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このGW、noteで異世界転生した話-「あなたのnote読みます」に参加して-

緊急事態宣言の最中にあった2020年のゴールデンウィーク。例年であれば、どこかに出かけるか、実家に帰るくらいはするのだけど、今回はさすがにどこへも行けず、ぽっかりと空いた時間を家で過ごすことになりました。

でも、物理的に移動することはなかったけれど、他のどんな年よりも、ずっとずっと、自分の奥にまで降りていったように思います。

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連休も終わりつつある5月5日、午後。note上で「あなたのnote読みます」という募集をされている仲さんにDMを送ってみました。

noteの投稿にはできるだけお題のハッシュタグをつけるようにはしていたけれど、自分の書いたものをDMで送るなんて初めての経験でした。緊張のあまり、1通目は途中で送信してしまったみたい。緊張のあまり、その記憶すら抜け落ちていたのですが、今TwitterのDMを見返すとそうらしい(笑)

そのとき欲張りにも3つも送らせていただいた記事はこちら。

オランダのレンタサイクル屋さんでシリア人の青年に会った

旅と写真と後悔と

エジプトのラマダンCMが素敵すぎる!!という話

すると、すぐに受領の返信と、緊張も解けぬほどの時間で読了の返信をいただきました!す、すごい!

いただいた返信を引用いたします。どうぞ、私の心の声と一緒にお読みください。心の声が非常にくだけた表現で申し訳ないのですが、そのときの興奮を伝えたく。

文章におきましては素晴らしいものを持っているのは間違いありません。
特にエジプトのラマダンCMの紹介文章は感動いたしました。それは文章の上手い下手だけではなく、『調べる』という工程をしっかりと踏んでいるからです。そしてご自身の肌で感じたことを素直に文字に乗せてらっしゃる。これはなかなかできることではありません。

心の声:マジか!!!嬉しすぎる!ラマダンのCM、そんなふうに言っていただけて嬉しいー!!!

ラマダンのCMの記事は、今、自分が書けるベストな記事だと思います。コンテンツ紹介系の記事は、写真の使用やネタバレなどの制約が多いと思っていたのですが、’89 牧瀬里穂のJR東海クリスマスエクスプレスのCMが良すぎて書き殴ってしまったがめちゃくちゃバズっていたことを思い出して、
「そっか!CMだったら、元々プロモーション目的で作られたものだから、画像使用してもいいかも!」って思ったんですね。

ラマダンは、そのとき季節コンテンツだったし、正直、これで「おすすめ」無理だったら、待ってるだけじゃなくて、自分から動いて読んでもらうようにしないと…ということで今回、応募にいたったのです。

『調べる』についてのお言葉も嬉しすぎます!実は、自分って中身のない人間だなって思ってて「調べて書いたことなんて、どうせ一次情報じゃないし、自分の経験でもないし、あんま価値ないよな…」って思ってる節があったんですよね。だから、それにも価値があるって言っていただけて、本当に救われた気持ち。

『調べる』系ってあんまり評価されないんじゃない?って気持ちがあったけど、好きか嫌いかって言ったら、自分は好きなので、これからもどんどん書いていきたいと思います。けっこう感情がこもった「まとめ記事」とか好きなんです。通常のまとめサイトで量産されている記事は商品への誘導を目的としたものが多いのでサラッと書かれているから、自分は気持ちが入ったものを書きたいなぁ(時間がかかるけど)

『調べる』系にコンプレックスがあったから、あんまり見えてなかったけど、実は有名になった記事にもけっこう『調べる』系あるんですよね。もちろん、自分でやってみてたり、軸が面白かったりと、ただの情報の羅列ではないのですが。

おそらく今のままでも文章力としては相当高いところにいらっしゃるでしょう。
上位5%の中には入るでしょう。

心の声:マジか!!??上位5%!!嬉しすぎる!!全然、そんな実感はないけど、文章書くのは、自分の中では、本当に唯一くらい、苦がなく続けられることなので、めちゃくちゃ嬉しいです。頑張ろう!!

でも、多くの人に読んでもらいたいなら、少し自己プロデュースが必要だと思います。
現時点で、はぴびさんに必要なのは文章力ではなくプロデュース能力です。

心の声:ですよねー!上位5%って、自分めっちゃすごいやん!って思ったけど、noteのMAU(月間アクティブユーザー)が4400万人だから、計算してみたら5%って220万人だった!!noteすごいな!(MAU全員が投稿してるわけじゃないにしても。そして今はその頃よりもっと増えてる!)
やっぱり、その中で見つけてもらうには、プロデュース能力!そんな視点でも見ていただけるなんて、ありがたすぎる!!

今、依頼がありましたからこうして文章を読みましたが、現状のままでは何万という文章の中ではどうしても埋もれてしまうでしょう。これは奇行で人目を惹けと言っているわけではありません。基本を押さえることの重要性を言及しています。

まず、アイコン。
『人影(シルエット)、草木、花、風景』
これらは選んではいけないアイコンとして代表的なものです。
人目を惹くための原則は、そのアイコンに目があることです。ご自身の顔を晒さなくてもいいので、アイコンに目が付いたものを使用すること。
これだけで読者の反応は大きく変わってきます。

心の声:あー!!!!やっぱりお花系ダメだったのかぁ!!!思いっきり選んでました!!!

前使っていたのがこちらですね、愛着があるので実はいまだに『はぴびの由来』のマガジンヘッダで使っています。

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ということで、変更いたしました。準備するのに3週間くらいかかってしまいました(笑)
読んでくださる方の日常にさりげなーくエジプト情報が馴染んでいったらいいな…と思いを込めて、よく見るとピアスがピラミッドの形になっています。あとは、エジプトと言えば!な壁画っぽい横顔とボブっぽい髪型ですかね。

首が長すぎるかな?とか思って最近、少しイジりました。

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続いて、アカウント表示名。今お使いの『はぴび』は愛称として使用するに留めておいた方がこれからは圧倒的に伸びるでしょう。
例えば私のアカウント表示名が『仲高宏』ではなく『うぽぼ』だったとしたら、はぴびさんはこの『あなたのnote読みます』企画に応募しようと思ったでしょうか?そういうことです。
もし「はぴび」という名に途轍もない意味が込められていたとしてご使用されていたとしたら、このアドバイス自体が失礼な話になってしまい申し訳ないのですが、世間一般の人が『はぴび』を人名と認識しない可能性は限りなく高いかと思います。ペンネーム・源氏名で構いませんので人名として認識されやすいものをご使用ください。

心の声:アカウント名については、確かに意味不明ですね!
『うぽぼ』の例えが、面白くて笑ってしまいました。
あ、でも、仲さんのお名前が『うぽぼ』だったとしても、きっと応募したと思います!書かれるものも、応募者の方とのやり取りも本当に素敵なので。でも、確かに、最初から『うぽぼ』さんであれば、今の雰囲気でないかもしれませんもんね!納得です。

結局『はぴび』という名前は変更しなかったのですが。なんのことやらわからないので、記事にまとめました!こちらの記事からコメントなどの交流があったりして、書いてよかったです。

そして、仲さんの最後の一文がめちゃくちゃ、素敵だったんです!

とり急ぎ上記の2か所、この二つを変えてから、もう一度ここへ来てください。

その時に私が窓をあけます。
埋もれさせておくには惜しい才能だと思います。

「その時に私が窓をあけます。」っって!!!
めちゃくちゃカッコよくないですか!!!!!?????
ファンタジーに登場する魔導師か!!!!!
え?自分、知らんうちに異世界に転生した???って思いました!!!

「埋もれさせておくには惜しい才能」というお言葉は勿体無すぎますが、本当に嬉しくて、何度も何度も読み返しました。

多分、これからも自分「書く才能」ないなぁ…と思うこと、いっぱいあると思うんですけど、そうなったら絶対この言葉を読みに来ると思います。ペース的には、ちょっと落とすことも、あるとは思うのですが、これからも書いていこう、と改めて思いました。

読んでいただくことの価値

これは、仲さんだったから、というのが最も大きいのですが、読んでいただいて、感想をもらうことの価値は自分が思っていたより、ずっと大きいと思いました。

私は、話し言葉でしか文章を書けないタイプで、そのあたりについて指摘が入るかな…と思っていたのですが、仲さんからは、そういった指摘は全然なくて、すごく、良い部分を見てくださる感じでした。

アカウント名については、いただいたDMの後もやり取りがあり、背景的な部分も理解していただいて、書き手が大事にしてる部分を、尊重してくださいました。だから、仲さんの「あなたのnote読みます」から、たくさんの書き手が見出されていくのですね!

ちなみに今回、読んでいただくご依頼をする前に、拝読したのがこちらのnoteで、

こちらを読んで、文章の形だけでなく、中身を読んでくださる方なのだなぁ、と感じていたんですね。「あなたの書きたいことはコレですね」と言い当てられる経験って、全ての書き手が本質的に望んでいることだと思います。

『あなたのnote読みます』企画は、書き手すら意識していない、潜在的な意図を汲んでくださる場だと感じました。他では得難い機会だと思いますので、ぜひ気になる方はご参加を!(文中、すぐに返事が返って来たと書いてしまいましたが、それは仲さんのご都合によると思いますので、お含みおきくださいませ!)

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自分の奥に深く潜って書いた記事

仲さんから、ありがたすぎるお言葉をいただいたことで、書けた記事があります。

「悔しさ」などのネガティブな感情って文章の題材としては、とても素敵な感情だと思いつつも、自分が書くと嫌われてしまうかも、という気持ちがあったのですが、「文章力としては高いところにいる」というお言葉が励ましとなり、書き上げることができました。

読み返すと、自分で書いた「あとがき」は蛇足感満載で、余韻が全然ねぇな!と思うのですが、そのときは当時の記憶の深いところまで潜っていたので、なにか書かないと戻ってこれないような気がしたんですよね。(なので「あとがき」は、そのうち有料にするかも…)客観的に見ると、そんなに大した経験でもないのですがね…。

はい!そのような形で、noteでの交流のおかげで、自分ひとりでは考えつかなかったこと、届かなかったことが、たくさんできた!というお話でした。

ご興味ある方はぜひ、仲さんの企画にご参加してみてください!

仲さん、この度はお読みいただき本当にありがとうございました!その後、窓をあけていただいたおかげで、noteでの交流が広がってきています。感謝の気持ちでいっぱいです!




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