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読書

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一般的に、人から「本を読みなさい」と言われるけど、どうしてそのように言われるのでしょう。個人的に、読書は好きです。
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2022年6月の記事一覧

2022/06 読書感想文

2022/06 読書感想文

今月は2冊の本についての記事を書いた。

1冊目はローランドさんの著書。実は、この本を読んだのは5月だったのだが、こうして感想文にしたのが遅れてしまって6月になった。読んだ時点で、「これはすぐに書ける」と思うほど気になった文言が多く、逆にいつでも書けると思ったからゆえ後回しになったというのが実際のところ。読んだタイミングとまとめるタイミングの時間差は出来るだけ少ないほうがいい。良いと思ったものは、

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羊と鋼の森

羊と鋼の森

2016年に本屋大賞を獲得した宮下奈都さんの小説、羊と鋼の森。主人公は高校時代に、とあるピアノ調律師と衝撃的な出会いし、その縁で調律師としての道を歩む作品だ。

どうして"羊と鋼"なのかというと、羊の毛で作られたハンマーが鋼の弦を叩く。それがピアノを示しているということだ。"森"については、ここで稚拙に語るよりも本を読んで感じて頂いたほうがいいと思うので割愛する。

ミステリーやサスペンス系ではな

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俺か、俺以外か。ローランドという生き方

俺か、俺以外か。ローランドという生き方

きっかけはkindle unlimitedであったから、という以外にない。そもそもRolandという存在は知っていたけれども、それ以上でもそれ以下でもなかった。でも、自分とは違うであろう異質の存在だから、手に取ってみようと思った。

ところが読んでみると随分印象が変わる。何よりこの人は真面目に生きてきた、という印象である。もちろん、それでも異質なことには変わりないのだが、相当な努力や考えがあって、

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読書感想文 2022/05

読書感想文 2022/05

6月になっていた。5月に読んだ本をまとめていなかったので、ここでおさらいしてみることにする。

いわゆる"プロ経営者"という人が書いた本である。数社を渡り歩いただけあり、各社での話が書いてあるし、従業員への心構えなど、組織を預かる者として大事なことが凝縮されている。今の自分は人の上に立つような立場ではないが、人と人とが接することへの普遍性はあると思う。どんな立場になったとしても、そうした姿勢を忘れ

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