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【商業出版する方法+α211】社会性の高いテーマを出版したいあなたに伝えたいリアルな話。

元KADOKAWAのビジネス・実用書出版コンサルタント/編集者/ビジネスプロデューサーの渡邉です。


最近色々と「出版の相談」を受けることが多いテーマを、、
あえて「公開して、率直にお話し」します。
 

タイトルにもあるように「社会性の高いテーマ」を「社会的意義を高めた感じで出版したい」というビジネスパーソンは一定数います。

 
すなわち「社会問題化」「社会課題」に準じるテーマで、本を出して、社会貢献につなげたい。
自分たちの業界の課題を、世間にもっと知ってほしい。
地域にまつわる活性化の話や事業承継問題を本にしたい・・・などなどで、ご相談に来られることも多いのですよね。
  

要は、、非常に「ジャーナリスティックな話題」に関わるテーマの書籍化です。
テレビや新聞の「ニュース」として取り上げられやすいような、テーマやジャンル。そういう媒体でよく目にするような話題。
 

これらのテーマで「商業出版」となると、、


非常に「ニッチテーマ」になりやすく、大きな売りのばしははかれるようではかりづらかったりします。
だから、ハードルが上がりやすい。
要は「するすると一気に出版が決まる→作る→売れる!」と言いづらいのです。

 
ものによっては「ノンフィクション」ジャンルに入ることもある。
ノンフィクションを扱う出版社は少なく、ノンフィクションの「面白さ」として良いかどうか、あるいは「内容の濃さ」「インパクトの強さ」「学びの深さ」なども付随してないと、本当の意味での売れるノンフィクション本は出しづらいですね。
 

そして、よほどその「著者の実績」にインパクトがあり、出した後の販路が整ってないと、出版社が大手を振って出版化に乗り出すことは、「希少になりやすい」と言わざるを得なかったりします。
  

また編集者によって「好き嫌い」も分かれます。
そういう「社会性の高いテーマ」で出すのを「良し」とする編集者もいますが、そうではない編集者もいます。
だから「出会い」が重要になるでしょう。

「新書」で出したい。という方も多いです。
ですが新書の著者になるには、それこそかなり社会的ステイタスが高い段階orよほどの専門性がある、その実績が高い方でないと。。。
パッとでた起業家や経営者だと・・・依頼されづらいです。

また、「社会課題」「社会問題」「ジャーナリスティック」なタイプの本は、往々にして”目的買い”のことが多いので、初版部数も2000〜3000部くらいからスタートされることもあるでしょうね。
 
要は「本気で求めている人」。「買ってまで読みたい!」と思っている読者(顧客)が、あなたは気づいてないけど”思ってるより少ない”ってこと。
  

いずれにせよ、社会課題・社会問題に準じやすいテーマを商業出版したい場合は「するするといかない場合も多い」です。
いかに良い編集者・出版社と出会うか。
そして著者がわにおいての「ステイタス」「タイミング」などにも左右されやすい。
場合によっては「買い上げ交渉(条件)」も出版社側から提案されるでしょう。本屋さんに陳列販売しているだけで、どばーっと売れる!なんてコンテンツではないので。これまでの「類書の販売実績的」に。
 


どちらかといえば

 
ノウハウ本
ハウツー本

 
の本が、作りやすくすぐ売れやすかったりもしますし、嗜好性や市場性も高いので、そういうタイプをビジネス・実用書の出版社はどうしても出したがりますね。


世のため人のため・・・はわかりますよ。
ただあまりに「高尚」すぎてもなぁー。
本として「いい作品」になるかもしれませんが、「いい作品」は商業本ではNG。
”商品”であることがデフォルトですよ。


 
とまあ、、ちょっと一部「わかりづらい」点があったかもしれませんが、私自身最近のご相談から「思ったこと」として、シェアしておきます。

 
何か参考になれば幸いです。


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