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IT営業フリーランス、農業はじめます。

こんにちは。高野です。

前職を退職後、IT営業フリーランスとして好き勝手やっておりましたが、
3月よりREPOCにCOOとして携わることになりました。
今後は、COO、また農業事業やアウトドア事業の責任者としてどんどん発信していこうと思っております。

今回は自己紹介も兼ねて、なぜIT戦士が農業をやることになったのかについて、お話していきます。

自己紹介

前職はITの会社で営業部長をやっておりました。
初めは派遣営業・SES営業等から始まり、受託事業部の立ち上げを行い、受託事業部が安定してから営業部長として部下の管理業務や新人研修、営業部の面接等いろいろなことをやっておりました。

そもそも新卒では、ITとは無関係の中古車販売・買取の営業を2年間して、退職。
次の就職先が決まっていたから退職したわけではなく、退職後は一年ほど働かずに、語学留学という名目で海外で遊び倒してました。大卒で就職したものの、ゆっくりと将来のことを考える時間を作っていたわけではなかったので、モラトリアムをもう一度求めたということです。

留学先は南の島だったので、朝起きたら海に行って、シュノーケリングをしたり、お酒を飲んだりという素晴らしい生活をしてました。
自由な生活を送っているなかで、次第に働いていない自分に嫌気が差してきて、日本に帰国後すぐに転職活動をはじめました。自由を手にしたことではじめて働くことで得られる楽しさに気づかされた恰好でした。

のちにIT会社で営業部長を務めていたものの、正直始めは、ITをやりたいという強い気持ちがあったわけではなく、商材に拘らずに何でも売るつもりだったので、かなりの数の企業の面接に行ったのを覚えています。
たくさん内定を頂いて、そこから選んでいこうと言うわけではなく、単純に選考にたくさん落ちたので、たくさん受けました。どうやら一年遊んだのが良くなかったみたいです。
そんな中、内定をいただいたことをきっかけにIT業界で働きはじめました。

就職活動でたくさん落ちたこともすっかり忘れ、3年半IT企業で働き退職したのですが、このまま転職をしたらまた同じ業務の繰り返しになってしまうのではないのかという不安がありました。
また、一度留学した反動で猛烈に働いていたため、ほとんど余暇の時間がなく、今の自分の世界が狭くなっていることに対する危機感も募っていました。

今、自分が出来ることを更にレベルアップをさせながら、外の世界を見る時間を作ることで、また新しい世界が見れるのではないかと考え、フリーランスへと転身しました。

IT営業のフリーランス、営業コンサルタントと聞くとなんかキラキラしてそうですが、そんなことはなく、単純に”今の自分が出来ること”を仕事としてやっていたという表現の方が近いと思います。

ただ、やはり営業として携わったクライアントが喜ぶというのはいつになっても気持ちがいいもので、この生活や業務内容に特に不満があるわけではありませんでした。
営業コンサルタントも、その会社さんの数字が上がったら嬉しいですし、IT営業もクライアントやエンジニアが喜んでくれたらやっぱり嬉しかったので、今の業務内容はどちらかというと好きな仕事なんだと思います。


農業という選択肢

そんな自分が何で農業を始めるのかという話なのですが、自分は釣り・ゴルフ・キャンプ・アロハシャツ・バイク・DIYが趣味で、アクアリウムや観葉植物も好きです。
基本的に休日は外で遊ぶのが好きで、海、川、山のどこでも楽しむことが出来ます。

それなら、「これを仕事に出来たら最高ではないか」と考え調べていくうちに、ふと農業はどうだろうかと思い至りました。

調べているうちに、自分の経験を生かせるITと興味のある農業の組み合わせでたくさんやれることがあるのではないかと考え、農業×ITという軸で会社を調べていくことにしました。

不思議なことに、調べれば調べるほど分からないことが増え、少しだけ白髪が増えました。
内容がどんどん分岐していくんですよね。調べるのも大切だけど、自分でやってみないと分からないことが多すぎると感じたんです。
そんなこともあり、真剣に農業をやってみないと見えないことがたくさんあるんじゃないのかってなんとなくわかってはいたものの、なかなか踏ん切りがつかずにいました。

REPOCという場所で

頭の片隅に”農業”が常にある状態でフリーランスとして業務をしていたのですが、前職で管理部門を担っていた鍵山が農業に関連する事業を始めようとしていると耳に入ってきました。

最初はフリーランスを続ける気でいたので、「出来ることがあれば」程度にお手伝いをしていたのですが、やればやるほど農業の領域の難しさそして奥深さに直面しました。

やりたいことが合致しているのであれば一人でやるよりも複数人でやった方がいいですし、今までの自分の経験を活かせて、さらに農業に本気で時間使っていいということであれば、と一緒に歩いていくことを決めました。

なんとなく、手伝い始めた時からそんな気はしていたんですけどね。

REPOCで農業を通じて挑戦することとは

結論からお伝えすると、REPOCではREPOCFARMとしてほうれん草と春菊の栽培・販売をすることに決めました。
ただ、最初からそう決めた訳ではなく、決めるまでにかなりの時間を使ってしまいました。

一番最初は自分の好きなピーマンやゴーヤやセロリなど、たくさんの種類を少しずつ作る、いわゆる多目品種の少数栽培とか、イチゴ狩りを見据えたイチゴとか色々考えたのですが、結果、ほうれん草と春菊になりました。

計画を立てる段階で農業経験のある方に色々質問しながら進めていたのですが、”家庭菜園と農業は違う”って言って頂いたのがガッツリ響き、この言葉があったから今も日々農業に向き合うことが出来ています。
また、多目品種にそれぞれ違う資材がかかり、結果経費がかかることや、ハウスは初期投資がかかることがネックとなり、違った目線で作目を定め始めました。

頭を切り替えた後は、作目を決めるまではそんなに時間はかからず、
農地をお借りする予定の場所での反収(一反あたりの収穫高)と初期費用等を考えた結果、ほうれん草と春菊を栽培することを決めました。

また、REPOCの本来の強みは「開発に超強いこと」であり、だからこその農業×ITです。
ただ正直、実際に農業をやってないと見えない部分が多くあり、全てにおいてまだ構想段階です。
考え方の軸としては同じ労働時間で売り上げを上げることを目標とするのではなく、同じ売り上げで労働時間を減らすという目線でも貢献できるのではないのかと思っております。

“同じ売り上げで労働時間を減らす”という考え方は自分で考えたわけではなく、ある方とお話しした時にその方がおっしゃってたんですよね。

“業務効率化”こそ、ITの得意分野の一つだと思っており、自分で農業をやってみて”ここってもっと簡単にできるよね”って部分はいろいろ試したいとも思っております。
すぐに試せるのもITの強みだと思うんですよね。

また、上記は”業務”に絞ったアプローチでしたが、個人的には農業を通じて、農業従事者だけではなく様々の方の業務以外の時間に対してもアプローチ出来たらいいなと思っております。

もちろん直近ではなく、次のフェーズではありますが、もっと大きな粒度で”農業”に携わっていけるような事業を展開したいと思っております。

自分の趣味もあって、アウトドアの目線からも農業にアプローチしたいと考えており、農業を趣味領域からもアップデート出来ないかと画策しているところです。

改めて、IT営業フリーランス、農業を担う

一旦直近に話を戻しますと、REPOCではREPOCFARMとして春菊とほうれん草を春と秋に二回ずつ栽培します。
農作業が中心の生活になるとは思いますが、生活を変えるくらいではないと意味がないと思っております。

初めは耕作放棄地の再生からになり、時間はかかるかとは思いますが、草刈りからしっかりと少しずつ形にしていけたらなと思っております。
そんなのも含めてこんな感じだよというのをしっかりこちらで発信していきます。

そんな記事をみた上で、春菊やほうれん草を食べたら少し美味しく感じるんですかね。気が向いたら是非試してみてください。

そして、販売方法ですが、弊社で簡易的なECサイトを作成し、ECサイトと直売所の販売を中心に飲食店等の販路を開拓します。

また、REPOCとしてREPOCFARMをする事自体が新しい取組みですので、もし春菊やほうれん草を使った新しいレシピや商品を新しく作りたい・研究したいという会社様がいらっしゃったら積極的に提供していけたらと思っております。
何かに挑戦したい人がREPOCを通じて挑戦しやすくなったら嬉しいですね。

農業のお話を中心に書きましたが、REPOCでは農業という新しい領域に携わる責任者として、やはりREPOCの軸になる事業に育てることを前提に取り組んでいきます。

農業をはじめとしたアウトドア事業含めた新たな領域にもどんどん踏み込めたらなと思っており、それが自分でREPOCでやるべきことだと思っております。

とはいえ、しばらくはITの営業も並行して進めていきますので今後とも、何卒よろしくお願いいたします。


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