ボタニカル哲学(後集30)名を捨て、無事に生きる
名声を誇ることは、できるだけ名声から逃れようとする味わいのある心のあり方に及ばない。また、何か物事を行おうとする工夫するのは、余計なことをやらないでゆったりしていることに及ばない。
つまり、晴れがましさから受ける喜びより、奥ゆかしさから感じる喜びの方が大きく、まずまずの生活が出来るなら、忙しく生きるより、淡々と生きる方が心は豊だろう。
言い換えると、達人とは、著名で忙しく派手な生活を余儀なくされる者ではなく、無名でもゆったりとして過不足の無い生活が出来て居る者ということ。
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