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疲れやすい原因はこれだった②~自分の内側からエネルギーが満ちて自家発電できるようになった理由~

「なんで人よりこんなに疲れやすいんだろう」
「もっと体力があったら色々な事ができるのに」

こういう思いを長年抱えてきました私が、自分自身で実験をしながら疲れやすかった原因を理解し、自分自身の内側からエネルギーが湧いて満ちてくる「自家発電」ができるようになった理由について書いています。

書き出したら止まらなくなり、あまりにも長いのでシリーズにしてお届けしています。

そして、これらの記事は、「身体の疲労」という側面ではなく、「脳疲労」の側面から書いています。

脳疲労の原因として、以下3つを挙げました。

①「思考」による疲労
②「迷い」による疲労
③「不安」による疲労

前回の第1回目は、【①「思考」による疲労】について書いています。投稿はこちら⇓


「今ここ」を感じること、呼吸や五感の感覚に意識を向けること。
マインドフルネスを意識すること。

これを日常に取り入れたことで、かなり私自身の疲労感が減ったことを書きました。1カ月でかなりの効果を感じたんですよね。

こちらの記事について、たくさんの方からご感想・フィードバックをいただき、「同じような思いを抱えている方がたくさんいるんだ!」と驚きました。脳疲労は現代病でもありますよね・・・。

さて、今回は、【②「迷い」による疲労】について書いていきますね。

重ねてにはなりますが、大切なことなので、以下をお伝えしておきます。

【身体の疲れ】ではなく【脳の疲れ】にフォーカスをしていますので、もし身体的なご病気がある方や身体的なことが原因で疲れやすくなっている方には適さない内容かもしれません。

また、私は医者でも脳科学者でも心理学者でもありませんので、あくまでも、私一個人が自分で実験して得られた実感であるため、全ての方に対して再現性があることをお約束するものでもありません。

10年以上にわたり、自分自身の「疲れやすさ」と向き合い続け、身体、精神、エネルギー、スピリチュアルの切り口から自分なりに探求・研究・実験をし続けてきた結果のものなので、少しでも読んでくださった方の参考になればいいなという思いを込めて書きますね。


「迷い」による疲労って?

前回同様、わかりいやすいように、私自身をスマホに例えて話をしますね。

「迷い」の状態。

それは、「どのwifiに接続しようか曖昧な状態」です。

現代は、あらゆる空間で何かしらのwifiが飛んでいるので、自分のスマホをどのwifiに接続するかを選択しない場合は、勝手にその辺のwifiに自動で接続されてしまったり、どのwifiに接続しようか選べずにスマホのパワーが自動的に消耗していったりするような現象が起こりませんか?

スマホの例えはあくまでも比喩ですが、これを【人】の場合で考えてみると。

・選択肢が多すぎて、どの選択をすれば良いかわからない迷いの状態。

・頭の中に色々な雑念が浮かんできて、どれにも集中できない状態。

これらの状態がまさに、スマホが接続するwifiを選べていない状態と同じなのではと思います。

人は1日に3万5000回も選択をするそうです(ケンブリッジ大学のBarbara Sahakian教授の研究より)。

選択する際に迷いがあればあるほど、時間もかかりますし、その分脳のエネルギーも消耗します。

有名な話ですが、Meta Platforms, Inc.(旧称: Facebook, Inc.)の共同創業者兼会長兼CEOであるマーク・ザッカーバーグは毎日同じT-シャツを着ていることで有名ですよね。

「僕は社会への貢献に関係しない決断はできるだけしないようにしている。これは多くの心理学的な理論に基づいていることで、何を食べるか、何を着るかなどのたとえ小さな決断でも、繰り返し行っているとエネルギーを消費してしまうんだ。

日々の生活の小さな物事にエネルギーを注いでしまうと、僕は自分の仕事をしていないように感じてしまう。最高のサービスを提供して、10億人以上もの人々を繋げることこそ、僕のすべきことなんだ。ちょっとおかしく聞こえるかもしれないけど、それがぼくの理由だよ」

President Woman  : https://president.jp/articles/-/38662

また、以前読んだこちらの本にもこのような事が書いてありました。

いろんな考えに頭が満たされた状態をモンキーマインドという。サルたちが頭の中でうるさく騒ぎまくっとるような状態じゃな。

雑念が頭を占拠しておると、脳は疲れやすくなる。

脳というのは人間のあらゆる臓器の中でも、膨大なエネルギーを消費する場所じゃからのう。

モンキーマインドを脱すれば、脳は本来の力をフルに発揮できるようになる。

『最高の休息法』久賀谷 亮(ダイヤモンド社)より

頭の中に

「色々な考え(wifiの回線)」があって

「どれについて考えるか、どれを選ぶのか決められていない状態(どのwifiに接続するか決められていない状態)」

が脳の消耗を加速させるのです。

休職したのにしばらく疲れが抜けなかった私

ここから私の実体験をお話しますね。

私はこれまで適応障害で2回の休職経験があります。

休職して数日は、休めたことの安堵感や、身体の疲れを取るためにひたすら眠ることに専念できていました。

が、少し身体の疲労が抜けてくると、今度は

「こんな事で休職している私って駄目じゃない?」

「あの仕事、誰が誰が代わりにやってくれてるのだろう・・・。みんなただでさえ忙しいのに、私のせいでもっと大変な事になってしまって申し訳なさすぎる・・・」

「そもそも、休職に至る前に、ちゃんと自分で体調管理・メンタル管理ができていればこんな事にならなかったのでは・・・?」

「いや、でも、私だって限界だったんだよ・・・。精一杯やっていてそれでもダメだったのだから、仕方ないよ・・・」

「でも、同じくらい、いや、私以上に大変な状況のあの人は、ちゃんと仕事に来てるじゃないか。こんな事でめげてる私、なさけない・・・」

「もうこの仕事はできないかもしれない」

「いや、この仕事辞めた後にどうするのか何も決まっていないのに、今決断するのは早急すぎる。もっと冷静にならなきゃ」

「でも、どう考えても今の状況でこの仕事続けられるイメージが湧かない」

「せめて次が決まってからにしたら・・・?」


こんな事を、毎日、毎日、考えていました。

布団の中で「はーーーー」とため息をついては、

「休職中 罪悪感 なんとかしたい」
「休職中 しんどい なんとかしたい」

とググったり、youtubeを観たり、本を読んだりして、なんとか自分を立て直そうと必死でした。

身体の疲労は抜けても、かえって心の状態は悪化する一方・・・。なんとなくスッキリしない、憂鬱な日々は続きました。

休職期間を延ばしてもそれは改善されることなく。

ようやくスッキリできたのは、私が退職を決断してからです。

退職を決断したことで、やるべき事が明確になりました。

引き継ぎをして、退職の手続きをして、お世話になった人達に挨拶をして。

それでも、完全な罪悪感や葛藤はゼロにはなりませんでしたが、色々と迷いや雑念が頭の中を占拠していた状況よりはかなり心の疲労(脳の疲労)度合は減ったと思います。

それほど、迷いの状態が心(脳)の疲労を蓄積させることを強く痛感しました。

(・・・ここでちょっと補足&若干脱線しますが・・・。)

私は、休職中の方全員に「退職推奨」しているわけでは全くありません。

休職中は、身体と心を休めて、まずは休息をしっかりすること。

色々と気になることはあるかもしれませんが、「自分がまずは本来の自分に戻ること、エネルギーを取り戻すこと」、それが、職場の方達にとっても、会社にとっても、あなたの家族にとっても、そして何よりもあなた自身にとって一番大切なことだと思います。

当時の私はなかなかそれができなかったのですが、今もしまた同じ状況になったのならば、「まずは自分の心身の状態の回復に専念する」という選択に集中をしたいと思います。

元気な状態でも迷いはある

上記は休職中の私の話ですが、元気に日々を過ごしている中でも、私はすごく迷いやすいタイプでした(あ、今もそうなる時は多々あります!)。

影響を受けやすいため、「これだ!」と決断したことが、翌日になると「あれ?こっちの方がよくない?」とか「これで良いのか?」と感じてしまう。

「Aというシナリオで動いた場合の想定結果」
「Bというシナリオで動いた場合の想定結果」
「Cというシナリオで動いた場合の想定結果」

が頭の中で同時並行で走っていて、どれを選ぶとどうなりそうなのか、頭の中で山盛りのシミュレーションが行われていることも多々ありました。

情報収集も得意なので、色々調べて、色々な人に聞いて、さらに選択肢はどんどん広がっていきます。

色々なタイプの友人知人がいるので、聞く人によってくれるアドバイスや情報も異なるため、かえって混乱して、さらに選択肢は広がります。

この辺りの話は過去記事にも書いたので参考までにリンク貼っておきます⇓


・たくさんの選択肢の中で、どれが正解なのか迷っている私。

・たくさんの選択肢の中で、どれを選んでも後悔しそうで怖い私。

こんな状況なので、「接続するwifiを決められない」という宙ぶらりんな状況が脳内で繰り広げられていることも多々ありました。

脳疲労がどんどん蓄積していきました。

脳疲労が蓄積している状態で無理矢理選択したものは、たいてい良い結果にはなりませんでした。

迷い続けて納得して選択したはずが、かなり痛みを伴う結果になったこともあります。

迷い続けて納得して選択したはずが、全く想定外の結果になりびっくりしたこともあります。

(あまりにも情けなくて具体的には書けないレベルです。ヒー!!)

影響されやすく、迷いやすく、選ぶことが怖い私。

それを自覚して、数々の痛い経験を経て、ようやく、

何を選んでもそれが正解かは誰もわからない。
自分がその道を正解にするしかない。

ということを、自分の身をもって思い知ることができました。

そう、何を選んでも、完全なる100%ハッピーなシナリオもないのと同じように、何を選んでも完全に100%不幸なシナリオもないのです。

であれば、迷ってぐるぐると雑念に囚われてしまい、脳疲労が蓄積していって、その疲れた状態で何かを選択するよりも、迷いから抜け出して「どのwifiに接続するか」を決めて、良好な通信状態を確保して、必要な情報にリーチして必要なアクションを起こしていくことの方が、よほど自分を大切にして自分をハッピーにしてあげられるなと気が付きました。

迷いの時間を減らすために心がけていること

ここから、私が迷いの時間を少しでも少なくするように心がけていることをシェアしていきますね。

①自分の本音と繋がる。本当はどうしたいのか?何度も自分に問う。

②リラックスした状態をつくる。自分の直感が下りてくるのを待つ。

③直感に従い、一旦「仮の選択」をする。

④信頼する人にその「仮の選択」について話す。

⑤本選択をする。

ポイントは

・頭で考えすぎないこと。

・一旦仮決めをすること。

です。

迷いの中で何かを選ぶ時、「頭」を使えば使うほど、かえって迷います。かえって選べませんし、「頭」でした選択は後悔が多かったです。

何を選択すれば良いかは、自分の本音が本当はわかってるんです。

自分の心とつながれば、おのずと答えは出ます。心が感じていることがわからないときは、リラックスして身体も心も緩んだ状態をつくると、自分の心の感覚が戻ってきます。

そして、そんな時は、ふと、直感が下りてくることもあります。

自分の心の声、または直感に従って、一旦「仮決め」をします。

この「仮決め」がとても大切。

「本決め」は怖いじゃないですか。

だから「仮決め」でヨシとしています。自分の心の中で一旦決めるだけでいいんです。

「仮決め」でも「決め」には変わらないので、決めることで、何かが動きます。

「仮決めしたけどやっぱり違う!」と感じるかもしれない。

そうしたら、取りやめてもいいんです。

そして、信頼する人にその「仮決め」について話してみる。そうすると、自分が本当にそれをやりたいのか、そうじゃないのか、自分でもわかります。

「なんか説得しようとして頑張って話しているけど、実はそこまでやりたいと思っていないな」

とか

信頼する人から「いや、それ違うんじゃない?やめたほうが良いと思うよ」と反対されても、

「それでもやりたいんだーーー!!!!」って自分の心が叫ぶようなら、それは本当にやりたいことなんです。

信頼する人から賛同を得るために話をするのではなく、自分がどういう気持ちで話をしているのか、そして仮に反対されたらどう感じるのか。それを確認するために話す、という感じです。

ここまでくると、かなり自分の迷いも減ってきます。

接続するwifiを選べている状態。

そして、「本決定」をする。

私はこのような形で、影響されやすい自分、迷いやすい自分に対して対策をしています。

そして、「迷った時にこうしよう」というプロセスを決めたことも、迷いを減らすことにもかなり役に立っています。

迷いの森を抜けて、自分で接続するwifiを自分で選べる人生へ

これはあくまでも私の場合なので、これを読んでくださっているあなたにはあなたに合った選択の方法がきっとあると思います。

たくさんの選択肢が溢れるこの現代で、「どの道を選ぶか」を選択できるのは自分しかいません。

接続するwifiを選び、接続のためのパスワードを入力するのはあなたです。

スマホは、接続するwifiを決めたら、そこに電波がチューニングし、必要な情報にアクセスすることができます。

私達も、行く道を自分で選択したら、そこに自分のバイブレーション(波動)がチューニングし、必要な情報にアクセスできるようになるんです(これは脳科学・量子力学的にも証明されていることです)。

私はこれができるようになっていったことで、エネルギーの消耗は少なくなり、むしろエネルギーが湧いてくるのを感じられるようになりました。

これからも、「迷い」による脳疲労を少しでも減らし、自分で自分の道を選択・決断していける人生を歩んでいきたいです。


さぁ、次回は

③「不安」による疲労

について書いてきますね。

思いがあふれて今回も長文になりました。ここまで読んでくださって本当にありがとうございますm(__)m

それではまた!

~続きはこちら~
【③「不安」の疲労について】

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