見出し画像

詩「悪夢からの知らせ」書きました。

悪夢からの知らせ


立っていられることが
これほど有り難く
安堵することだとは、
今まで思わずに生きてきたのだった

頭の中の僧侶が父に問いかける
私と母は断片ですら聞き取れず、
飛行機の音と上空のラピスラズリに
虚しくかき消されていった

思い出したくもない人たちが
ひとり、ふたりと
私の頭の中に散らばっていく

自然消滅を狙っても
あなた方は私の側から離れず、
口角を片方だけ歪ませて、
睨みつけているのだった

月並みな勇気を出した結果、
太陽たちに嫌悪されていくのを見て
吐き気がしていった
もうこんな生き方はしないと
固く誓った、ある日の遅めの朝

私は、予期せぬ第一報を聞いた

あの父に耳打ちした僧侶は
何を伝えにわざわざやってきたのか、
なんとなく
わかったような気になって
飛行機の音に少しばかり安堵した

これから
篩に掛けられて
そこに落ちていくかもしれない
ぬか喜びかもしれない
そんな中でも私は、
この月に立っていられることの有り難みを胸に
これからも眠りにつく

たとえ、
それが、

ぬか喜びだったとしても









2024.7.10 更新




あとがき

みゆと申します。
詩をご覧いただき、ありがとうございます。

この詩は、現在進行形で
考えている事象でもあります。
私自身、分岐点の揺らぎや
何かしらの決断を迫られることがあり、
そんな時に生まれた作品でした。



本来なら今日は、
フザけまくった内容のエッセイを

これでもかというほど

ブチ込む予定だったのですが、

先日から続いているセンチメンタルのため、
今日は真面目に書かせていただきました。


何かを訴えたいかのように
振り続ける雨音を聴いていたら、
アホ満開な花びらが散っていきました

(※↑いっそ毎日、おセンチでいてください。)



それでは、また書きます。
お付き合いいただき、
ありがとうございました。

本日は、これでもかというほど
(ピー)を振り続ける夜を
ブチ込みながら
どうぞお楽しみくださいませ。

(※↑おい、センチメンタル撤回してこいや)


みゆ




この記事が参加している募集

よろしければ、サポートお願いいたします。 いただいたサポートは、病気の家族の支援に 使わせていただきます😌🍀