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刑法

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2024年5月の記事一覧

刑法#35 恐喝罪・脅迫罪・親族相盗例

刑法#35 恐喝罪・脅迫罪・親族相盗例

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恐喝罪と強盗罪

→前者は暴行や脅迫をもって、財産を交付させたり、利得を得させたりする。そのような処分行為を原則要する。しかし、畏怖による黙認も恐喝とみなされうる。
 一切の処分行為がない場合は成立しない。
→後者は被害者の処分行為は必ずしも必要としない。
→暴行や脅迫の程度は前者が相手の反抗を抑圧しない程度、後者はする程度

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刑法#34 背任罪

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背任罪の要件

①身分
→他人のために事務をする者
例えば代表取締役や組合の長など
→身分犯とはその犯罪の成立に特定の前提身分を必要とする。例えば事後強盗罪などがある。
②目的
→自己もしくは第三者の利益を図る
→本人に損害を加える
上記の目的を要する目的犯である。
→なお、本人の利益を図る目的があっても自己または第三者の利

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刑法#33 横領罪②

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横領罪の成立

→預かっていた物品を質入しようとしたが、質屋はこれを断った。
 質入申し入れの時点で不法領得の意思があり、既遂。したがって、結果的に質屋が受けいれなくても既遂とみなされる。未遂という事態はない。
→不動産を買い、所有権移転登記もした

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刑法#32 横領罪①

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横領罪

自己の占有する他人のものをとってしまうこと※委託物横領
→窃盗は単に他人が占有するものを奪う

横領の要件
①他人の委託を受けてあるものを占有している※客体は物に限り、権利は含まない。
②その信任関係を破る
③財物を得る

①占有は登記な

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