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御挨拶とお詫び、並びに御報告
はじめまして。
『くま機士』と申します。
この度、【note】様にて活動させていただいてから早六日。
未だに初心者らしく勝手もわからぬままに、自分の描く世界の一部を
如何にかこうにか小説として投稿させていただいておりますが、
このような駄文をお読みくださっている、もしくは目を止めてくださる
方々には本当に感謝の念しかありません。
改めてですが、この場をお借りして感謝申し上げます。私の作品
万華鏡 第一曲『常世の理想郷』6
如何して私の両親が殺められなければならなかったのか。
世が終戦を迎えた中、同じ疑問が浮かんでは消えていく。事実が合っても答えが有るのか無いのかは定かではなく、胸の内では誰にも聞こえない自問自答を繰り返す。
「争い合うのも生命だ。だからこそ……時にぶつかり合ってでも、過ちを正し、共に手を携え生きていける未来があると信じて、神様に仕え、願い祈るんだ」
昔から父は気恥ずかしそうにしながらも、自信を
万華鏡 第一曲『常世の理想郷』4
参道
―――夕焼けに蒼い月が顔を覗かせる頃。見上げる狭間の空は茜色へと落ち、うっすらと見える白い雲はその姿をより儚げに薄めている。
視線を落とせば周囲は黒々とした森に包まれ、鬱蒼とした木々の所為か普段から落ち着いているであろう空間は木漏れ日が差し込む深い陰に覆われ、神秘的な静寂の傍らに、不安を煽るような不穏さを俄(にわ)かに醸し出している。
聞こえる音とすれば自らが歩みを進める足音と、時より
万華鏡 第一曲『常世の理想郷』3
渦巻く情勢
【多発する失踪者】
昨日、雅楽国内において失踪者が相次いでいる事実が、雅楽警察庁より公式に発表された。
調べによると、初の失踪者が確認されたのは真紀2710年6月26日。『南西領:神楽』、『中央領:大和歌』からそれぞれ人間の女男四名、『東北領:平舞』から獣人族の男性一名、計五名が行方不明である事が、失踪者らの勤務先や家族からの連絡を受けて確認されたという。
失踪者は何れも自
万華鏡 第一曲『常世の理想郷』2
星に住まう生命