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高速戦隊ターボレンジャー、第17話「子供になった先生👧✏️」

人の歳を食べて、その人を若返らせる暴魔獣ドロロボーマ。
一見するとアンチエイジングをしてくれる優しい敵かと思うが、ドロロボーマに歳を食べられた者はいずれは赤ん坊になって消えてしまう…。

テーマは初恋

皆様の初恋はいつ、ちなみに相手は誰だったでしょうか。

私の初恋の人は幼稚園の隣のクラスの先生だった。
先生の名前も呼べない位シャイだった僕は先生に頭を撫でられるのが好きで、わざと先生の前で構ってオーラを出しまくり、一年で数回だけナデナデをしてもらった。
先生に抱きついている園児が羨ましく、そしてそんな目ざとさが欲しいと、その時は強く思っていた。

初恋は憧れから始まるケースが多いと私自身は思っている。

今話は、浜洋平(ターボブルー)がドロロボーマの光線を受けて少女になった山口美佐(山口先生)をズルテンを筆頭とした暴魔獣から全力で守る場面が多く描写されており、そんな守られる対象の美佐にとっては命をかけて自分を守ってくれてる洋平は王子様に見えた事だろう。

そして、今話の神セリフはそんな小さくなった山口先生から生まれる。

神セリフ
「美佐、お兄ちゃんのお嫁さんになってあげる。」by.山口美佐(山口先生※幼少)

小さなお姫様の全力の背伸び。
憧れは自分より優れている事が多い人に抱きやすい。
洋平は自分より遥かに出来る事が多く、そして何より安心できる包容感がある。

未来に出てくるどの男性でも太刀打ちできない位、美佐少女の中で洋平は大きく映ったに違いない。
そして、知ってる精一杯の単語を繋げた言葉で、全てに勝てている感じがしないから、せめて告白だけは上から彼を見たい一心で「〜あげる」という言葉を使う。

全力で守ってくれた洋平に対し、美佐が頬にしたファーストキス。

きっと美佐は分かっている。自分は洋平の恋人にはなれない事を。

だからこそ、洋平が美佐少女に買ってあげたパンダのぬいぐるみを背負って闘っていた姿には、そんな自分の気持ちを全力で伝えてくれた美佐に対する洋平の想いが乗っかっていた気がした。

初恋は手に届かなかったから想いに残る。

私達の胸の中には実った恋より圧倒的に恋破れた記憶の方が残っていると思う。

それはその人に対しての憧れが大きいから。

山口先生に初恋の話を洋平が振った時、「小学一年生の時…」と言いかけていた場面があった。
美佐少女も恐らくそれくらいの年齢設定。山口先生の潜在意識の中でも、洋平はきっと少なからず見えていたのかもしれない。

「明朗活発」
→明るくほがらかで、小さな事にこだわらないさま

全力の優しさで真っ直ぐに自分に向かってきてくれる人は、きっと輝いている。
そして、輝きは見えた人の憧れに変わり、目標になる。

誰かの目標になれる人が増えれば、社会はきっともっと明るくなれる。
是非とも、今話を見て頂き、全力で物事に向かう事の素晴らしさを考えてみて頂ければと思う。

幼少期の真っ直ぐな自分を思い浮かべて。

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