらえると活力になります。よろしくお願いします。

最近のnoteは以下にまとめています。よろしければご覧ください。

今週の注力バリューは、「受け身になるな」と「自社サービスの理解」この2つに注力しましょう。よろしくお願いします。

※毎週、以下のように一週間の注力バリューを決めています。

打席数と失敗の検証
数値の癖づけと50:50

さて、今回伝えたい内容は「犠牲と思うか経験(ネタ)と思うかで、人生は180度変わる。」という話し。

※文中の「マリサ」とは弊社の略です。

先日、電車に乗っていると目の前に30代手前くらいの男性が2名座っていました。話していた内容は、仕事の話。仕事の話とはいえ、概ね、同僚の悪口、上司への不満、会社への不満。

まぁ、こんなことはよくある光景です。しかし、なぜ人はあれほど不満や愚痴がペラペラ出てくるのでしょう。人という生き物そのものが、そういう性質なんだと理解して自分も気をつけないといけないなと改めて感じた次第。

この点について、なぜなのか?を真面目に考えてみましたが、受け取り方が基本的に「犠牲」だから文句ばかり出てくるのではないかという結論に至りました。

日頃から伝えている通り、愚痴を吐き出すことは大事(一定のストレス発散になる)。でも、それをどうしたら解決できるか、またはなぜ、愚痴が出るほどの状況になっているのかまでを考えることは、もっと大事なのです。なぜなら、愚痴を吐き出すと話している側も聞いている側もネガティブな思考(空気)になります。同調するように、相手もネガティブの上塗りを始める。やがて、自分は悪くない、相手が悪い、環境が悪い。という結論だけで終わってしまうのが怖いのです。同僚、友人、知人と話す時は、ぜひ気をつけてほしいなと思う部分です。そもそも、同じ会社の人間同士なら愚痴は言っても、最後は高め合う存在でいたいですよね。

あえてここを厳しく言うなら「自責」と「他責」の話です。これはまた今度しましょう。

いつもこういう場に遭遇すると、経営者の端くれとして「うちのメンバーは、日頃どんなこと思っているのか、話しているのかな」と感じてしまうのですが、それはさておき。

その二人をなんとなく眺めていて感じたことは以下の通り。

  • 今日、この二人はいくらの売上(利益)を残せたのだろうか

  • 今、この二人が移動している交通費は誰が出しているのだろうか

  • 今日、この二人は会社の顧客満足にどの程度寄与したのだろうか

  • この二人の上司や経営者はどんなことを考えているのだろうか

  • この二人の姿を家族が見たらどう思うのか

  • この二人は、いつ革靴を磨くまたは買い替えるのだろうか(めっちゃボロボロでね)

冗談抜きにこんなことを考えていました。おそらく、世の中の経営者の一部は同じようなことを考えるのだと思います。

なんだか勝手に仕事ができない人たちみたいに決めつけちゃったのは申し訳ないのですが、仮に仕事ができる人であっても、あの二人はマリサにいてほしくないし、一緒に働きたいと思える人ではなかったので、ごめんなさい。

ちょっと脱線してしまいましたが、マリサのメンバーは受け身ではなく、マリサという箱を利用してでも、自分で自分の人生を変えたい、より良くしたいと強く思っているメンバーであるという前提で伝えたいと思います。

以前にも同じような話しはしたことがあるので覚えている人もいるかもしれないけれど、迷ったらあえて茨の道を進んでほしい。今回のテーマにも書いた通り「犠牲」と思ってしまうような方へ。または、茨というほどでもないにしても、面倒な方へ。不満や文句を出しても出しきれないくらい面倒な方へ。(もちろん、逃げ出すことが大事な場面もあることは付け加えておきます。心身のバランスは大事)

茨の道、犠牲と思えるような道は、不満、文句であふれかえると思います。でも、こういったことが出ないような道で自分が成長することはないと言っても過言ではありません。だから、愚痴で終わらせる癖をつけたらダメなんです。

世の中の流れは、ワークライフバランス、週休3日、昇進はしたくない、給与はそこそこもらえればいい、責任は負いたくない。ということなのかもしれないけれど、もし本当にそういう環境が良いのであれば、そういう環境を用意してくれる場所を探したら良いと思っています。なにも、マリサが人生のすべてではないのです。

マリサが目指したい世界は、ビジョンに掲げている通りです。この言葉は、会社がこうしたい。というよりも、本気で各自(全員)に実現してもらいたい。という想いになっています。

これは本気です。だから、全員に真剣に向き合ってもらいたいビジョンです。

これもいつも言っている通り、みんなの成長なくしてマリサの成長はないというのは間違いがなく、会社としてみんながどうしたらもっと成長できるか。どんなことに投資したらいいかは常に考えている内容の一つ。

だけど、断言できるのは「受け身」だとなにもかもが成立しません。

「受け身」というのは、思考も行動も両方のこと。

もちろん、普段の仕事内容を考えると、なにかを指示されて動くという場面は多々あるので、それが受け身だからダメと言っているのではありません。

指示されたものに対して、得意、苦手、好き、嫌い、面倒、だるい。いろんな感情を抱くでしょう。この感情が、ポジティブかネガティブか、ネガティブだけどポジティブに振る舞うか。

究極は、これだけで人生が変わる。と言いたいのです。

タイトルの通り、犠牲として捉えるのか、良い経験(ネタになるくらいのつもりで)として捉えるのか。

ネガティブに捉えた時点で、受け身にしかならない。

人は愚痴が出る生き物だし、楽な方にいこうとする生き物。放っておけば、電車で見かけた二人と同じ状態になってしまいます。(電車の二人、決めつけてごめんね)

だから、以下のような掛け算が自分を成長させるには最強の方程式なのだと思っています。

あえて茨(面倒)な方を選択するくせをつける

×

受け身(やらされ)の姿勢ではなく

×

最大限ポジティブに切り替えて取り組む

だまされたと思って、これを繰り返してほしい。私もまだまだ甘い部分があると思っています。だから自分にも言い聞かせています。

身近なものに例えると、

朝、出社した時の「おはよう」の挨拶もそうかもしれない。朝の掃除もそうかもしれない。

人なので、体調や機嫌はあると思いますが、こういったところから、朝はテンションも上がらず面倒くさいけど、明るく、自ら率先して挨拶・掃除していく。みたいなことも一歩目として大事かもしれませんね。(今が悪いと言っているのではなくてね)

なぜこんなことを伝えているのかと言うと、だるそうに、ネガティブに仕事をしている人間にはチャンスもこないし、人も集まってこない。明るく、どんな時でも楽しそうな人間にチャンスも人も集まってくるということ。(陽キャ、陰キャなどの話しではありません)

これは、社内での評価の話しをしているのではなく、全員がチャンスや人を惹きつけられる人間であることが、自身にとっても会社にとってもとても大きなプラスであるということを伝えたいのです。

ちなみに、どんな大変なできごとでも数ヶ月したらネタになっています。絶対に。「死ぬこと以外、かすり傷」という本が出ていましたが、その通りだと思います。

今回の話しが、自身を改めて成長させるためのヒントになってくれたら嬉しく思います。

最後に。

今週の注目バリューは「受け身になるな」と「自社サービスの理解」の二つを決めましたが、「自社サービスの理解」については、単に機能や効果を知ってほしいということだけではありません。

これまで積み上げてきたもの(マンションナビなら会員数やアクセス数、参画会社数、退会する理由、一括査定キャンセルの理由、FDC・ロボ査定なら、無料アカウント発行数、有料顧客数、利用者の嬉しい声、改善してほしい声、会社全体なら不動産取引データの数などなど)への正しい理解や強み、弱みを改めて認識してほしいと思っています。

そして、単に知るだけではなく、どんどん疑問を抱いて欲しい。ここも「受け身になるな」の気持ちで臨んでください。

我々は、10名そこそこの企業として、毎月20万人超えのサイトアクセス、15万人の会員数、1000社を超える取引先、2億件超えのデータを保有しています。これがどれだけの努力、お金、時間のかかることで、簡単には真似できないことなのか。一方で、放置していればいとも簡単に崩れてしまう、またはいつか誰かに真似される、追いつかれるリスクは常に潜んでいる。だからこそ、正しく理解しながらもおごることなく、さらに上を目指す必要がある。

積み上げてきたものは素晴らしい、でも、いつかなくなるかもしれない。その恐怖心を常に持って、もっともっと上を目指さなければならない。だからこそ現在の姿は決して当たり前ではない。というのが「自社サービスの理解」という中には含まれているのかもしれません。

今回も長くなりましたが、最後まで読んでくれてありがとう。

今週もよろしくお願いします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?